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2つの世界に立つ者  作者: 夜燥
第1章 堕ちた英雄編
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始まりの場所へ

「ってことは…1年前のあの手紙のときにはこのことが起こるのは決定していたのか…?」

「まぁ、そのようになりますね」

「そうか… で、俺はこれからどうしろと?」

「決まってるじゃないですか!」

「まさ…か…」

「もちろん、Fの世界に来てもらいます!」

 そんなやり取りの後、俺、尾上 彰(おがみ あきら)は消息を絶った…

いや、正確には、『Sの世界からいなくなった』ってことになる…らしい…

 とりあえず、今に至るまでの経緯を話しとくか。



~2139年~

「ん?」

 いつも通り中学から帰宅すると、郵便受けに俺宛の手紙が入っていた。

差出人の名前は…書いてないな。

「俺に手紙なんて珍しいな… 雪でも降んのか ?」

なんてことを考えながら開けてみると、そこにはこんなことが書かれていた。


『   拝啓 尾上彰様

 挨拶は都合により省略させていただきます。

 この手紙は、彰様にお伝えすることがあるため送りさせていただきました。

 さて、でわ本題へと。

 本日よりちょうど1年後、2140年の今日、あなたは新たな人生を送ることになります。

 詳しくは、1年後の今日に担当の者から説明がありますのでここでは省略させていただきます。    

 なお、この手紙は1年後の今日まで、大切に保管しておいてください。

                           ℛ.ℳ               』


「なんだこれ? いたずらか?」

いや、それにしては具体的じゃないか…?

それにしても最後の『R.M』って一体…?

人の名前のイニシャルだろうが、俺にはR.Mなんてイニシャルの知り合いなんていないはずだ…?

「ま、いっか」

俺はそれ以上考えるのをやめた。

ただ、なぜかその手紙を捨てることは俺には出来なかった。


~2140年~


 いつも通りの学校。いつも通りの町。なんの違和感もない日。

だが、俺にとってはそうではなかった。

なぜなら、今日でちょうど1年が経つからだ。

………なのに、

「結局、何も起きなかったし…」

もう午後11時になる。

結局、あの手紙はただのいたずらだったんだろうな。

そう解釈してさっさとこのことは忘れたいのだが、それが出来ない。

「もう11時だが… 日付が変わるまで1時間あるし、あと少し待ってみるか」

……………………いや、待つだけ無駄だ。

そう判断した矢先に俺は『あの場所』にいた。


その時、俺の運命の歯車は、すべての人の運命の歯車を巻き込んで廻り出したのだった…

初めまして!

そして、読んでくださってありがとうございます!

よくこんな素人の暇つぶしを読んでくれましたねw


と、いうわけなので、アドバイスなどありましたら感想にお願いします!


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