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第29話
「……ほかの連中が近くにいるか?」
「いや、いないな」
明日来るのか、それとも俺らに見えないところでスタンバイしているのか。
全くわからないが、他チームと連携をとることはどうやら無理のようだ。
「ともかく狙ってみるか。いつものフォーメーションでいくぞ」
全員に伝えると、まっさきにイシーラが近くの木を登りだす。
さらにグリーモルは装備しているグローブをしっかりと付けなおす。
トールムは俺の後ろへと下がる。
「準備できたか」
「おう」
「ええ」
「いつでも」
俺の言葉にそれぞれが答えた。




