第E14話 『ヒーローらしさ』
霊能力者のレイちゃんは、ダメ、無能、役に立たない?
著者:ピラフドリア
第E14話
『ヒーローらしさ』
「それでレッドさん。何のようですか?」
事務所に突然尋ねてきたレッド。彼にお茶を出し私は向かいに座る。
レッドは出してもらったお茶をマスクの上からストローでチュウチュウと飲む。
「それが俺はヒーローなんだが、一つ足りないポイントに気づいてしまったんだ」
「ヒーローなのに変人枠ってところ?」
「違う」
私の答えを即答してレッドはノートを取り出すと、前もやってくれた紙芝居で説明し出す。
「俺はヒーローだ。だが、足りないポイントがある。それは!!」
レッドのイラストが書かれたページをめくると、次に出てきたのは……。
「ロボットだ!!」
そこにはヒーローものでよくあるようなロボットのいますとが描かれていた。
「ロボット……。そういえば、アンタ達、合体技的なのは持ってたけど、ロボットは使ってなかったね」
海に行った時、不発に終わったが必殺技ぽいものを使っていた。
しかし、武器は出てきたがロボットは出ていない。
「そこでロボットと言ったら合体。そこで考えたんだ。究極のロボットを!!」
レッドがページをめぐり、次のページに描かれていたのは、チワワとヒヨコ、オタマジャクシとさまざまな動物の要素を取り込んだ。
ヘンテコロボットのイラストだった。
「どうだ? 良いと思わないか?」
レッドが目を輝かせながら私のことを見つめてくる。そんな目線で見られると……。
「い、良いんじゃないかしら」
「だよな!! よし、早速ヒーロー連合に連絡だ!!」
レッドは立ち上がると、そそくさと事務所を出て行った。
その後、合体ロボが完成し、都内で活躍することになるが、中途半端に可愛さを取り込んだロボとして中途半端な知名度で終わるのだった。
第E14.2話
『宇宙人』
我々は地球の平和を守る野菜星人。フルーツ星人から地球人を守っている。
そんな我々はある場所にやってきていた。
「ここが地球の野菜畑か……」
野菜の顔を持った人間が数人、畑を見てうっとりとする。
「可愛い野菜達ですね」
「きっと将来、有望な野菜に育つんだろうな」
「この星の野菜はどんな仕事をするんでしょうね」
「きっと地球人のために政治家になっているんだよ」
彼らはまだ知らなかった。自分達、野菜は人間に食されているとは……。
第E14.3話
『初恋』
「なぁ、姉さん……」
「なに、ハゲ?」
「ハゲじゃないです。そってるんです…………。って、そうじゃなくて、俺、姉さんが嫁いで行った時、ショックだったんすよ」
「へぇ〜、そうなの」
「俺、昔は…………」




