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第七十話 強いのとは別です

2016/02/06 誤字修正を行いました

2016/02/04 誤字等の修正を行いました

2016/01/26 話数番号を変更しました

 冒険者登録を終えて、僕らはとりあえずどんな依頼があるのか見る事にした。


 何よりここは初めて来る町だ。すぐに手持ちのお金がなくなる事はなくても、ある程度の収入はちゃんと目処を付けておいた方が良い。


 それに兵員宿舎は騎士団の方からあと数日は宿泊していいと言われているので、今の僕らでどの程度日銭を稼げるかも見極めないと。


 お金を稼げないのに贅沢な家を借りたら、それこそ無駄遣いでしか無いから、これにはエリーもすぐ同意してくれた。


 掲示板はいくつか種類があって、その人個人やグループでのランクを目安にした物になっている。


 当然一番低い十級なんかだと、町の中で溝掃除なんて物があったりして、一時間に銅貨一枚。どう考えても生活出来ないような額だけど、自宅から冒険者見習いで出てきたばかりのような子供などが行うらしい。


 大まかに二つの級ごとに分かれているみたいで、十級と九級の内容が同じ所に張り出されている。もちろん張り紙には目安のランクが記載されているけど。


 それを確認しながら僕らは三級と四級の張り紙がある所に移動する。途中の張り紙を見てて気がついたけど、ランクが上がるごとに一人での狩りは推奨されていない。相手の魔物が強くなったり、群れでいる事が多いせいらしい。


 そんな張り紙を見ながらやっと目的の掲示板に来た。


「何これ……」


 エリーが隣で絶句している。僕は声すら出せない。


『応募資格・三級もしくは四級のパーティ

 至急討伐依頼

 対象・陸型大型ドラゴン 推測体長十五M

 場所・ボフスラフの町南門より約三十K

 注意事項・最低十名程度で、強力な魔法を保持している者がいる事

 ※詳細はこれを持参して受付まで』


 なんか最初から地雷臭がして仕方ないんだけど……。


「さすがにこれはね。クラディ、他のを見てみましょう」


 エリーに同意して他のを見てみると、どれも二人で依頼を達成するのはちょっと問題になるような物ばかりだ。『オークの集落を壊滅』とか『コボルト群生地の調査及び排除』みたいな物が並んでいる。


「ねえ、クラディ。これはどうかしら?」


 エリーが見つけたのは対象の魔物が一匹の物だった。


「相手はミノスサウロス。体長が二M程で、魔物は魔法は使わないみたいよ。かなり強い斧を持っているって書いてあるけど、一人で戦わない限りは大丈夫よね? 場所も西門から約3Kって書いてあるわ。ところで最後のKって何の記号かしら? 距離の単位だとは思うんだけど。Mも多分高さとか長さよね?」


「じゃあ、受付で聞いてみようよ。聞くだけなら問題ないと思うから」


 そういえばミノスサウロスってミノタウロスの事なのかな? 初めて目にした名前だけど。


 受付に依頼票を持って行くと、さっそくケンタウロス族の男性が対応してくれた。


「二人でこれを受けるんですか? 正直お勧めしかねますが……」


「どういう事ですか? 一応僕は戦闘実技で三級、エリーも四級と判断されたんですけど」


 僕がそう言うと、受付の人は少し待って下さいと言ってから奥へ何かを取りに行った。


「お待たせしました。こちらがミノスサウロスの資料です。ミノスサウロスとはミノタウロスと言われる牛頭人身の魔物の一種で、その上位種になります。武器は大型の斧を両手に装備している事が多く、一つの場合でも一振りで体を真っ二つに出来る力と威力を持っています。ですので普通は三級の方であっても、五人以上での討伐を推奨していますし、特に水属性の魔法に弱いとされているので、水属性の魔法使いの方が複数同伴する事を勧めていますね」


「結構強そうなんですね。でも四級でも可能なんでしょ? 私は四級だけど、人数を増やせば良いって事?」


「簡単に言えばそういう事ですね。それにこの魔物は普通のミノタウロスと違い、歩行速度もかなり速いんですよ。下手に逃げても追いつかれて殺される事が多いんです。仮に木の陰に隠れても、その隠れた木ごと体を両断される事すらありますから」


「木ごと両断って、そんな事あるはずが……」


 思わず反論してしまう。少なくとも人が隠れる程の太さがあったはずの木であったと思うけど、それを一撃で人ごと切ったの? どう考えてもあり得ないと思うけど。


「目撃者がいましたから。この情報に間違いはないですね。この魔物は斧が一つだったそうです。斧の長さは全長が三メントル。自分よりも一メントル長い斧を使っていたと報告が上がっています。刃も長さが五十セル以上あったらしいです」


「あの、そのメントルとかって何ですか?」


「え?」


「あの、僕たちこの町に来てからあまり時間が経っていないんです」


「メントルは共通単位のはずですが……そこの壁を見て頂けますか? 一応長さの単位表を飾っているので」


 言われて指さされた方を見る。細い棒が何本か設置してある。


「一番左端のが一メントルです。それを百分の一にしたのがセルで、一メントルの一千倍が一ケイロですね」


 棒の長さは見た目で一メートルくらいに思える。あとは言い方が違うだけなのかな? でも三メルトルの長さの斧なんて、普通は扱えないと思うけど……。


「その長さの三倍の斧で、しかも力が普通のミノタウロスよりも格段に強いんですよ。なので一人はもちろんですけど、二人でも無理ですね」


「私達魔法を使えるわ。クラディは水魔法が得意なの。それでも無理かしら?」


「お二人とも魔法を? 剣を装備されているので、てっきり魔法とはあまり縁がないかと思ったのですが」


「まあ、僕らは魔法をここで試した事がないので何とも言えませんけど……」


 実際この町に入ってから魔法は使っていない。前みたいに規格外のような魔法がそのまま使えれば怖くないのかもしれないけど、こんな時は安全第一。


「エリー、今回はもう少し様子を見てランクを下のにしておかない? この町に来てまだ間もないし、様子を見ても良いと思うんだ」


「うーん、でもお金が魅力なのよね。討伐報酬が金貨一枚よ? それに討伐の証明として角を持って来れば良いみたいだし、それも換金出来るみたい。このモンスターの角って買い取り相場はどのくらいなの?」


「標準的な価格だと一本銀貨五枚ですね。もちろん状態や大きさによってだいぶ変わります。大きい物だと金貨一枚を超える事もありますが。小さくても銀貨三枚はしますね」


 確かに今の僕らにお金は必要だけど、一ヶ月単位でお金を稼げば良いんだよな……。


「あまり無理はお勧めしませんよ?」


 受付の人が言う事の方が正しいと思う。時々エリーの方が好戦的なんだよな。


「エリー、僕もまだ早いと思うよ? 実際この町に来てから魔物と戦った事ないじゃない」


「大丈夫よ。私達にはこれがあるんだし」


 そう言ってエリーは腰の剣を指す。確かに自分で言うのも何だけど、よく作った物だとは思う。ただそれとこれとは別なんだけど。


「とにかく依頼を受けるわね。大体いる場所は分かるの?」


 いつの間にかエリー主導で話がまとまってしまった。


      ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆


 受付の人から教わった場所を頼りに、僕らは森の中にいる。


 町からは大体一時間程離れた所。


 ちなみに受付で始めて知ったんだけど、今は一時間は六十分で、一日は四十八時間となっているそうだ。


 朝は大体十一時くらいに始まり、お昼が二十四時から二十六時まで。夕方が季節にもよるけど三十六時から三十八時の間くらい。就寝時間が四十時くらいらしい。今まで一日を三十二時間で一時間を九十分だと思っていたので、どうも時間の感覚がよく分からない。


 ここに来るまでが大体一時間かかると言われたので多分そうなんだと思うけど、実感がないと本当に困る。


 周囲はそこそこの森になっていて、ちょっと薄暗いけど思ったより森の中にしては見通しが良い方だと思う。


 森の中なので下はほとんど草がない。なので歩きやすいんだけどそれは魔物にとっても同じだと思う。


 ミノスサウロスの生態はあまり分かっていないらしくって、そもそも数が少ないとの事。なので一般的なミノタウロスと区別が付かない場合もあるらしい。ただし完全に成体となったミノスサウロスは身長が二メントルを優に超えているらしく、普通のミノタウロスは二メントルに達しないので大きいミノタウロスだと思ったらミノスサウロスだと思った方が良いと言われた。


「魔物の気配がないわね……」


「そうだね。ちょっと不気味だ。この辺にいるって話だったよね?」


「ええ。見つけたらまずは魔法を試しましょう。それで倒せれば一番よ」


 エリーはそんな事を言うけど、肝心な事が分かっていないと思う。


「ねえ、エリー。魔法は良いとして肝心な事を忘れていない?」


「肝心な事?」


 そう言うとエリーは首をかしげた。


「僕たち武器は持っている。でも、防具が全くないよ? そんなに強くない魔物ならともかく、相手はギルドから討伐指定されている魔物。それに対して防具無しで挑むとか、死ぬつもり?」


 瞬間、その場の空気が凍った気がした。


「ち、近づかせないようにすれば良いのよ。そうよ、そうだわ!」


 そうは言っているけど、明らかにエリーは動揺している。


「一度町に戻って装備を調えるべきだと思うけど……」


 幸い最低限の防具を揃えるお金はある。それを使ったら家を借りる事が出来なくなるという欠点があるけど。


「そ、そうね。それが良いわね……」


 エリーがそう言った瞬間、森の奥から何かの咆哮が聞こえた。


「え?」


 思わず声の方に顔を向ける。遠くに何かの影が見えた。


「ねえ、クラディ。もしかして……」


 エリーが全てを言い終える前に、その影の主がはっきりと見えた。ミノタウロス……いやミノスサウロスだ。相手からもこちらが見えているだろう。もうすでに逃げられない。


「エリー、魔法だ!」


 僕は咄嗟に叫んで、すぐに水魔法の弾丸を連射する。僕の前世のイメージがあるのか、水の弾丸は砲弾のような形になっている。


「クラディに負けていられないわよ!」


 エリーもすぐに魔法を放ったようだ。見えない何かが飛んでいく。風魔法だと思う。


 だけど僕らの魔法を物ともせずに、ミノスサウロスは片手に大型の斧を持っていて、形はハルバードに似ていた。魔物の体長よりも長い大きな斧だ。


 すぐに土魔法と水魔法の混合魔法で魔物の進路上を液状化させる。だけどそれを気にもしないかのように迫ってくる。


「ちょっと、何なのよ、アイツ!」


 エリーは舌打ちをしながら進路上の木々を風魔法で一気に切り倒していく。大きな音とともに木々が倒れていくけど、魔物はまるで気にもしないかのようにそれを避けている。


 すぐに左手で剣を柄から抜き、両手で構えた。魔法で足止め出来る相手じゃない。


「エリー!」


「分かっているわよ!」


 エリーもすぐに剣を抜き、僕らは左右に分かれた。正面から相手をするのはバカな行為だ。


 剣に魔力を込めながら魔物が接近してくるのを確かめる。最初に狙いをどちらに付けるかで判断が分かれるはず。


 魔物は僕よりもエリーの方を選んだようだ。すぐにエリーの方に接近していく。


 狙いが僕から逸れたのを見て、すぐに剣を真っ直ぐに突き出し突撃。狙いは胸だ。どんな生き物でも心臓さえ潰せば生きていない。


 エリーはそれを見ていたのか、咄嗟に後退しながら剣を構えている。そこへ魔物が斧を振りかぶる。


 エリーはさらに後ろへ飛び、その斧の着地点から逃れた。僕はそのまま横っ腹へ突撃。あまり僕の事を驚異と思っていなかったのか、魔物は斧を普通に持ち上げるだけで僕の方へ防御もしない。地面には大きな亀裂が入っていた。直撃したら間違いなく死ぬ。


 魔物が再度エリーに斧を構えた瞬間、僕の剣が魔物の体を捕らえた。そのままの勢いで体を貫こうとする。


 だけど僕の剣は先が少し刺さっただけでそれ以上は何も起きなかった。手に反動の衝撃が来る。


「うっ!?」


 すぐに手のしびれを無視しながら、僕は剣を抜き後退した。


「うそっ……」


 エリーが信じられないといった声を上げているけど、今はエリーの顔を見る余裕はない。


 剣を構え直して上から切る体勢を取る。一瞬魔物がこっちを見たけど、すぐにまたエリーの方を見た。


「エリー、気をつけて!」


 声だけをかけ、エリーの方は見ない。あくまで魔物を目の中心に捕らえる。


 体はあれだけ硬かったけど……首なら!


 再度踏み込んで一気に魔物に迫る。同時に魔物も動き出し、エリー方へ突撃を開始した。それを僕は追うように迫り、首を狙う。


 瞬間魔物が斧を横に振り、斧の柄で剣を防御した。僕の剣はその柄で防御された。木で出来ていると思う柄なのに、僕の剣は斧を傷つける事が出来ていない。


「くっ!」


 すぐに距離を取り、斧の攻撃範囲から離れる。魔物はそのまま斧を持ち上げると、僕の方へ斧を振り下ろしてきた。咄嗟に後退して避ける。


 再び剣を構え魔物を直視する。魔物の目はぎらついていた。


「あんなの何で早く振り回せるのよ!」


 エリーはそれがまるで反則であるかのように叫んでいるけど、魔物にとっては何の意味もない言葉なのだろう。魔物は僕から目を離さない。


 すぐに魔物が動き出し、またも僕の方へ斧が振られる。後ろへ思わず飛び跳ねると、その直後に斧から出る風圧を感じた。そして地面に大きな音とともに亀裂が入る。


「私を無視しないでよ!」


 エリーが魔物の顔めがけて飛び込むのを見た。でも魔物は顔も動かさず、片手を斧から外して剣を弾く。そのままの勢いでエリーもはじき飛ばされた。


 すぐに右側に回り込むように動き、僕は再び剣を真っ直ぐに持ち突撃する。狙いは首だけ。他の部位は一切無視する。


 魔物がすぐに斧を振りかぶろうとするけど、斧が思ったよりも地面に食い込んでいたようだ。動作が一瞬遅れる。剣はそのまま首を捕らえ、力を込めて一気に突き刺す。


 周囲に魔物の咆哮が響き、同時に僕は剣を首から引き抜いた。魔物の首から血が噴き出す。動脈を切断したみたいだ。


 魔物は斧を手放し、両手で体を支えるように地面に倒れた。今度は剣を振りかぶって魔物の首を刎ねるように斬撃する。硬い所で剣が止まり、僕はそのまま剣を手前に引き抜いた。再び魔物の咆哮が上がるけど、先ほどよりも遙かに小さい。そして魔物の首は骨の部分から下にぶら下がる。


 大きな音と共に魔物が横たえた。魔物はこちらに顔を向けていたけど、目から徐々に光を失い、最後に目をむき出すような形で小さな咆哮と共に体を崩した。


「や、やった!?」


 魔物が動かないのを確認し、すぐにエリーの事を思い出す。


「エリー!」


 周囲を見渡すと、少し離れた木の所で体をくの字にしていた。すぐに駆け寄り体をそっと横にする。


 呼吸を確かめるとまだ息はあった。だけどどうも気を失っているようだ。見た目に傷はないけど、もしかしたら内臓をやられているかもしれない。


 エリーのほっぺたを叩きながら名前を呼び続ける。何度目かの呼びかけにやっとエリーが目を覚ました。


「あい……つは?」


「倒したよ。エリーは大丈夫?」


「大丈夫……じゃないわね。口の中を切ったみたいだし、胸が苦しいわ」


「歩けそう?」


「もう少し、休ませて」


「分かった」


      ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆


 ミノスサウロスを倒して四時間程が経過し、僕らは町に戻った。


 事前に角などが高価で買い取ってもらえると聞いていたし、首以外はほとんど外傷となるような物もなかったので、持っていた斧も含めて町に持ち込む。


 さすがに二人でミノスサウロスを討伐し、尚且つあまり損傷がない状態で持ち帰ってきたのが目立ってしまい、周囲の人からあれこれ聞かれそうになった。


 ただエリーの負傷がどの程度なのかまだはっきりしていなかったし、一応僕が治療魔法を使ったけど今回の戦いで精神的に疲れていたのか治療が上手く出来なかった。


 なので出来るだけエリーの治療を優先する事にして、ギルドの買い取り所に査定をお願いした後、すぐにギルドに併設されていた治療院に向かう。


 治療院には回復魔法を得意とする人が何人もいるらしいけど、僕は僕で怪我こそしていないけど精神的疲労からエリーを担ぎ込んだ瞬間気を失ってしまったみたい。


 ギルドに帰ってきたのはまだ日が高かったのに、目覚めたら夜になっていた。いつの間にか僕もベッドに寝かされていて、エリーの方もまだ寝ているけど大丈夫らしい。


 そのあとギルドの受付に報告へ行ったんだけど、二人で討伐に行った事やまともに防具も揃えていなかった事などを散々指摘されて、防具を揃えるまで討伐系の依頼は禁止すると言い渡されてしまった。


 それでもそれでもミノスサウロスは角もそうだけど他の部分もかなり高額な査定をしてもらえて、討伐報酬を含め銀貨十五枚。


 さすがに高ランク指定の魔物だけの事はあるみたいだ。角の査定額だけでも銀貨三枚だった。


 エリーを動かすのはまだちょっと危ないと言われたので、そのまま僕らは治療院で一泊。


 翌日また今度はエリーが注意を受けたらしく、さらに負傷もしていたのでかなり怒られたらしい。


 ギルドの人には確かに僕らが強いとは認めてもらえたらしいけど、経験がなさ過ぎると言われると反論出来ない。


 普通は討伐した魔物の数などで級の見直しを行うのだけど、今回はギルドにミノスサウロスの討伐に関しては数えないとまで言われた始末。結局ギリギリで何とか倒してお金はもらえたけど、もしまた同じ事をしたら厳重注意では済まないとまで言われた。


 防具の事もそうだし、その他必要な物が色々あると聞いたので、まずは生活拠点となる家の賃貸契約を結んでから防具を買う事にした。


 年齢だけ見たら一千五百年以上も生きているはずだけど、実際には僕の場合でも実質せいぜい二十年程しか経過していない。


 経験の甘さはとてもじゃないけど否定出来なかったし、定期的に行われている冒険者心得の座学があると聞いたので、後日それに参加する事に決めた。


 やっぱり過信は駄目だとエリーに言ったら、なんだかちょっと怒った感じだったけど、さすがに今回は反論してこなかったので色々思う所はあるんだと思う。


 しばらくお金の心配もなくなった事だし、過信せずに長い目でやっていこうと思う。

毎回ご覧頂き有り難うございます。

ブックマーク等感謝です!


各種表記ミス・誤字脱字の指摘など忌憚なくご連絡いただければ幸いです。感想なども随時お待ちしております! ご意見など含め、どんな感想でも構いません。


今後ともよろしくお願いします。

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