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天蓋の百合 【吾妻橋の文吉留書】参

作者:小石 勝介
「うつされたって構いやしないさ。どこで死んだって誰も悲しんだりしない。ま、あたいは元気なだけが取り柄だから労咳だって尻尾をまいて逃げて行くさ」
 捨て鉢には聞こえなかった。おろくの顔がひどく大人に見えた。二十四の亥之助よりも今は十六のおろくの方が年上に思える。
 亥之助の首に手をかけたおろくはそのまま引き寄せて口を吸うと逃げ腰の亥之助に重なって布団の上へ倒れ込んだ。
「あたいの体の中からあの蛇男に汚されたところを綺麗に掃き出しとくれ……」

吾労咳の剣士が死を前にして幼馴染の恋人を捜しに江戸へ出た。しかし、抜荷一味とかかわるようになり、凄惨な剣をふるう。剣士亥之助を慕う天真爛漫な女おろくは、そんな彼を見て………

吾妻橋の文吉と手習師範藤堂数馬の剣が悪を追い詰めていく。
天蓋の百合
2011/07/17 11:21
明日を斬る剣
2011/07/17 11:25
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