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一話完結小説

兄「時間が止められるようになりたい」

作者: ケイ

31作目です

兄「時間が止められるようになりたい」


妹「いきなりどおした」


兄「もうすぐ期末試験じゃん、だから時間が止められるようになれば、カンニングし放題だ。全教科満点で学年1位なんて楽勝で取れるじゃん」


妹「なるほど100%自分のためか、最低の人間だな」


兄「うるせー、それは言うな」


妹「でも、時間を止めると大変なことになるよ」


兄「え、そうなの」


妹「世界の光や音もすべて粒子が動いてできているんだよ。つまり時間を止めるということはこの粒子の動きを止めることになるんだ」


兄「つまりどうなるんだ」


妹「世界は真っ暗、音も聞こえないどころか呼吸ができないんだよ。それどころか粒子が動かないから気温は絶対零度の-273℃。一瞬で凍死するよ」


兄「そんな危険な世界になるのか」


妹「少なくとも人間が住める世界じゃないね」


兄「漫画みたいに女の子に〇〇したりできないのか」


妹「今すぐ警察に突き出したいよ。でも、漫画はしょせん漫画ってこと」


兄「やっぱり漫画のようにはならないのか、勉強は真面目にやらなければいけないのか」


妹「そうそうテストは実力で挑まないと時間がどうこう言っているよりどうしたら1点でも取れるか考えた方がいいよ」


兄「とりあえずカンニングペーパーでも作るか」


妹「勉強しろ」



(終わり)

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― 新着の感想 ―
[良い点] 時間を止める場合のSF豆知識が目を引きます。
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