望んだら驚いた
何がどうしてこうなった
欲しいなと思った物がいつの間にか
右手の中に現れるのだ
服
カップ
インスタント珈琲
粉ミルク
角砂糖
これでは商売敵ラノベではないか最近少女小説が売れなくなった
要因のひとつがラノベの横行である
そんな愚痴を言ってても仕方ないが…
今は小屋主さんとの会話中である
珈琲を飲みながら会話してたためか
穏やかな雰囲気で話せてた
妹さんの結婚する話も出て来て
御祝いの言葉さえ出たくらいである
そして良かった事に
今晩もう一度狩りに出掛けて
その後に村まで送ってくれるとまで言ってくれたのだ
だがしかし
その後に由起子がとんでもない事を言い出した
「私も狩りに同伴したい」
そういえば
「いつ何時も自立出来るようにしないと」がモットーの次女なのだから
言い出さない方が不思議な話である
「どうやって獣を捕まえるつもり?」
私は由起子に聴いたのだが
答えたのは由井菜さった
「そんなの由加里お姉ちゃんが右手に鉄砲を出せば良いじゃない」
流石10台である考えが柔らかいのだろう
私には盲点であった
「そんなだから小説売れないんだよ」
余計な一言までつけてきた(後で覚えておきなさいよ)
しかして日用品はともかく銃なんて出てくるのか
不安だったけど
その不安すぐに解消された
なんと銃だけじゃなく詰め替え用?の弾丸までセットで出てきた
(もう怖いものなしだな)
改めて由起子が山小屋の主さんにお願いしてる
きっと人が良いから押しきられてしまうんだろうな
そんなやり取りを見てると由井菜が私に…
「私にはコンロと鍋と食材お願い~」
…私はド○えもんじゃないぞ…




