登場人物と世界観について
▼登場人物
・若林日和(15歳)
本作の主人公。二つ結びのおさげ髪にしており、凛とした瞳は先祖が海賊だった名残を漂わせる。特技は料理・水泳。実家は民宿を営んでいる。
・立花茂（29歳）
・立花千代子（33歳）
本土から島に移住してきた若夫婦。茂は新米漁師。千代子は料理上手で、ヒヨリの料理の師匠でもある。
==================
・ヴァイル（21歳）
少数精鋭のヨルムンガルド海賊の若き頭目。凄然たる性格でありつつも、根は摯実。武器は手斧。食べられないことはないが、野菜が嫌い。
ヒヨリが危機のところを助けて……。
・ラトフ（22歳）
ヨルムンガルド海賊団員。陽気な性格。額にバンダナ、両腕に鎖を巻いている。
・ロア（19歳）
ヨルムンガルド海賊団員。弓使い。幼い頃からのヴァイルの側近かつ護衛、近侍。信頼を置ける部下でもあり親友。寡黙。
・トーマ(11歳)
ヨルムンガルド海賊団員。短剣使い。小柄だからこその俊敏な身体能力を持ち、子供ながら一員に選ばれている。
・ガウディ（27歳）
ヨルムンガルド海賊団員。しっかり者。知能派ではあるが、肉体言語で語り合える武闘派。操舵主を務め、ヴァイルの代わりに海賊団をとりまとめたりする、副船長ポジション。
==================
・シュイット（16歳）
神聖アーステイム王国の第二王子。キラキラと煌めく銀髪に、愛らしい顔つきをしている好少年。宝剣である小剣…カールスナウトを携えている。
無法海賊討伐の任で出撃したが……。
・セシル（22歳）
神聖アーステイム王国の第一王子。シュイットの実兄。気品に溢れ端正な顔立ちで、国中のみならず諸国の女性からも好意を寄せられているが、当の本人に関心は無い。
病で伏している父・アーステイオー四世に代わり国政を執り成している。
==================
・ダーグバッド（37歳）
悪名高き無法海賊…ダーグバッド海賊の頭目。配下数５０人。
船の名はシーサーペント号。ヴァーン国の中型船を窃取したもの。
（普通は船の名前を海賊団の名称にするのが慣例だが、自尊心が高いダーグバッドは自分の名前を付けた。それでは船の名前を自分の名にすれば良いのだが、いつかもっと大きい船を手に入れた時に自分の名前を付けたいので、まだ取っておいている）
==================
・？？？
==================
▼世界観
・異世界ミッドガルニア
ヒヨリが深い海の彼方へと引き込まれて、知らぬ間に辿り着いていた異世界。
異世界ミッドガルニアには、アトラ大陸、ミュー大陸、レリア大陸の三つの大陸があり、広大な海が広がっている。
基本的に地球と同じような気候。中世時代の文明レベルであり、生物や植物は地球産と似てはいるが、どこかが違っていたりする。
そして、この世界には人間の他に獣人などの亜人や妖精といった種族が存在している。
・神聖アーステイム王国
アトラ大陸にあるアーステイオー四世が治めている君主制国家。
アトラ大陸、レリア大陸、ミュー大陸から人や物が行き交い、繁栄を誇っている。
