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三つ目の血8

 ナイトが話し疲れたのか少し黙った。

 俺が初めてシスに会った時、気になった腕の古傷はその時のものか……アドバンドと同じような傷だなと思って眺めていた。

 あいつも血を分けたカドに人見知りの態度を取られて辛かっただろうな、と同情する一方で、もしかしたら忘れられているのを良いことに、ここぞとばかりにシロキさんの身体に触れてみたのではないかという疑念が湧いた。本当はあんなに顔を寄せなくても判定できるのではないだろうか。

 いや、カドの恩人を疑うなんて良くないな。

 大粒の雪は止まない。俺にくっついて眠るカドの寝息と、その顔に落ちては溶ける雪を見て確かな今を感じる。

 ――そう言えばこいつはいつ記憶を無くしたんだろう。


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