表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
霊能力者のレイちゃんは、ダメ、無能、役に立たない?  作者: ピラフドリア


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

105/105

第E16話 『霊能力者は今日も働く』

霊能力者のレイちゃんは、ダメ、無能、役に立たない?




著者:ピラフドリア




第E16話

『霊能力者は今日も働く』





「そうなんです……。それで依頼をお願いしたくて」




 パーマ頭の奥さんが私の向かいの席に座り、事情を説明する。私は頷くと、




「分かりました。お任せください!! その問題、私が解決してみせましょう!!」




 こうして依頼を引き受けることになった。








 依頼人が帰宅し、残った私にリエがふわふわと浮いて近づいてくる。




「私、キッチンにいたので聞いてなかったんですけど、どんな依頼だったんですか?」




「地区のゴミ捨て場に幽霊が出るんだって。それで自治体の代表の人が依頼に来たのよ」




「ゴミ捨て場に幽霊ですか……。どんな幽霊だかは聞いたんですか?」




「話だと、身体が縦長だったっとは言ってたね。まぁ、今夜にでも行ってみましょうか!!」




 それから楓ちゃんが部活が終わり帰ってくるのを待ち、私達は三人は例のゴミ捨て場へ向かった。




「タカヒロさんは来ませんでしたね」




 リエが事務所の方を振り向きながら呟く。




「そうね〜。ミーちゃんが寝たいって言ってるからって言ってたけど。本当かしら……」




 タカヒロさんはミーちゃんが眠たいようで行けないと言っていた。しかし、実際のところは本人が寝たいだけじゃないだろうか。




 そうこうしているうちに私達は例のゴミ捨て場に到着する。




「さて、ここで幽霊が出てくるみたいだけど。本当かしら」




 待っていると、しばらくしてゴミ捨て場に縦長の影が現れる。




「現れましたよ!!」




「二人とも僕の後ろに隠れてください!!」




 リエが叫び、楓ちゃんが私達を守ろうと前に出て臨戦体制になる。

 そんな中、例の幽霊の姿がくっくりと見えてきた。




「「「ペットボトル!?」」」




 そこにはペットボトルに顔がついた幽霊がいた。




「なんですかあなた方は……」




「あなた……幽霊なんですか?」




「私の姿が見えているんですね。いかにも私は幽霊です」




 ペットボトルの幽霊は腕を組み、私達と向かい合う。




「なんでそんな姿に?」




「それが……。巨大なペットボトルを飲もうとしたら身体がハマってしまい、抜けなくなって……。そのまま私は……」




「どんな状況よ!!」




 ふざけた状況だが、そんな状況の幽霊をリエが解説する。




「おそらく死因としてペットボトルが思念として付いてきてしまったんですね」




「そんなことがあるのね……」




 ペットボトルは頭を下げる。




「どうか、私をペットボトルから解放してください!!」




 そう願い出るペットボトル。私達三人はそれぞれを見て頷くと、




「当然助けますよ。私達はそのために来たんです」




「ペットボトルから抜け出せれば、未練も無くなるはずですよ」




 こうして三人で協力して、この幽霊をペットボトルから解放した。そうすると幽霊は天へと昇って消えていったのであった。







評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ