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SNSでOLと出逢う

作者: 恵比寿 鯨太

家入レオのスペシャルシークレットライブが、29.2.15に開催されることを私が知ったのは、そのライブチケット抽選応募が終わった後だった。


「ああー!この日は東京にいるのに、何故俺は抽選に申し込まなかったんだー!」後悔の念に苛まれた。


「どうしてもチケット(非売品)を手に入れたい!」欲望にかられた私はインターネットを通じてあらゆる手段を使った。


非売品だけあって、ヤフオク等には出品されていない。ならば、SNSだ!

Twitterで当選した人を検索し、同伴させてくれるよう頼んだ。

※当該チケット1枚あれば、本人とその同伴者の合計2名が入場できるのだ。


しかし、努力の甲斐むなしくみんな同伴者はすでに決まっているので、無理とのこと...


最終手段はTwitterで「どうか同伴させてください。相当のお礼はしますので!」という懇願ツイートを繰り返すのみであった。


一週間ツイートし続けるも、待てど暮らせど、同伴してもいいよと言ってくれる人は現れなかった。


だが、諦めかけた頃、レスが一件来た!

『同伴者探してるので、一緒にどうですか?』とのこと。


やったーーーー!!

これでライブに行ける!


トントン拍子に話は進み、当日会場で待ち合わせることに。


だが、問題が数点。

①誘ってくれた相手は、26歳読書好きという情報しかTwitterの自己紹介に書いておらず、性別がわからない。女子だったらどうしよう?対応に困る。

②「当方、おっさんですがいいですか?」と問うたところ『全然オッケーっすよー』と軽いノリ。26歳と45歳、話が合うのか?

③お礼をどうしたらいいのか?お金で払えばいいのか。それとも晩御飯に誘うべきなのか?


そして当日(本日)、現れたのは、

茶色の髪の長い26歳OL女子!!!


恐れていたことが起こってしまった。


必死に自己紹介と謝意を示し、頑張って家入レオの今までのライブの話や好きな本の話などをした。


ライブが始まるまで1時間以上あったので、結構話して盛り上がった。


結構頑張ってるやん。俺!


調子に乗って、「誘っていただいたお礼に、謝礼をいくらかしたい...いや、現金はアレなんで、もしくはライブ後にご飯でもどうですか?」と誘ってみた。


『私、神奈川の端くれの湘南まで帰らないといけないので...ごめんなさい、無理です。それと、謝礼なんて、そんなつもりでさそったわけじゃないので...』


あ、そこは断るんやね...


ライブは、スペシャルライブだけあって、珠玉のシングルばかりを連続して演ってくれて、なおかつ小さなライブハウスで間近で家入レオを堪能できて大満足。聞けば、このチケットは全国で250人しか当選してないそう。


その後、そのOLさんとは渋谷駅まで歩いて帰り、改めて謝意を示し、別れた。


その後、TwitterでOLさんからDMが来た。

『今日はこんなコミュ障な私と一緒にライブ行っていただきありがとうございました。私、人見知りなんで、お会いするまでドキドキしてましたが、良い方と一緒にライブ楽しめて良かったです。』

とのこと。

あー、この娘はしゃべりはちょっと苦手やけど、文章で表すタイプらしい。


向こうもむちゃくちゃ気を遣ってくれてたんやなあ。と思い、それでもファン同士で交流できたことに、ちょっと感動。


以上

「家入レオデビュー5周年スペシャルライブin渋谷」での小さなエピソードでした。

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