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巫桔梗の幽霊事件  作者: シロクロ


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第一話・とある事故物件について

パソコンを眺めてマウスを動かしながら見ていた。肘を着いて、手に顎を乗せながらひたすら見ていた


やがて、一つのレビューを見つけて、読んでいた。そのままクリックしながらコピーをしてから情報を集める事にした。ただ……記事だけじゃ、つまらないし、集める意味も無いとは思う……


めんどくさい事だけど……これだけは止めてなかった。つまらない事でも私にとっては楽しみでもあった


隣に置いてある球体人形を見て優しく撫でてから、立ち上がって着替える事にした


ラフな格好をしていたが、脱いで下着姿になって、何時もの黒のスカートに白のワイシャツを出したまま、ネクタイを緩くして、白と黒のメッシュの混じった髪を服の中から外へと出して、片側だけ結んだ


そのまま机に置いてあった手袋を手にはめた。腕まで火傷していて、手はボロボロで綺麗でもなく見る人から見たら気持ち悪いから多少は見えないように付けていた


顔の引き裂かれた様な火傷を見て触れてから目を伏せていた。視力の無い白の目とまだ見える黒の目を見て、あの日の事を思い出しつつも、諦め、机に置いてあった球体人形を丁寧に専用の鞄に収めてから、別の鞄を手に向かう事にした


暫く歩くと大きめのマンションの廃墟に。眺めつつ……


「事故物件と言うけど……部屋の事の意味で……て、それを君に言っても意味無いね」


そのまま、規制線のテープをくぐって中へと。勿論許可なんて取ってない。本来は取らないといけないと駄目だけど……


「……行方不明ね。全く……つまらない事をするね」


印刷した紙を手に眺めていた。このマンションで行方不明になった少女が貯水タンクで死んでるのを発見。それ以来異変が続いて、入居者も居なくなり廃墟に……


ざっくりとしてるが……これだけでなるのは有り得ない。いや、有り得るだろうけど……たった一回なら話は広がらない


なら何でか?……そんなの分かりきってる


「にしても酷いね。ここまで来ると」


中へとは居ると管理人室の扉を開けて、鞄を置いた。そのまま球体人形を取り出して机に置いてから、パソコンを取り出して、偶然残ってる監視カメラ映像を映してるテレビに繋いで操作した


その時に、物音が聞こえてその方を見るが何も無い。だけど、ここに入った時点で狙われてるのなら……


「出番だから見て来て……『累累(かさねるい)』」


球体人形にそう言うと冷たい手で頬に触れてきて


『仕方が無いわね。見てくるし何してもいいよね?』


「元凶以外は。それに……漂ってるんでしょ?。なら、無関係な奴等は貴女に任せるよ」


机に座る黒髪ロングヘアに黒のワンピースを着た女性が居り、裸足で地面はガラスで散らばって危険なのに、彼女は気にせずに机から降りて


『人使い荒いね。好きだけど……忘れないでね?。その命は私のモノよ』


「分かってる。さっさと行ってきて。終わったら向かうから」


パソコンに向いて操作し続けた。残っていたデータを復元しながら別の監視カメラ映像で最近までのを確認した


本来ならとっくに使えなくなってるが……時に、映像は有り得ないモノを映し出す。それが例え使えなくなっていても……


だから、多少なりと残っているのなら確認はすべき。これは……私や彼女でさえ分からない事象だから


「なるほど……先日まで肝試し出来たグループが行方不明……日時も一致する……となれば……」


紙を見て暫く考えてから、パソコンを操作して更に前の映像を探した。暫くしてから……


「貯水タンク……彼女一人な訳じゃないか……本当に警察は調べる気あったのかな?


自殺と断定させたけど……」


操作して調べたけど……どうも分からない事だらけ。ただ分かるのは……この少女は自殺じゃない事だけ。(るい)自体は徘徊し始めてるから……


「屋上行くか」


球体人形を手にマンションの玄関の近くに置いてから、そのまま階段を探して登ることにした


崩れた足場や、崩落した天井、挙句にはむき出しのコンクリート……数十年と言え、劣化は激しいか……


「あー、面倒くさ……」


肩目を瞑って周囲を見た。さっきまでの廃墟では無く、生前の建物の姿になっていて、視力の無い白の瞳を通して見せられる


走っていく女の子が何かを見て階段を降りようとする。それを追って見ていた


その時に……男が私をすり抜けて女の子を追いかけていた。後を追うように私は着いていき……


『止めて……!!!』


『うるせぇ……』


そう叫ぶ少女が男に捕まって引きずられていく。そのまま階段を登っていくのを後を着いていく


そのまま屋上の貯水タンクの足元まで来ていて、そのまま手に持っていたハンマーを思いっきり殴っていた


理由がはっきりしない……快楽殺人てな訳じゃないし……


『お前のせいで!。俺は!』


そう言って何度も殴った上で首を掴んで貯水タンクへと。そのまま重い蓋を開けて、その死体を投げ込んでいた


「……君は何をしたの?」


元に戻ると廃墟へと。そこには、少女が立っていた。頭が陥没し、血を流していて、脳みそすら出ていて、腐敗と酷く醜い姿で立っていて


『殺……す……』


そう言うと私の前に(るい)が出て来て、歩いて近づく。私は腕を組んでそれを見るだけ


私に出来るのは……何も無いから


『これは私の獲物よ?。殺すなら殺すけど……つまらないね?。幽霊になってまで逆恨み?


馬鹿ね……で、何をそこまでしてるの?』


彼女が代わりに聞いていた。その時に携帯が反応していて見ると……


(るい)。帰るよ。何も出来ない」


それだけ言うと彼女は舌打ちをして私の元に戻ってから消えていた。私は携帯の画面を見せて


「捕まえてあげるから……それで納得してくれるかしら?。無理なら……この場で成仏させる」


『……………………』


そのままゆっくりと消えていき、私は階段へと向かった。だから……押されて手すりすらも無く、そのまま階段の外へと投げ出され、落ちていく


「……全く……」


そのまま目を瞑ると激しい痛みと共に苦痛で痛みに耐えていた。そのまま、薄らと目を開けると足が有り得ない方向へと曲がっていて、私は見上げると


少女が不気味な笑みを浮かべて手を伸ばしていた。突き飛ばした……やはり……幽霊なんて悪魔と同じで話は通じない


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ゆっくりと目を開けると、私は(るい)を見て……


「仕方が無い……楽にしてあげて」


(るい)は笑みを浮かべるのと同時に私は振り返って階段へと戻った。後ろでは生々しい音が響いていて、助けるような声が聞こえるが無視して階段を降りていく


私を殺そうとする幽霊は彼女が黙ってないし……何よりも、彼女は幽霊を食べる事が趣味のような加虐のある化け物


大人しくしてれば……綺麗なのに……本当に信用するべきじゃないな……幽霊なんて


家に帰ると球体人形を取り出して優しく撫でてからパソコンで調べる事に。勿論……ハッキング紛いなことをしつつ、調べていた


「○○……とある議員の息子で、その日はタレコミで議員生命が途絶


そのまま、引退し裕福から一転、貧乏へと落ちた……」


これだけなら恨む理由は無いけど……何も無くなったプライドの高いなら……可能性はあるか……


ただ死んでる訳でもなく生きてるか……


「明日行ってみるか……」


そのまま印刷しつつ調べ物を終えてから寝る事にした


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


次の日にボロボロのアポートへと向かった。アパートの階段に球体人形を置いてから、私は部屋へと。紙を見ながら部屋番号を見て、インターホンを鳴らした


ただ出てこなく何回か鳴らしたけど……反応無し。(るい)に確認させると、鍵の音が突然鳴って、ゆっくりと扉を開けると酷い匂いが鼻を着く


住民が居ないのでは無く……住民が既に退居してるから気づかなかった。そりゃそうだろうね


足を踏み入れるとアパートが一気に姿を変えて、ボロボロの穴の空いた壁、崩れ落ちてる天井と床、散乱するゴミを見て


つい最近ではなく……随分昔に廃墟になってる。やっぱり幻覚に近い何かを見せてくる……


そして……腐敗してる首吊りした死体を見て、手を合わせる訳でもなく、ただ(るい)を見ると


『死んだのは一年以内ね。ただ、この感じだと、廃墟になったのも一年以内


うん。辻褄が合わないわね。当たり前だけど』


そう言って死体を揺らしていた。私は呆れつつも写真を撮ってから電話を掛けた


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


警察の事情聴取よりも話をしていた。球体人形をなおしながら話を聞いていた


「全く……何故ここだと?」


「教えてくれたからよ」


「はぁ、あのな……毎回毎回見つけると気味が悪いと、俺がお前の担当になってしまったんだが?」


顔見知りなら問題無いけどな……


「幽霊を信じる?。信じないよね?。だけど、何で貴方は信じる?」


「そりゃ、お前が証拠もない犯人を見つける。それも必ず死体付きでな。こう何度も有れば信じるしかないだろ?。それに……始末書の身にもなってくれ」


「それは無理な相談。それよりも……彼はあの子を殺した犯人で間違いないよ」


パソコンを見せて答えた


「だろうな……で、それだけじゃないんだろ?」


「……議員にタレコミしたのがその子の父親。その父親はそれが殺した上でその日にその子を殺してる


ただ、自殺と断定した警察は無能か……」


「上の圧力か?」


「かもね。真面目に調べたら分かる事よ。だから、無能と呼ばれるのよ。私からも言おうか?」


「……公務執行妨害で捕まえるが?」


「冗談よ。で、多分……プライドが高いけど、学校かしら?虐めでもあったんじゃないかな?


プライドの高い彼が貶され虐められ続けたら……逆恨みで殺した。多分……それが真相だと思う。もっと良く調べれば分かると思うけど……これは私の管轄外だから任せるよ」


「それはもう調べ着いてる。本当に酷いな……これは自殺か?」


「さぁ?。分かるのは一年以内と一年でここまで劣化しない事。それだけ」


私は手を振って家へと帰る事にした


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


電話が鳴って出ると


『悪いな。一応お前にも伝えておこうかとな』


『結末から言うと、自殺と断定された。ただ、再現不可だからと言う理由だ


それと遺書も見つかってる。後悔こそしてないが、その子の幽霊により悩まされて精神が壊れた末に自殺と。そう結論づけられた


それともう一つ。虐めは無かった。お前の推測は外れたな』


……


『ただ、揉み消していた全てが露呈しそうな事が原因だったみたい。何れにせよ……真っ黒だったから生きていたら生きていたで、有罪は確定だったな


それだけだ。またな』


そう言って電話を切られ、私は携帯を置いて


「これで満足かしら?」


それだけ聞くと冷たい風が何処からか吹いて、私はパソコンへと向かって調べ物を再開させた

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