第四十四話 初めての戦闘訓練で……
2016/02/02 誤字及び内容の一部修正を行いました。
2016/01/14 話数の番号変更、内容と誤字の修正を行いました。
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前に武器選びをした訓練場で、僕らは自分で作った武器を手にしていた。
結局あの後色々試したんだけど、僕らが無意識に放つ魔力に耐えられるのは最低でもミスリル金で出来た剣。ただミスリル金だと金色で目立つし、色々試した結果単結晶のオリハルコンで出来た剣と刀、盾や槍を作った。
単結晶のオリハルコンは確かに丈夫なんだけど、最初は色々と問題が出てきて武器にするのに一番苦労する。単結晶なので刃を付けるのがとにかく難しかった。それでも熱しているうちに焼き入れを行いながら、それを無理矢理研ぐことで解決。普通ならそんなやり方は出来ないはずだけど、僕が用意したオリハルコンだから出来たのかも? まあ、鍛冶の事は疎いし、正直分からない事だらけ。
それと一番問題になったのは、単結晶のオリハルコンだから透明なこと。魔力をそれなりに通せば色が出るはずだけど、魔力を宿していないとオリハルコンは無色透明。透明なのでちょっと油断すると剣がちゃんと見えないし、盾も見えにくい。光の屈折で見えはするんだけどね。
盾の方は表面にミスリル金を貼り付けるという強引な方法で解決。その代わりにとにかく目立つのが欠点。武器の方も塗料を塗ることで無理矢理解決させた。ただし塗料なので定期的に塗らないといけないし、刃にはあまり塗れない。なので凄い中途半端に感じる。
「自分で作っておいて何だけど、中途半端だよね」
エリーに同意を求めると、彼女もなんだか違和感があるようで武器や防具を見ていた。
「でも、これじゃないと私達の魔力に耐えられないのよね……」
「鎧はどうする? このままだと金色の装備一色だよね?」
いつか見たロボットアニメを、ちょっと思い出した。
「分かっているわ。でも私達で考えるしかないかも。武器防具は最低限持っていないといけないって言うし、普通のが使えないなら作るしかないわよね……」
僕が作った盾を見ながら、エリーは余計複雑な顔をしている。
「次は私ももう少し手伝うわ。クラディ程でないにしても、私の魔力で作った物で十分かもしれないし、そしたら選択肢も増える可能性もあるわ。それにクラディが作ると、鎧は全部単結晶のオリハルコンになりそうだし、それを組み合わせるのって職人さん泣かせだと思うの」
実際に剣を作った時もそうだった。単結晶だからだと思うけど、とにかく堅い。ダイヤモンドのように思いっきり叩けば割れるといった事もないし、鉄板を試しに切ったらバターのように切れた。なので持ち手や鍔を装着するのに苦労したみたいだ。
「まあ、とにかく作った武器でどれが一番なのか確認しよう。いくつか作ったけど、どれが一番なのかはやっぱり他の人が見た方が良い場合もあるからね」
ただ、昨日試した限りだと、それなりに剣と刀なら簡単に扱えたし、槍も長さを調整すれば何とかなりそう。
槍の場合は色々問題があるんだけど、僕らが使うには柄の部分までオリハルコンかミスリル金で作るしかないみたいだ。何せ普通の鉄で作った物を試したら、鉄の部分が魔力に耐えられなかったくらい。長さを考えるとオリハルコン製で作るのがとにかく面倒になる。手元にある槍は三ガルの長さ。僕の身長の倍よりは短いけど、ちょっと扱いにくい。短い方が良いのか長い方が良いのかは、もう少し訓練してみないと分からない。
「お、二人とも揃っているな」
背後から声がして、ニエミサロさんが来ていたのに気がついた。前にも剣術などを教えてくれようとして、魔力のためにいったん断念した時に、色々と相手をしてくれたエルフ族の男性だ。
「あ、おはようございます」
今は朝の十時。一日が三十六時間なので、正午は十八時になる。朝の十時はこの世界だとみんなが活動を始めるような時間。訓練なので少し早め。
僕らが普段色々と始めるのは十二時頃から。それでもお昼になるまで六時間あるし、一時間が九十分とされているので、前世の時間と全く同じなら五百四十分になり前世なら九時間相当。
以前の時間感覚からしたらおかしく感じるのかもしれないけど、この世界に転生して、この世界で育ってしまうと、何の違和感も感じない。
ちなみに仕事終わりとされている時間が、この町の場合だと二十一時前後。実質的に通勤のような行為はほとんど無いので、その後は各家庭での団欒になる。就寝は大体三十時頃で、起床は早い人で六時頃、普通は九時が一般的らしく、十一時間前後寝ることになる。
いくつかの例外は町を守る警備兵などらしいけど、彼らは四時間交替で警備していて、一回の警備が終わると次の警備までは十二時間。それでいて給与は高額な部類らしく、希にトラブルに巻き込まれることがあるにしても、周囲からは羨望の目で見られている。
まあ、警備担当になるには少なくとそこにいる住人のほとんどから信頼されている事が絶対条件で、尚且つ不正や犯罪に関わると死刑になる確率がとても高いらしいので、自らなりたいという人は限られるらしいけど。
その他にも研究職など一部の例外はあるみたいだけど、そんな例外を言っていると切りが無い。そして一番キツイ職業がハンター業なのだとか。
周囲が魔の森に覆われているので、魔物は討伐しなきゃ危ないのと、当然その為の実力だって問われる。もちろんその為には体力もいる。さらに町の外で周囲を警戒しながら寝るといったかなりキツいことになるのだけども、報酬は魔物から取れる魔石と一部の食用可能な物資を持ち帰ることだけ。
魔法があれば魔法で作られた容量が大きな袋があっても良さそうだと思われるのだけど、実はこの世界にそんな物はない。なのでハンターは荷車や馬車を持っていったり使うことが多い。しかしそれで運べる量は当然限りがあるので、収入としては最下層に近いともいえる。半分ボランティア感覚で行っているような物だ。
それでもハンター業をする人間がいないと町が危ないので、各種族からの寄付金が出ており、それがハンター業やその関連の維持費に消えている。
さらに悪いことに、ハンター業には特に決まった規則も出来ていなく、流石に殺傷沙汰などはまず無いらしいけど、トラブルは多いらしい。それを解決するためにハンターを管理する組織を何度も作ろうとしているらしいけど、誰かに管理されるのを嫌うハンターが多いので、いつまで経っても機能不全状態を繰り返しているそうだ。
まあそうなってしまっている理由は、ハンターの使う武器が一般的な鉄製などがほとんどで、ミスリル製などの武器はほぼ皆無。そちらは町の防衛用に回されるので、ハンターが貧乏籤を引いている状況。
そんな中で僕らがミスリルやオリハルコンの製作を出来ると聞いて、にわかに僕らが注目されているらしい。ただ僕らしか今のところ製造出来ないので、当然一日の製造のは数に限りもあるし、そもそも町全体でも種族の壁がある以上は、あまり僕らも口出し出来ない。
空いている時間で多少は武器の製作を行っているけど、需要を満たす訳もないし、防具は一部にミスリルが使われた鎧程度。それもミスリル銀なので鉄よりは防御力が高いのだけど、全体量が足りないので重要な部分を守る程度にしか使われていないそうだ。
武器も劣化が比較的遅いはずのミスリル製ですら、数年で劣化してしまうと聞いて戸惑う。魔法金属だし、劣化はしても普通の金属より時間がかかるはず。時々手入れはしないといけないはずだけど、普通の鉄よりはずっと強力で刃こぼれもしにくいはずだ。
「ん、どうかしたのか?」
「町中の警備をしている人は、皆さん革製の鎧だなと思ってみていたんです。もう少し金属を使って防御力を上げた方がいいんじゃないかと思っているんですけど……」
「確かにそうね。訓練なら革鎧でも問題ないかもしれないけど、ハンターの人たちも全身金属鎧の人は少ないんでしょう? 魔物はもちろんだけど、凶暴な動物相手でも危ないんじゃないの?」
エリーもこれには同意見だ。
「破損頻度を考えると、最初は金属鎧を使っていても結局は革鎧に一部金属を使用した方が安く付くからな。なので破損した部品を革鎧に変更していくと、結局は革鎧に一部金属を使うことになってしまうんだ。金属鉱山が近くにあまり無いのも影響している。それでもここは恵まれているらしい。他の町だと厚手の布を何枚も重ねて、心臓などの急所だけを革鎧なんて所もあるそうだ。個人的には魔の森を一部でも一気に焼き払って、安全な土地を広げつつ鉱山なども見つけるべきだと思っているが、それを行う人がな……」
そう言いながら、ニエミサロさんは僕らを見る。
「君らさえその気があれば、是非お願いしたいよ。いくつかの町を安全に行き来出来る道が出来れば、それだけでも物資のやり取りがやりやすくなるので、もっと色々出来る事が増えると思うんだがな」
僕らがやることは出来ても、その後管理する人のことを考えると難しいらしい。まあ当然と言えば当然だけど。
「武器の才能はともかく、魔法については折り紙付きだ。君らならこの町の周囲を、もっと安全に出来ると思っているのだけども、反対者も多い。一部のハンターは、自分の職が奪われると思っているそうだ」
「この町の周囲に広がる森って、かなり深いですよね? 多少焼き払っても彼らの生活が困るとは思えないんですけど……」
「彼らにしてみれば、そうは思っていないようだ。まあ今日はそんな事よりも武器の相性をしっかり確認しよう。持ってきた武器を見せてくれ」
僕らは持ってきた武器をそれぞれ差し出した。剣と刀、槍の三種類だ。
「聞いてはいたが、オリハルコンとは……」
ニエミサロさんは、僕らを待機所の近くにあるテーブルへ案内して、そこに武器を置かせた。それぞれを手に取ったニエミサロさんは刃の部分を眺めながら、武器の出来具合を見ているみたいだ。
「一つ聞くが、この武器に付いている刃は後から付けた物か? それともオリハルコンを作る際に付けた物か?」
「作る際にですね。どれもオリハルコンの単結晶になってしまって、後から刃を付けることが出来ないんです。職人さんにも、だいぶ迷惑をかけてしまったみたいで……」
「後からは無理なのか……。練習用には刃が無い物がいいのだが、今日は確認のためだしな。いずれ実践形式で訓練も行うので、刃を付けないのも用意して欲しい。まあ、長さの確認もあるのでそれからで良いと思う。しかしこれなどは形は確かに刀だが、作り方は刀とは違うな……刀はいくつもの工程を経て造るので、製造にはかなりの技術がいる。しかしオリハルコンでないと、君らには魔力的に扱えない可能性が高い。悩ましいな」
ニエミサロさんはどこか納得していないように、刀に似せたオリハルコン刀を見ていた。剣は僕が知っている限りでは、単に型に流しただけの物が西洋では普及していたとどこかで聞いたことがあるので、そっちは別に良いのかな?
ニエミサロさんは刀と剣をそれぞれ全て手に取ってから、近くにあった台車に乗せた。武器などを運ぶためにある物らしい。そういえばあちこちに似たような物がある。
「とりあえず前回と同じように、藁人形を切って欲しい。ただし今回は芯にかなり太い鋼鉄を使用している。その刀や剣がどうなるかは正直分からないけども、前回の事を考えると鉄の方がちぎれると私ですら思う。どちらにしても全力でやってみてくれ。前回と同じようにバスクホルド君からだ。それと、刀は少々扱いが難しいかもしれない。まずは剣で試した方が良いだろう」
エリーは言われると剣を取る。その場で鞘から抜くと、塗料を塗っていたはずのオリハルコンは綺麗にそれが取れていた。
「あれ、この剣には色を塗ったわよね、クラディ?」
「うん、塗ったはずだけど……」
エリーはいったん剣を台車に置いてから、鞘の中をのぞき込んで、今度はその鞘の口を下にして台車の上に何度か叩いた。すると中から塗料の破片のような物が落ちてくる。
「剥がれちゃってるわ……単結晶だと色も塗れないのかしら?」
「そうなると、オリハルコンを被せるように心棒を入れないといけないよね? そうしないとガラスみたいで正直危ないし。でもそんな事出来るのかな?」
「まあ、今後の課題ね。鍛冶の専門家に聞くしかないと思うわ」
両腕を抱えて考えてみるけど、全然良い方法が思い浮かばない。それどころか、ニエミサロさんはどこか唖然としている。
エリーは再度剣をしっかりと持ってから、近くにある藁人形に向かう。僕も同じように剣を抜いてから、エリーの後を追った。
「それで、これを切りつければ良いのよね? あくまで魔力は使わないように意識しながら」
「ああ、そうしてくれ。どちらにしても君らは無意識に魔力を使ってしまう。それは仕方がないし、その為にその剣を用意したんだしな。先ほども言ったが、芯には一応太い鋼鉄を用意したが、多分無意味だろうな」
僕らだけどうしても普通の剣を使えないのは分かっていても、実際周囲の目線が痛い。みんな黙っているけど、チラチラとこちらを見ている事くらいは分かる。
「一応危ないかもしれないので、前には絶対に立たないで下さい。出来れば僕らの後ろが一番ですが、まかり間違って被害が出る事もあるので」
一応危ないかもしれない事を、その場の全員に伝える。使う武器はオリハルコン。しかも単結晶を無理矢理剣にした物。本来では不可能な大きさで作られているし、そもそもオリハルコンは魔力を乗せやすい性質がある。無意識程度の魔力であっても、どんな被害があるのかは分からない。
「全員、人形の後ろには絶対に立つな! 今から実験を行う。どのような状況になるのかは誰にも分からないぞ。彼女の横から前には絶対に出るな!」
ニエミサロさんは、すぐさま訓練場の全員に通達した。何が起こるのかは実際分からない。
「エリー、あまり無理はしないでね?」
最後の一度だけ注意をしておく。オリハルコンで剣を作ったのまでは良かったけど、実際に試すのは初めてだ。
「では、行きます!」
エリーはかけ声と共に目の前の藁人形を、左上から右下に抜けるような形で両断する。やっぱり芯に使っていた鋼鉄は簡単に両断されている。藁人形が切断された所から地面に落ちた。
今回は光こそ出なかった。ただ、被害は藁人形で済まなかった。
藁人形の遠くにある壁はパックリと割れ、その先にある通路すら見える。さらにその先の魔の森がはっきりと見える。
ほんの少しして、魔の森から大きな音がした。よく見ていると、剣を振った先の木々が次々に倒れている。
「ねえ、エリー。剣を振った時に力を込めた?」
「いえ……普通に振っただけの筈……よ」
次々と遠くで倒れてゆく木々の音が、まだ聞こえる。
「でも、壁に穴が……それに魔の森の木も……」
「ふ、振っただけよ! 魔力なんて使った覚えもないし、単に剣を振っただけよ!」
エリーはちょっと憮然としながらも答えてくれた。
「振っただけで……」
「あれって、魔剣じゃぁ」
「いやいや、オリハルコンだから聖剣……」
「これ、剣とは言えないよな……」
周囲にいた人たちが色々と言っているが、僕はとりあえず気にしない事にした。
よく見ると、エリーの足下からほぼ真っ直ぐに地面に亀裂さえある。細いので深さは分からない。
「あー、えーと、そうだな。バスクホルド君がこの剣を軽く振るうと、それだけで……」
ニエミサロさんは唖然としていながらも、結果を言おうとしている。でも最後の言葉が出ないみたいだ。
「エリー、剣の長さはどう? 重さもだけど」
「ちょっと重いわ。あと、少し短くても良いかも。でも扱えなくはないわ」
「そ、そう。後で改良点を教えてね? ニエミサロさん、刀の実験もしますか?」
「い、いや、いい。それよりも壁を直さないとな。あと、クラウデア君も一応試して欲しい。多分似たような結果になると思うが、どうせ壁は修理しなくてはならないのだから、壁の補修よりも実験を優先しよう。バスクホルド君は、とりあえず終わりだ。しかし、何というか……ああ、そうだ。誰か新しい人形を!」
ニエミサロさんに言われて、何人かが藁人形を抱えるように持って来る。多分今度の人形も同じだろう。
「と、とりあえず剣で試して欲しい。くれぐれも無理はしないで欲しい……」
ニエミサロさんは額に汗を流しているけど、僕だって無理なんかするつもりはない。
藁人形が設置され、僕も新しい剣を再度よく見る。案の定塗料はなくなっていた。
「では、いきます!」
壁をこれ以上壊さないように考えると、真上から真下に振り抜けた方が良さそうだ。それだけでも多分被害は小さいと思う。
剣を構えて、真上からそれなりの力で振り下ろす。あくまで剣の重さを利用した感じで、力よりも剣の重さを利用して振り下ろした感じだ。
真下まで切った感触を覚えると、すぐに正面を向いた。
目の前にあったのはエリー以上の惨状。
僕の一振りで、壁が人の肩幅数人分崩落して、その先にある魔の森の木々がどんどんと倒れていく。距離は分からないし、崩落していく地面はパックリと割れている。幅はエリーよりも遙かに大きい。
さらに良く見ると、魔の森の木々は倒れると同時に四散している。エリーの場合は単に切った所から倒れている感じなのに、僕の場合は切った木々が倒れると、まるで粉じんにでもなったかのように空中へ舞っている。それも音だけを聞く限り、かなり遠くまで倒れているようだし、直接切った訳でもないはずなのに、周囲の木々まで巻き込んでいるみたいだ。
「見ていたけど、クラディ? ちゃんと力を抜いていたわよね? でも、あれ何なの?」
「僕もサッパリ……」
分からない事は分からないと答えるしかない。
「き、君たちは、剣など必要がないのかもしれないな……」
ニエミサロさんは、どこか諦めたような声をしていた。
「で、でも魔法は万能じゃないですよ? 僕なんて手加減が難しいし」
一応言い訳。接近戦なら魔法が不利になる事だってある。どんな状況でも、近接武器は覚えておいて損はないと思う。
「ちょっと我々で考えさせてくれ。それと、その剣は単結晶のオリハルコンだったな? 出来れば単結晶にならないオリハルコンが作れるか試しておいて欲しい。剣の長さに不満は?」
「ちょっと重いですけど、長さは大丈夫みたいです」
「そうか。分かった。とりあえず申し訳ないのだが、急ぎ壁を修復してもらえると嬉しい。あのままでは危険だ」
結局、剣を一振りだけした後、僕らは一部崩壊した壁を修復してから、剣術も含めて、武器については再度当面の間見送りになった。
当然、受ける予定だった戦闘訓練なども全て白紙だ。
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