表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

31/31

【未来後日談】 『異世界の果てで、きみの名を継ぐもの──冥とヒロインたちのこどもたち』

◆時は、十年後──


冥は30代前半。

王都から離れた自然豊かな“緑光の村”で、かつての仲間たちと共に暮らしていた。


そこには冥と4人のヒロイン、それぞれの子供たちが元気に走り回っている。


かつて神すら屈服させた《虚無の剣士》は、今や“最強のパパ”である。



子供たち紹介



■ティナの娘:リース(8歳)


銀髪で勝ち気な少女。

ティナ譲りの剣の才能と、冥譲りの“口が悪い中二病癖”を持つ。


リース「お父様の技は……この世界の理さえ斬るもの。

私もいずれ、《零界剣》を超えるから、覚悟してなさい!」


ティナ「リース、朝から剣を振る前に歯を磨きなさい」


冥(苦笑)「俺の血が濃すぎたか……?」



■ルミアの息子:アメリアス(7歳)


黒髪の寡黙な少年。目は母譲りの紫紺。

物静かだが、母への愛情が重く、日記には「ママ、今日も世界一かわいい」と毎日書かれている。


ルミア「アメリアス? どうしてまた私の布団の下に隠れてるの?」


アメリアス「……ママが他の人と話してると……心が、ぴりぴりする」


冥「ルミアのヤンデレが100%継承されてやがる……!」



■セレスティアの双子:レオとルナ(9歳)


セレスティアが魔術による出産で生んだ双子。

•レオ:理知的で冷静。政略と魔術の才能を持つ未来の宰相候補。

•ルナ:天真爛漫で外交好き。人に懐きやすく、愛嬌抜群。


セレスティア「この子たちは、王に仕えるためじゃなくて、自由に生きるために生んだのよ」


冥「なのに、片方はすでに国会議事堂作ろうとしてるぞ……」



■アリスの娘:ミレ(6歳)


最年少。アリスそっくりの銀髪赤眼で、感情が希薄なようで、実は冥にベタ惚れ。


ミレ「おとうさまの食べ残し、ください……。口移しでも、いいです……」


アリス(嬉しそうに)「この子はね、もうあなた以外を見てないの。私と同じでしょ?」


冥「アリスとミレ……重すぎる天使が二人いる……」



エピソード:はじめての戦い


ある日、村に突如現れたモンスターの群れ。

大人たちは「子供を避難させろ!」と騒ぐが──


リース「冥様の娘が逃げるわけないでしょ!」

アメリアス「……ママに触れたら、斬る」

ルナ「外交は拳から!」

レオ「最適戦術を展開する」

ミレ「おとうさまの敵、しゅくめい(粛清)……」


そして──


5人の子供たちによる、最初の連携戦闘が始まった。


冥(呆然)「お、お前ら全員……俺の血を真面目に受けすぎじゃないか!?」


ティナ「私たちの子よ。強くて当然」


セレスティア「さて、後継者問題は安泰ね」


ルミア「これでまた、お父様の傍にいられる時間が……増える」


アリス「ふふ、永遠に、ね?」




英雄たちの物語は終わった。


けれど、それは“始まり”でもあった。

次の世代が、冥という男と、その愛した少女たちの“証”としてこの世界を生きる。


世界を守った男の、もうひとつの伝説──

それは「家族」と呼ばれる、最強の物語。


〈本当の終わり〉


読んでくれてありがとう!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ