第40話【四日目】
ここからはピーマンにも未知の領域
目が覚めるピーマン。
「さて・・・これからどうなるんだ・・・」
最初の時はフィッシュ帝国との打ち合わせの準備の為に
色々と雑務で屋敷を離れたのだったが今回はどうなるのかと身構えながら一日を過ごすピーマン。
何も起こらず一日が終わろうとしている。
「・・・・・」
黙って夕食を取るピーマン。
「あの・・・ピーマン様、 如何しました?」
「ん? 如何したって・・・何がだ?」
「今日は何だか気が張り詰めていたようですが・・・」
「いや・・・フィッシュ帝国について考えていてな」
嘘は言っていない。
「まぁ・・・フィッシュ帝国との会談はパプリカ様が代わりに行うのではないのですか?」
「そうなんだが・・・一体如何なる事やら・・・気になる所だ・・・
なんだか気疲れしたよ・・・」
食後の紅茶を飲むピーマン。
「まぁ・・・今日はホットミルクでも飲んでゆっくり寝ましょう」
「うーん・・・寝る前に飲み物飲むのはなぁ・・・夜中にトイレに行きたくなる」
「お気持ちは分かります」
「トイレに行くのは平民も貴族も王族も同じだからなぁ・・・」
「平民のトイレと貴族のトイレは大分違いますが・・・」
「まぁそうだろうが・・・」
かちゃり、 と紅茶を置く。
「それじゃあ少し考え事をしてから寝るとするよ」
「私は先にお休みしますわ」
ピーマンは書斎に、 カラシナは寝室にそれぞれ向かった。
ピーマンは紙に状況を書いてみた。
・最初の時では後三日でカラシナは死ぬ
・死因は良く分かっていない
・健康診断では異常がないから病気ではない?
・外傷はなかったから暗殺ではない? 毒の可能性?
・少なくとも事故では無い
「ふむ・・・・・あ・・・もしかして・・・」
病気でも殺された訳でもない、 事故でもない
だとするならば残された可能性・・・それは神の力を借りた者の犯行。
自分も神の力で巻き戻ったのだ
ならば神の力を借りた何者かがカラシナを殺しても可笑しくはない
だとしたら誰が? 何のために?
神の力にどう対抗するかピーマンは無い頭で考えた・・・
考えて考えて・・・気が付くと朝になっていた
自分は机につっぷしていた、 顔にぬめりを感じ手を付けると
手が黒くなった、 インク瓶をひっくり返してしまったのだろうか
お陰で紙もピーマンの顔も真っ黒になってしまったのだった。
残り三日




