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昔昔・a
今から17年くらい前
僕は、世界の醜さを知った。
喋る時計とはまだ出会っていなくて
ずっと独りだった
ずっと独りの僕
そんな僕に友達が出来た。
祐一君。
どこまでも優しくてどこまでも明るかった
「なぁ恵」
「んー? なに~?」
「今日は何して遊ぶ?」
「んー、そうだなぁ~…おにごっこ!」
「あぁ、いいよ。じゃぁ俺がおにな」
僕はおにごっこが大好きだった。
二人でおにごっこをするというのはだいぶ悲しいことだろうけど
僕にとってはとても、とても楽しい時間だった。
僕はこの時間も、祐一君のことも大好きだった。
毎日毎日草原でおにごっこや、かくれんぼ
けんけんぱーや、ゴム跳び。
この国のありとあらゆる遊びをやりつくした。
楽しかった。
ただ、楽しかった
夕日が沈むまで遊んでいた
夕日が、沈むまで…
さーてww
「b」はいつになるかな
最近これの更新ペースを落としてます
とはいうのも
他の作品よりも先に
これの最後を知ってほしくはないからね
これはもうとっくに完結した話しだけれど
読んでくれるとありがたいです