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第21話
結局グリーモルがトールムへと連絡を取ってくれたおかげで、関所の前で落ち合うことができた。
「やあ、お待たせ」
エピーブルと一緒にトールムが関所までやってきている。
すでにしばらく待っていたと思えるが、ひらひらと手を振るトールムは少なくともこれから戦闘に行くには軽い服装をしているように見えた。
「エピーブルは今日はここでお別れするって。で、私は一緒に行くよ」
トールムが俺へと伝えるが、確かにトールムよりもさらにラフな格好をエピーブルはしていた。
「それはわかったんだが、ここを超えるといつ戦闘に突入するかわからんぞ。そんな恰好で大丈夫なのか」
「ああ、それは大丈夫。入った時にわかるよ」
軽く笑っているが、トールムがそういうのであれば、きっと大丈夫なのだろう。




