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競い合い(一日目)

「すいません。旅人です。入国審査をお願いします」

「はいっ!いやぁー歓迎だぁーっ 僕の時に旅人が来るとはっ」

「は、はぁ…」

「お名前は!?」

「僕は秋野 恵。この腕時計は相棒のクロ」

「よろしくー」

「はい、かしこまりました。恵さんとクロさんですね」


入国管理人は書類に名前を書き、門を開けます といって飛び出していった。


「ねぇ、さっきの人なんであんなに興奮してたんだろうね」

「わからない。けど、旅人が珍しいとかじゃない?」

「そんな風には見えなかったけど?」

「そう?」


門が開いた。すると、入国管理人を含めるこの国の少なくともこの街全員と思われる人達が来てくれた。


―――旅人さんっ! ようこそーっ!―――


全員が声をそろえて大声で言う。



「どうも。あの、すみませんが…安くて机がある宿屋はありませんか?」



〒〒〒〒〒



「ここはいいねー! ベッドもふかふかだし、シャワーもあるし!なんたって机にスタンドライトがあるじゃないかぁっ!」


「恵、興奮しすぎだよ」

「だってだってーっ!こんな小説書きやすい宿屋なんて今まであったかい?」

「なかったね」

「そうでしょーっ?」

「で、今日はどうするの?書いて寝る?」

「んーそうするよ。明日いろいろ見て回ることにするよ。」

「二つの街を一日で回ることになるよ?」

「かまわないさ。移動距離もさほどなさそうだしねー この地図をみると」


僕は机に向かって、ペンを走らせた。


「あーあ。僕はひまなんだけどなー恵ぃー」


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