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王都からの招待状──冥、ついに名誉貴族に!? 正妻名乗り出バトル、開戦!

 「──え、名誉貴族?」


 


 朝、宿舎に届いた一通の封筒。

 それは王都からの【正式な招待状】だった。


 


 > 『迷宮都市での活躍により、冥殿に“名誉貴族”の地位を授与する』

 > 『ついては、正装のうえ“推挙する婚約者”を一名、同行のこと』


 


 ──面倒な予感しかしない。


 


 「おめでとう、冥!」(ティナ)


 「よっ、大出世! でも婚約者って……それ、誰が行くのかな~?」(リシェル)


 「……指名されたら、全力で応えるつもり」(フィーネ)


 「……私は、誰が行こうと……行く。連れて行ってもらう」(ルミア)


 「ふふ……誰が行くにせよ、冥には**『一人を選ぶ責任』**があるのよ?」(セラフィーナ)


 


 ──その場が一瞬にして凍りついた。



夜の作戦会議──“私は正妻にふさわしい”プレゼン大会、勃発!


 


 夜。冥の部屋にヒロインたちが全員集合。


 


 「じゃあ、正々堂々、プレゼンバトルで決めようよ!」(ティナ)


 「は? それって、アタシたちが冥の嫁力をアピるってこと?」(リシェル)


 「……むり、でも……やる。絶対負けない」(フィーネ)


 「……この勝負、冥のために殺し合いにならなければいいけど」(ルミア)


 「ふふふ……“勝者”だけが、冥と一緒に枕を並べる権利があるのね?」(セラフィーナ)


 


 こうして始まった“正妻候補プレゼンバトル”。



プレゼン内容(抜粋)

•ティナ:「朝ごはんは完璧! 背伸びしてでも冥の隣に立つ覚悟がある!」

•リシェル:「冥の性癖を完全予測済! ギャグもできる万能枠!」

•フィーネ:「……私は、冥のためなら、すべてを犠牲にできる。命も、心も」

•ルミア:「冥がいない世界は意味がない。だから私が隣にいる。常に、永久に」

•セラフィーナ:「冥を包み込み、導き、育て、癒やし、たまに縛る。それが私の愛」


 


 ──全部怖ぇよ!!!


 





そして、冥の選択は……!?


 


 「……選ぶとか、できねぇよ。全員、大事で、全員が支えなんだ」


 


 「「「「「(ズルい!)……でも嫌いになれない!!」」」」」


 


 結局、冥は**“誰も選ばず、全員連れて行く”**という暴挙に出た。


 


 王都がどう出るかは未知数だが、

 ヒロインたちはむしろその決断に絆され、さらに好感度が高まることに。


✦次回予告


第15話『王都の陰謀──冥を待つ、貴族たちと“選定の儀”』

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