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狼が守護神になった  作者: 塩味
狼は守り神
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狼と団子

やっぱり戦闘描写って難しいですね

団子ってほんと美味しいですよね

「団子美味ぇ…おばちゃん!お茶おかわり!それと三色を三本!」


はいよ〜と陽気な声が奥から聞こえ残り少ない茶をすする。

鬼山から村へ帰る道中にある団子屋さんへ寄り道をしている

ここの団子は美味いからなぁ…

村に土産…いや、あいつら一本づつなんて金が消し飛ぶ…

弥生と飛鳥にでもやるか…


「はいお待ちー」

「お、ありがと」

「しかし狼様は若い見た目で羨ましいねぇ、あたしはすっかりおばさんだよ」

「神様でもあるし妖でもあるからなー、お富こそおばさんっていっても相変わらず男共の争いの種じゃないか」

「やーよ、あたしは旦那様一筋なんだから!」

桃色の空気を吐き出すお富

団子がさらに甘くなる…

「お母さーん、これお父さんが神様にって」

「あら、みたらしね」

「ありがたく貰うか、ほらお幸もおいで一緒に食べよう」

「うん!」

お富の娘ことお幸

まだまだ反抗期なんて先の先の5歳の女の子だ

看板娘としてお団子を持って来たりして、お客さんからも大変喜ばれている。

そして隣に座ると思ったら膝に乗ってきたお幸

っは!…殺気!!

奥から少しだけ目が見えて眼力で射殺せそうなくらいこちらを睨む旦那

娘溺愛の旦那はすぐお団子をあげようとしてお富に怒られている。

俺へのついでという形でお団子を食べさせたかったのだろう

「神様おいしい?」

「あぁとても美味しいよ、ほらお幸もお食べ」

「うん!」

ニコニコ笑顔でお団子を頬張るお幸

奥からなんか物音が聞こえるがきっと悶えてるのだろうお富を奥にやって鎮めてもらう


旦那様そんなに気になるなら顔を出せばいいじゃない

影から見守るのも親の役目

見守るより悪い虫がつかないように威嚇してるじゃありませんか

いや、しかしだな…

そんなんで反抗期来た時に耐えれるんですか?

うぐぉ!?

お父さんと一緒に寝ない!!とか

ぐばぁ!?

一緒に洗濯しないで!!とか

うぶぉぁ!?


まてまてお富なんでとどめを刺しに行った

娘が可愛いのはわかる

事実お幸は将来有望だ輝かしい曇りのない笑顔でいらっしゃいませと美少女に言われると落ちるわな


「神様ーわたしおっきくなったら神様と結婚するー!!」


ぶるぁぁぉ!?

あらあら

スドンと何かが倒れる音が店に響く

お幸もうやめて!お父さんの命は零よ!


「おーそうかそうか、俺もまだまだ若くいないとなー」

「えへへ」

「可愛いお幸には頭を撫でてやろう」

「お団子もくれると嬉しいな!」

「言うようになったじゃないか、ほらやるよ」

「わーい!!」

あー娘欲しいな…子ども欲しい…

っていっても昔ならまだしも神になってしまったから子どもなんて簡単にできないからな…


「お富団子6本、種類は任せる」

「はーいお持ち帰りですか?」

「お幸見てたら少し思い出してな」

「?」

「ほら旦那様!注文だよ!いつまで寝てるの!?」


弥生と飛鳥が小さい時はほんと可愛かったのを思い出してしまう

なんであんな子に育ってしまったのか…


ー狼梅村ー


「狼様そろそろかしら」

「日数的に考えたら明日か明後日かな?」

「まぁあの人が居ないうちに…教えなさいよ」

「そう言われても特別なにもしてないんだけど…」

「じゃあなんでそんなに大きくなるのよ!!何かしても変わらない辛さってあるのよ!?」

「助けて神様!」

登場人物

弥生

狼梅村の狼社の巫女

特に力とかは全くないので巫女といっても狼のお世話と境内の掃除行事の時の巫女業などをやっている。

掃除洗濯料理完璧超人

とある神様いわく

「こいつが嫁にきたら男はだらける」

体型のことで少し悩んでいる

ちょっと太ってると思っているが、痩せているし周りからも今がちょうどいいと教えてもらってる

というか太ってるのは一部分だけで長の娘が嫉妬してちょっと嘘を言ってるだけである。

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