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狼が守護神になった  作者: 塩味
狼は守り神
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狼の逆襲

少し忙しくて投稿できなかったです

今度細かい設定の話なんかを投稿したいですね

ー狼梅村ー


「よっーーす、帰ってきたぞ」

「あら神様お帰りなさい」

「おかえりー!お土産は!?」

「お土産ー!」

「お菓子!!」

「えぇーい!群がるなちびっこ共!!」

「ねー何処にいってたの??」

「鬼山だよ」

「お話聞かせてー!」

「はいはい」


子どもを腰に腕に肩にひっつかれながら腕をぶん回す

子どもたちはキャーキャー叫んで喜んでいる、周りからみたらかなりの速さで回ってんだけどね

大人達も幼い頃同じようにやってもらってるから生暖かい目でこちらを見てくる


「鬼さんってつよいのー?」

「あぁ強いぞー今回俺は勝負で負けたよ」

「えぇー!神様負けちゃったの!!」

「負けちゃダメだよ!」

「勝たないとダメ!」

「負け犬…」

「仕方ないだろう…最後のこっちに来なさい」

頭にアイアンクローかましつつ子ども達と共に社に向かう

「あ」

「ん?どうした??」

「この時間なら飛鳥ねーちゃんが社に居るかも」

「ほぉ」

「境内の掃除とか手伝ったあとふたりで内緒話してるもんねー」

「うん、ぼくたちはよくわからないね!」

「なるほどなるほど、よし突撃だ!」

「「「「おー!」」」」


ー狼梅村社ー


「もう揉めば大きくなるんじゃないの」

「なげやりな…もっと親身になってよ!」

「飛鳥ちゃんの胸と私の胸は別物ですもの」

「くっ…弥生め…言うようになったじゃないの…」

「私からしたら飛鳥ちゃんの体型の方が羨ましいですよ…細くて身長も少し高くて…」

「こっちだって弥生の男を誘惑できる体がよかったわよ」

「誘惑ってなんですか!!」

「夏場薄着のあなたのことをみんな見てるわよ」

「!?」

「それに…」


修 羅 場

やっべぇ…やっべぇ…

すごく……楽しそうです…

無意識に口角があがる。

子ども達から悪い顔ーとか言われるが気にならない

子ども達と俺は術を使って音と力を隔離なおかつ俺の神力を村の甘味処に設置してるから弥生あたりは俺が甘味処にいると勘違いしているハズ


「よっしゃそろそろ行くか」

「なにするの?」

「トドメさしてくる」

「?」


ガラッ


「よおただいま」

「…!?」

「ろ、狼様!?」

「おうさ」

「いつからここに…」

「や、俺の家だから」

「おかしい…気配は甘味処だったのに…」

「なんで二人ともそんなに焦ってるんだ?なにか隠し事か?」

「そんなことありませんよ、ちょっと相談してましたので」


ふむ、間違ってはいない回答だな


「悩み事か?俺も力になるから相談してみないか?」

「え!?」

「村の人々は俺の宝だ、宝を護るのも俺の役目だ」

「ろ、狼様…」


弥生がなんか感動してる

本音だけどこれはお前達にトドメをさす布石だからな


「いいか、人は千差万別その人が思うことは他人が思ってるものとは限らない」

「ろ、狼様…?」

「好みなど人其々、好きな人がいれば好みから外れる人もいる」

「?」

「大事なのはその人の心だ」

「な、なんのお話ですか?」

「飛鳥お前の胸に平地が広がろうと好きな男は必ずいる需要はある、弥生お前のちょっと誘惑されるボディは村の男達が鼻を伸ばすのはしょうがないそれに2kg程増えたのを俺は黙認しているちょっとむちむちしてるのが俺的には好きだからな」

「「……」」

「ヒュー!神様言っちゃう!」

「そこに痺れる!」

「憧れるぅ!……!?」


子ども達が部屋に入った瞬間目に入ったのは

羅刹の顔をした

見目麗しい少女達であった


「狼様」

「なんだ」

「いつからこの事を?」

「お前がはじめて弥生に相談した時からだ」

「なんで私のた、体重を…」

「最近茶菓子が少ないし、お前が掃除なんかをする時に何時もより必死にやってたから気づいた」

「狼様」

「だが断る」


狼はそう言って一瞬で姿を隠した

2人は全力で探す

しかし気配を辿ってもそこにいるのは

神様がくれたといった団子を食べる子ども達だった

なんと器用なことに団子の串に己の神力をそそぎ身代わりを作ってた


フハハハハハハハハ!!!!

これが神様の力よ!!

敬え!!!


あの犬今度会ったら殺すと飛鳥は心に誓い家に帰る

弥生は茶菓子を控えようと心に誓った


ー狼梅村隠し祠ー


「あー満足満足たまにはこういうのもいいなぁ」

「主様なにした?」

「悩み抱える乙女を思いっきり馬鹿にしてきた」

「さすが主様」

「だろー?」


隠し祠

はるか昔に村人の為の避難所として山の地下をくり抜いて作ったものだ。

ここを知ってるのは居ない。

村が危険に犯された時にここを使って貰うから教えたら誰か入ってイタズラされたらかなわんからな

こいつは幼い鶴を助けたらそのまま妖になった妖鶴だ

見た目は子どもだが既に100歳は超えている

ここの管理を任せている


「主様ー気配が一つ飛んできてる」

「あぁわかる、これは矢文…げっ神力をまとってるじゃねーか…」


矢文

読んで字の如く矢に手紙を括り付けてる物だ

戦があってた時には戦場で伝令がわりに使ってたが、神が使う矢文は一味違う。

力をまとわせ想像した相手の近くに飛ぶように設定しているのだ。

これで遠方の神など素早く伝令を伝えれるのだ


「なんて書いてる?」

「えーーっと…ん?月夜見か…珍しいな…!?」


守護の狼へ


太陽神が倒れたお前を読んで欲しいと言われてたので私が矢文を出した、届いたら急いで出雲へ来てくれとても弱っているのだ


月夜見


「はぁ!?倒れたぁ!?」

「?」

「日の本の最高神が倒れたんだ!どおりでイマイチな天気だよ…急いで行かなきゃな…」

俺は矢文を取り出し狼梅村へ飛ばす朝から弥生がお勤めに来るから社の入り口に矢文を突き立てておく


「妖鶴ちょっと行って来る、すまんな相手を出来なくて…」

「主様その人大事、俺大丈夫」

「いい子だ」

妖鶴の頭を撫でていい妖に育っていってるのを褒める

妖鶴は嬉しそうに頭を擦り付けて来る


「よし、行って来ます」

「行ってらっしゃい」


俺は久々に力を使い空を跳んで出雲へ向かった




ー出雲ー


「……ょ見」

「はい」

「矢文は出したの?」

「は、先ほど目的地に刺さったのでおそらく守護狼は既にこちらに向かっているかと」

「わかったわ…」

「姉上…お休みなさって下さい…」

「…」


寝られたか…

姉上いったいどうなさったのだろうか…


登場人物

妖鶴

元々は野生の鶴

少し羽に怪我を負い飛べなくなってしまった

他の獣や妖から逃げてる時に狼と出会う

羽を癒し飛べるまで付き合っていたら狼の力に影響され妖化

性格は素直とても狼に懐いており祠の管理に誇りを持っている

闘いは苦手だが防御術に優れている

本気で結界を貼れば破るのは難しい

ちなみに性別は雄


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