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『作者、鷹山敏樹が、雑誌のインタビューを受けている』かもしれない。~今も、何処かで 番外編~

今日は私、遠凪加奈子が、あの『今も、何処かで』の作者、鷹山敏樹さんにインタビューをしにやってきました。

それも二人っきり!本当、雑誌記者をやっててよかった~っ。

実は私、鷹山敏樹さんの大ファンで、もう会いたくて会いたくて、張り裂けそうで、ついに会えることになって、とても緊張しています。

みなさんにこっそりお知らせしますが、私、今日は全身赤の、ボディコンの服を着てやってきました。

体にぴったり張り付いて、胸元もいつもより大胆に出して、ミニスカート。

どうしてこんな服で来たのかって?それは。。。

悩殺して、欲情させて、結婚したいって言わせる為です!

まぁ、人並み以上に可愛いって評判の私。まだ二十六歳ですし、間違いなく、鷹山敏樹さんを虜に出来る筈!

私は今、鷹山敏樹さんの泊まる都内のスイートルームの部屋にいます。

鷹山敏樹さんがシャワーを浴びて、白いガウンを羽織い、私の前に座っています。

うぅ~っ、緊張でしょんべん漏れそうっ!

では、インタビューを開始しますっ!


『今も、何処かで』を書こうと思った切っ掛けについて


遠「まず、この作品を書こうと思った切っ掛けはなんですか?」

鷹「そうだね、やっぱり荒んだ世の中の民を、少しでも幸せにしたいなって思ったからかなぁ」

遠「わかります!『今も、何処かで』を読んでいると、きっと自分の悩みなんてちっぽけなものなんだなぁって感じる事が出来ます。そして、悩んでいた自分が嘘みたいに感じられて、なんか、自分は幸せなんだなぁって感じる事があります」

鷹「ありがとう」

鷹山さんが手を差し伸べて来た。私はその手を握り、握手を交わすと、さり気なく握手を交わした右手の匂いをかいじゃいました!

高級な石鹸の匂い!痺れるぅ!

鷹「ねぇ、君も飲む?」

鷹山敏樹さんが立ち上がり、グラスを持ってくると、私達の間にあるガラスのテーブル、その上にある赤ワインを注いでくれました。

もう、私達の間を隔てているガラスのテーブルが憎い!このテーブルをチョップで割って、私達の距離を縮めてやりたい気持!もう耐えられない!

だけど私は我慢しました。


『今も、何処かで』の謎について


遠「現在、第5話まで書かれていますよね。何回も読ませて戴きましたが、随分と謎が深まってきましたよね。まず、暗部ローラとは一体どういう組織なんでしょうか?」

鷹「暗部ローラについては、まだ全てを語る事は出来ません。ただ、第5話でも書かせてもらいましたが、ローラという飲料水メーカーが深く関わっています。まぁ、少しなら話してしまってもいいかな・・」

遠「是非!」

鷹「実はね、ローラという飲料水メーカーの暗部なんだよ」

遠「そうなんですか!」

と私は驚き、ソファの上、両足を持ち上げ、広げた。パンツが見える格好。これで鷹山敏樹さんのハートをロックオンした筈!

と思いきや、意外な言葉が返ってきた。

鷹「ハハハ、ちょっと、見えてるよ」

そう言ってソファから立ち上がり、ベッドルームに向かっていく鷹山敏樹さん。

戻ってくると、モーフを私に手渡した。

鷹「これを足に掛けなさい」

遠「あ・・ありがとうございます」

ちっくしょう!!なんで!?どうして?私に魅力がないってこと!?

すると鷹山敏樹さんが、私にこんな言葉をくれた。

鷹「ただでさえ綺麗な女性にインタビューをされているんだ。それだけで私は緊張しているんだよ。頼むからそれ以上、私の心を乱さないでくれないか?」

うぅ~っ格好いい!流石、鷹山先生!紳士!ジェントルマン!愛am MAN!

遠「失礼しました」私は気を取り直し、インタビューを続けた。

遠「では、別の謎についてお聞きします。白衣の男とパイプ椅子の男。あの二人は今後、物語に関わってくるんでしょうか?」

鷹「いい質問だね!」

遠「ありがとうございます!」

鷹「もちろん関わってくるよ。白衣の男は暗部ローラと深い関わりがあるんだ。そして・・」

遠「そして?」

鷹「パイプ椅子の男も・・いや、これ以上はまずいなぁ」

遠「教えてくださいよぉ~」

私は胸を両手で持ち上げ、揺さぶり、お願いしてみた。悩殺作戦part2!やっぱり我慢出来ませんでした!

鷹「おいおいおい、なにやってるんだい?ハッハッハ」

遠「あっ、すいません。興奮するとつい。私の癖なんです」

鷹「ねぇ、君」

鷹山さんが真剣な眼差しを私に向けて来た。緊張する私。頬がこわばる。

鷹「その癖は、治すべきだよ」

叱られる。感情が体の中から湧き上がってくるのを感じた。もうすぐ涙に変わる。堪えられないかもしれない。

すると、鷹山先生がにっこりとほほ笑んだ。

鷹「その癖のせいで、どれくらいの男を狂わせてしまうのか。それに君は気づくべきだよ。知らないのは罪だ。そして、罪には必ず罰がやってくる。僕は君のような素敵な女性に、辛い思いをして欲しくない」

キャー格好いい!もう駄目、私の下の柔らかいソファが、電気椅子のように感じられるぅ!びりびりくるぅ!

遠「すいません、気をつけます」

鷹「頼むよ、女子」

湧き上がって来ていた涙は、体のオアシスにもどっていった。気を取り直してインタビュー。

遠「で、パイプ椅子の男の話ですが」

鷹「うん、そうだね。パイプ椅子の男については・・うん・・・やっぱり話せないなぁ」

遠「そんな事言わずにっ!読者がとても聞きたがっている事なんですから」

鷹「うん・・・じゃあ少しだけ。白衣の男は病院の先生なんだ。そこにパイプ椅子の男がやってきて、悩みを聞いてもらっている。だけどね、彼は肝心な悩みを隠しているんだ。それが今後、明らかにされる」

遠「えっ!?」私は驚いて身を乗り出していた。ボディコンの服から覗く私のバストが、彼の視線を捕える。

これは作戦でもなんでもなかった。自然にそうなってしまったのです。

鷹山先生が、バストから視線を逸らしたのを確認しました。きっともう、彼は私の虜。私は彼に見えないように、右手で小さくグーを握りました。

遠「今、さり気なく凄い事言いましたね」

鷹「えっ!?なんか言ったかい?」

遠「えぇ。白衣の男は病院の先生なんですか?」

鷹「あっ!、言っちゃったかぁ」

遠「言っちゃいましたね」

そして私は右手でグーを握り、自らの頭をコツンとしました。舌をペロッと出して、可愛らしい表情。

鷹「今のオフレコで」

遠「駄目ですよ、先生っ」


『今も、何処かで』の登場人物について


遠「登場人物についてお聞きします。透明狩人とか、ホラデターとか、ダブルオー・処分とか、個性的な登場人物が出てきますよね。彼らは今後も登場してくるんですか?」

鷹「全員じゃないと思うよ。今のところはね。まぁ、その内の何人かは出す予定だね」

遠「じゃあ、どの登場人物が今後も出てくるのか、教えてくれませんか?」

鷹「まず、第2話で出てくるエマは今後も登場するね。その他、ホラデターと透明狩人。あと、第4話で登場する記者。覚えているかな?」

遠「覚えています!やっぱり出るんですかあの記者!」

鷹「出るよ。でも、一番重要な役割を担うのは、エマだね」

遠「そうなんですか!!」

作戦その3!両手でボディコンの上着、胸元を掴み、思いっきり開いた。ボタンが飛んでいく。

ビリリと音が聞こえた。勢い余ったせいで、襟元が破けてしまった。

黒の見せブラが露わになる。もう、我慢できないでしょう?鷹山と・し・きっ。

鷹「おいおい!」慌てる鷹山先生。ほら、我慢出来ないんでしょう?顔にあらわれてるわっ。

鷹「ちょっと待っていなさい」

えっ!?その険しい表情はなに?ちょっと待って!何処へ行くの?

鷹山敏樹先生が、再びベッドルームに向かっていく。

どうして?なんで私を誘わないの?

そして高級そうなコートを持ってきた。

鷹「これを着なさい。返さなくていいから」

私は唖然として口を開いたまま、そのコートを受け取った。そして、空っぽの表情のまま、それを羽織り、ボタンをとめる。

鷹「ねぇ、君」

遠「はい」

私は催眠術にかかったように、空虚に答えた。

鷹「僕は怒っているよ」

遠「えっ!?」私の意識が戻ってきた。ついに先生を怒らせてしまった。

もう死ぬしかない。ここはホテルの13階。13なんて今日の私にぴったりの不吉な数字。この後、ベランダに出て、飛び降りて死のう。

だけど、そのあとの鷹山先生の優しい一言で、私はその決意を引き下げた。

鷹「今日はなんていい日なんだ。君には申し訳ないが、君のような素敵な女性の胸元を、拝見する事が出来るなんて。すまない。セクハラだって言われるかもしれないね。そんな事を思っている自分に、僕はとっても怒ってるんだ。本当にすまない。君にとって、不慮の事故だったって言うのに」

遠「いや・・そんな」

鷹「本当、君の大事な人に申し訳ない」

遠「そんな人、いません!」

鷹「じゃあ、これから先、君の大事な人になる人に、申し訳ないね」

私は感動で涙を流していました。もう、こんな素敵な男性、他にいない。誰がこの男性を手に入れる事が出来るのだろう。いや、もう既に誰かが手に入れているのかもしれない。

だとしたらその女、ぶっ殺してやるわ!ファッ〇ュー!


『今も、何処かで』今後の展開について


遠「では最後に、今後の展開についてお聞きします。今後はどのような話になっていくんでしょうか?」

鷹「今後は徐々に、白衣の男とパイプ椅子の男の関係が明らかになっていくよ。それと、記者の話、ホラデターと透明狩人の話、いよいよ佳境に差しかかっていくよ」

遠「本当、楽しみにしてます。もう、私はそれだけを生きがいにしていると言っても過言ではありません。もう、『今も、何処かで』がなければ、私は死んでも構わない。それくらいに愛しています」

鷹「ありがとう」

遠「では最後に、読者の方々にメッセージをお願いします」

鷹「メッセージですか。いやぁ、そういうの苦手なんですよ」

遠「そんな事言わずに」

鷹「そうですか・・では・・『今も、何処かで』を読んでくれている方々、私も頑張ります。だから、皆さんも頑張ってついて来て下さい。応援よろしくお願いします」

遠「もう一言」

鷹「えっ?」鷹山敏樹さんが狼狽している。その表情もセクシーで、堪らないっ!

鷹山敏樹先生が咳払いを一つ。何を言うのかわくわくしながら見守る私。

そしておもむろに先生が口を開きました。

最後に一言、先生が言った言葉。

それは・・・。

「世界に溢れんばかりの愛を」

私はあまりの格好良さに、そこで意識を失いました。

気がついたらスイートルームのベッドの上。

残念ながら服は着ていました。

鷹山敏樹先生の姿はなく、テーブルの上に一枚の紙切れ。

そこにはこう書かれていました。


「今も、何処かで」


『あなたを愛している』人がいる。






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