猟に出掛けて驚いた
由加里お姉ちゃんが出してくれた銃
それは消音装置だった
知識だけでしか知らないくせに
こんな所に気を使う姉である
山小屋の主さん
名前はゲッタさんである
ゲッタさんは昨夜仕掛けた捕獲用の罠の成果を確めていくが
芳しくないよいである
「良くない兆候だな」
少し意味がわからない
私は顔色に出てしまったのだろう
「大物が出たのか もしくは…」
忌々しげな顔をするゲッタさん
「嬢ちゃん逃げろ」
そう言って弓矢をセットしだす
ゲッタさんの目線の先には剛毛で覆われた獣が
こっちに向かってきてた
私は普段 そんな獣をこんな距離で見ると
奇声をあげてしまうだろう
なにせ人よりも大きな獣なのだ
しかし私の心は動揺しなかった
冷静そのもの いや冷静になっていくのを感じる
獣向かい眉間に弾丸を撃ち込む
「パシュン」
なんとも間の抜けた音が鳴る
毛向くじゃらの獣は 立ち止まった
動かない剥製のようだ
そんな思いを浮かべたら
力無く崩れ落ちた
ドカッバキッ 派手に倒れたのである
銃の発射音より五月蝿い位であった
「そんな…グーガーが一撃でなんて」
ゲッタさんが驚き私を見つめるが…
銃のお陰だから そんな眼で見られても(笑)
どうやらグーガーが暴れて他の獣が姿を消してたのだろう
獲物が居ないのだから仕方ない
私達は山小屋に帰る事になった
獲物を捕まえられなかったゲッタさんは残念そうな顔をしてたが…




