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⑼『電灯に眼を焼かれる』
⑼『電灯に眼を焼かれる』
㈠
電灯は、やはり伝統によって、分類されるだろう。良いことだらけだ、電灯の発明は、発明家はそういうだろうし、俺もそう思うが、しかし、タイトルにあるように、俺は今、少し深刻だ、と言った感じの日常でもある訳だ。
㈡
ならば、夜はもう、電灯を消す、ということが、重要になってくるだろうが、電灯がないと、やはり危険な昨今である。電灯の光、俺は眼を焼かれると同時に、崇拝している。そんな自分が、もしも闇に居たら光を希求するように、崇拝している。
㈢
であるからして、電灯を無くせ、とは言い難いし、この世の人類は、電灯にどれだけ救われて、夜を過ごしているか、ということも、考慮するのは当たり前の話だろう。俺如きが、電灯がどうのこうの、ということは。全き戯言だと反応する世間であろう。