23/75
第23話
「話によれば、この向こうらしい……」
俺は、聞いた情報と現場を照らし合わせつつ、場所を確認する。
「こっちだね。瘴気が出てる」
トールムが魔法を展開して魔物たちの方向を確認する。
関所からは何十メートルと歩いて角を曲がるように道が続いていた。
本当であればこの向こう側に数軒の家がある集落があったらしいが、そこはすでに襲撃を受けて廃墟と黒焦げになった残骸しか残っていない。
「このあたりが拠点になるか」
同じことを考えていたチームもいるようで、まだ屋根が残っていてどうにか住めそうなところにテントを張っているのが見えた。
俺らは彼らとは違うところへと野宿するための準備をすることに決めた。




