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霊能力者のレイちゃんは、ダメ、無能、役に立たない?  作者: ピラフドリア


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第E3話 『朝のひと時』

霊能力者のレイちゃんは、ダメ、無能、役に立たない? 番外編




著者:ピラフドリア




第E3話

『朝のひと時』




「リエ〜タカヒロさん、おはよ〜」




 私が自室から出てくるとリビングではすでに起きていたリエとタカヒロさんがソファーで将棋をやっていた。




「ふあぁ……あんた達いつも早いよね……」




 欠伸をしながら二人を感心する。




「おはようございます。レイさん」




「やっと起きたか。レイ。……飯」




 ご飯の催促をしてくるタカヒロさん。




「はいはい……」




 私は頭にバンダナを巻いて台所にかけてあるエプロンをつける。




「何食べる?」




「何でも良いです」




「それが一番困るのよ」




 朝ごはんを考えている間に、先に黒猫にご飯をあげることにした。

 キャットフードの入った袋を取り出して、使わなくなった底の薄い茶碗にキャットフードを入れる。




「はい、ミーちゃん」




 私は黒猫にご飯をあげる。それから冷蔵庫を覗いて何かないか探してみた。




「ん〜、リエ昨日の残りの鍋残ってるよ」




「え〜キムチじゃないですか。朝から辛いの嫌です」




「1日置いたから大丈夫だと思うけど、しょうがないなぁ」




 再び冷蔵庫を開けて、卵とハムを取り出す。




「目玉焼きとハムで良い?」



「はい!」




 私はフライパンを取り出して料理を始める。




 ハムを焼きて焼き色がついてきたら、その上に卵を割る。白身の形が整い、白身に焦げ目がつく前に私はフライパンから用意していた皿に移した。




「はい、出来たよ」




 完成した利用をテーブルに置いてリエを呼ぶ。リエは将棋を片付けてから椅子に座る。

 私もパイプ椅子を持ってきて向かいに座ると手を合わせた。




「「頂きます」」




 食事を始めた。




「レイさん、塩取ってください」




「そういえば、あんた塩派よね」




 私はリエに塩を渡した後、ついでにテーブルの端に放置してあるリモコンを取ってテレビをつけた。







 食事を終えて食器を洗っている中、リエは黒猫は窓から外を覗いていた。




「あ、楓さんだ。おーい!」




 ビルの通りに楓ちゃんを発見したリエは手を振って楓ちゃんに呼びかける。




 楓ちゃんも気づいて手を振り返してくれたようでリエは嬉しそうにしている。

 私は食器を洗いながら二人に話しかける。




「こんな時間に楓ちゃんって珍しいね」




 私の疑問に黒猫が答える。




「朝練休みだったんだろ。部活のバッグ持ってないし」




「あ、そうなの。あのいつもの重たそうなバッグ」




「着替えとタオルが入ってるだけだけどな。水筒がデカいから重そうだけどな」




「じゃあ、今日は早めにうち来るのかな。部活ないみたいだし」




「そうだろうな」




 食器を洗い終えた私はポットに水を入れてスイッチを入れる。

 楓ちゃんが見えなくなったリエが振り返ると、私がお湯を沸かしていることに気がついた。




「レイさん、なんか飲むんですか?」




「紅茶」




「私も飲みたいです」








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