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~プロローグ~異世界に着きました。
俺、霧村響はいわゆるオタクというものに分類されるだろう。
夜は日付が変わってもアニメをみながらゲームをし、その分の睡眠を基本授業中に消費している。
スマホも、ソシャゲなんかをするために持っているようなものだ。
日曜は特撮ヒーローをみてから一日が始まるし、勿論グッズだってある。
そんな俺が一番好きなものはラノベーーーー特にネット小説だ。
中でも異世界転移ものには目がなく、日がな1日中読んでいることさえざらにある。
読みすぎて何度同じものを読み直しことか。中には冒頭の三節全部丸暗記しているものまである始末だ。
もはや異世界転移を熟知したといっても過言ではないだろう。
だから。
そんな俺が、クラス転移に会ってこう思うのだ。
「ウソダドンドコドン……。」