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act23:憎み 疑い 追い追われ「コウウン フサイ」

2度ある事は3度、3度ある事は4度あると言う事で大変お待たせしました!

今回は前ほど派手なものはない筈ですが、楽しい読書の時間であることを!


前回までのあらすじ

ニアテルス:罪を償えー!」ドールモート:このセリフは却下された」

エルゼス:強い…!」 一角獣:応戦するしかなかったのですがそれは』

ベルク:実は戦闘シーン入れようとしたの!」一角獣:秘密だそうだ』

懐かし冒険者ズ:ゲエ!?」エルゼス:出会っちまったか…!!!」


注意!:今回も一部どころか開幕から残酷な表現が文内にあります。

上記の内容に嫌悪・抵抗のある方はページを閉じるのを強くすすめさせて

頂きます。


エルゼスにとって忘れるわけがなかった。


捨てられた山 秘密基地 出会った少女 冒険者 魔物


そして出会った少女の顔が髪と同じくらい鮮血に染まった景色


とぎれとぎれだが聞こえた【世にいちゃいけないという類の言葉】


それはやはり、エルゼスの原点だった。


「ひっ…ひいいいいいいいいいいいいい!来るなあああああああああああ!!

来るな来るな来るな来るな来るなその髪と目でこっちを見るな来るなったら

来るなあああああああああああああああああああああああああああ!!!」


ビシュガチャビシュガチャビシュガチャビシュ…!


最早正気とは思えない叫び声を上げながらレヴリーが片腕に内蔵された矢を

射出するひじ鉄を必死で連射するがエルゼスには何の意味も無かった。矢を

撃ち続けるレヴリーの元へ、わざとなのだろうゆっくりとした足取りで歩き

エルゼスは距離を詰めていく。レヴリーは撃ち続けながら腰を抜かしていた。

あともう少しでエルゼスの聖遺物―ソル・ヴォルグの間合いに入るだろう

その時。


「ゼスのボウズッ!!!」

「お願いやめて!」


ブンッ!!…ヒュゥォッ!ドウドゥドゥ!!


エルゼスとレヴリーの間に割って入る影があった。大剣の切っ先と丸い炎の

弾幕。前者はアルメドが、後者はアローナが明確にエルゼスを止めるため

やった行為だった。予想していたのか機敏に距離を取り直したエルゼスは

改めてその攻撃を行った主を見比べる。


エルゼスの目前には大剣を構えなおしたアルメド。彼の斜め後ろの段差には

エメト・スタッフと呼ばれる市販の魔術武装では高値な杖を構えたアローナ。

どちらの目もエルゼスに対し、厳しく細まりながらも申し訳ないという色が

瞳の中に混じっていた。


なおもその2人を前にしてもアルメドの後ろにいるレヴリーの元へ向かうよう

歩くエルゼスに、ヒビキが後ろから言う。


「エルゼス―「止まるつもりないんで。やらせて下せえ、隊長」…先程から

そればかりだぞ」

「ゼス君、何を…」

「ツケ払いだ。…幼い頃に殺されたツケの、な」


エルゼスの言った言葉にセルアとヒビキは顔をしかめる。それを横目で見た

エルゼスは首を傾げるように現れた3人を見、目を細め―笑顔を作った。

目を細めた笑顔をエルゼスに向けられた3人はそれを見て体を硬直させる。

エルゼスの目がモノを言っていた。『逃げるなよ?』と。それを向けられた

3人は理解してしまった。エルゼスは【彼自身が殺されただろうあの日の

続き】をやるのだと。次にエルゼスは右腕を軽く3人へ見せるようかかげて

見せる。そこにあるのは彼が使えるようになったアルク―ソル・ヴォルグ。

そんなソル・ヴォルグから


ヒンッ…ヒンヒン


初めはエルゼスの手にしているソル・ヴォルグを中心に、そして次第に3人へ

向かい、舞うようにきたのは台形・直方体2種類の形を持つ小さな棒の群だ。

それぞれが光の線や刃を端から打ち出し―4つ1組の2組となりアルメドと

アローナに向けて殺到する。

「これ、は…っ!?」

「遠隔操作武装!?だからと言って!」


ピゥ!ピゥピウ!…チィイイイイイイイイイイ!


ボボボボボ…!ヒュンヒュンヒュン!ピー!ピピー!タンタンタン!!


エルゼスのアルクから放たれた遠隔武装を、アルメドは何か特殊な素材でも

塗られているのか、大剣で防ぎながら破壊しようと振る事でかわす。それを

見習っていたのかアローナは攻撃する事で遠隔武装の動きを誘導しながら

細身の体から生まれた軽快な動きで遠隔武装の軌道や斜線を読みつつかわす。

どちらも、熟練の戦士としての動きがかいま見えた。


「こんなモノで!」

「どうにでもなると思ったのか!?俺の剣とて耐魔法塗装は―」

「ああ、どうにでもなると思ったさ。あんさん」


しかし、それはエルゼスにとって予定内で

アルメドはふと気付く。自らの最大の得物、大剣の刃がエルゼスの左手に

持たれていた事を。そして


バキン


次の瞬間、いとも簡単にエルゼスの手によって大剣の刃が砕け散った。


「は?」

「あ…」

「ひ…」


三者三様とも今起きた事が理解出来ないないらしいぼう然とした呟きが

彼らの口からもれる。それに対して一角獣が呟いた独白らしい言葉は相当に

達観していた。


『複数対1を難なくという様子だな。我が主ほどではないが私達以上の力を

持ち得るつもりか。あの少年は』

「強くなる事にはためらい無いんのよね~、あのトゲトゲのオ・カ・タ」

「だから軍曹さん、さっきから色々言い分が壊れてませんか?」


そんな会話をしているのをよそにエルゼスはアルメドから刃の砕けた大剣を

力ずくで投げ捨てさせると

ドゴン!!!!!

腹筋へ向け渾身のこぶしを繰り出した。


「ぐ…コ…ホ……かほ…」


血すらはくかと思ったアルメドは、すんでの所でふんばったのかただひざを

折り、地面に倒れかけふみとどまった。しかし、エルゼスはそんな今にも

倒れてしまいそうなアルメドの片足を持つと


ブワワワワワワワワワ!!


「――――――――――――――――――――――――――――!!!」


自身の頭の上で、腕力に任せアルメドを回し始めた。最早声にもならない

悲鳴を上げて回るアルメド。そんな光景に対し、全く不似合いな声が

上がる。


「そーらーをじゆーにーとーびたーいなー!」

「「『お前(軍曹さん)は一体何を言ってるんだ(の?)「ウホッ」』」」

「や、えーとですね皆様。あんな光景はあまり目にしちゃいかんかと言う事で

気をそらそうともしたんですが」

ベルクまで視線をそらすありさまだった。この後起きるだろう光景を恐らく

予感したのだろう。


アローナはかわさなかった。否、かわせなかった。仲間として長らく組んだ

アローナだからこそ、アルメドをこうも簡単にのす程力を手にした少年から

逃げられない。そう呆然としながら悟ったのか、体が動かなかったのだ。

アローナはまるで功城用の破砕槌のように飛んできたアルメドをまともに受け

吹き飛ぶ。


アローナとアルメドが樹海の奥にある木まで吹っ飛んだのをしかと見送った

エルゼスは正面へ向き直る。未だ、腰を抜かし倒れる直前まで座りこんだ

レヴリーを見下ろし、エルゼスは言う。


「へえ」

「…ぃ」

「仲間に背を向ける事だけはしないのな」

「う……………え…さえ…」

「あ?」

「お前さえ生まれてこなければあああああああああああああああ!!!!」


そう理不尽な叫びを上げながら義手となり、武器へ変形したひじ鉄を向けた

レヴリーは次の瞬間、


ジュッ


矢を打ち出そうとした義手ごとエルゼスのアルクで灼かれ、爆散する。


「ぎゃああああああああああああああああああああああああ!!!?!?!

ああああああああああああああああああ何でだあああああああああ!?」


悲鳴を上げてのた打ち回り這いずるレヴリーにゆっくり更に近づき、足で

踏みつけたエルゼスは次のように言う。


「答えを聞きたいのか?殺しても殺したりねーからな」

「があああああああああああああああああああああああああああああ!!

うああああああああああああああうあああああああああああああ!?」


暴れるレヴリーを片足でついに地面にぬい付ける様に踏みつけたエルゼスは


ヒュン…ズパパパパ


「ぎゃあああああああああああああああああああああああああああああ!?

こなあああああああああああああああああああああああああああ!?!?」


たったの1振り、ソル・ヴォルグを振る。レヴリーにはそう見えるだろう

その1振りで、レヴリーの靴の角や先端、片手の指が何本かが切断された。

それを確認し、エルゼスは降る場所を少しずつずらしながら自分の持つ力―

アルクを振う。苦しみもがくレヴリーを冷たく見下ろしながら。


悪夢とも言える光景はなおもつづく。


「悪鬼もかくやと言える速さ―「違うよ…」何?セルア、今何て…」

「動きに切れがない…ううん、ゼス君はわざとおそく責めてるんだ…」

「あの凡人では太刀筋が見えない動きでか…!?」

「あそこまで…するんだ。ゼス君は…」


そうして、数分後。


ザク


「ああああああああああああああ!あああああああああああああああ…!」

両手と両足を失くし、胴体と頭だけになったレヴリーに

「ちっ、切れるとこはもう首だけかよ」

と、呟いた。

「ボウズ―――――――――――!もう止めろ!もういいだろう!?お前が

そんなになったのはもう分かった!分かったから!」

アルメドの悲痛な叫びが、樹海の奥から先程からのどもかれよとエルゼスの

耳にひびく。


ザクンッ!!


エルゼスはへそから足が生え出す腰辺りに、アルクの刃を入れる。


「ヒギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!」

「レヴリー!!待ってろ…今…そっちに…」


それで引きぬいたエルゼスはいつも通りの調子で、アルメドに言う。


「…昔の好ですぜ?あんさん」


それだけ言って、レヴリーをアルメドの方へ軽く投げやってやり、エルゼスは

ヒビキ達の方へ向き直る。

「スンマセン、時間とらせてしまいましたな。行きましょうぜ。この調子だと

奴はもう動いてるってことッスよね?」

「准将か…それよりも」

「なんスかい?」

レヴリーを顔で示しながら、ヒビキはエルゼスに問うた。

「見捨てるのか」

「バカ言わんで下さい。運がよけりゃあ生きてまた会えますぜ。その時、俺に

【また】弓引いた事を尋問すりゃいいでしょう」

ヒビキの冷たいいい分よりもさらに凍えるような冷たさで。エルゼスは

片腕だけでなく両手と両足も失くし出血を始めているレヴリーを顔で示し

言った。そんなエルゼスを見てヒビキは額あたりに人指差しを乗せ、首を横に

振るしかなかった。



「一つだけ聞いてよろしいかね、少将」

カドラバ帝国南西から南東へ向け、ニアテルス達は移動していた。そんな中で

ニアテルスは自分のワイヴァーンにある席の後ろへ乗せたベゼグに向け、話を

始めた。

「フム、何を聞きとうかな?准将」

「あなたが今我々の中で一番疑わしい立ち位置にある事を知っているか?」

「何と?」

おどろくベゼグにニアテルスはこう言う。

「私を取り立てて下さった真なる帝国の主、イェス・トラスパロ様の見方から

考えると、貴殿が一番この中で」

「かの南方にあったアナファルジャの制圧と言う偉業を成し遂げ、往生したと

されるトラスパロ卿がこのワシを?一体何を―」


「イェス・トラスパロ様は生きておられる」


「「何???」」「それは真なのですか!?」


誰もがニアテルスを信じられないと言う目で見た。イェス・トラスパロ。帝国の

教科書にも載った、十数年前の戦いで南を制圧した世界に初めて名が知れた

ドラグーン。戦果の代償が、その男の命だったと、一般的には知られていたが。

それが根本からくつがえる言葉を、自信を片目にたたえながらニアテルスは

3人のおどろきへ答える。


「ああ、そうだとも。何を隠そう、あの方に取り立てて貰い帝国へ来た上に

ドラグーンの使用権限まで託された私が言うのだ。これまでの指示も全ては

あのお方、イエス・トラスパロ様のため…その後、お隠れあそばれたという

偽造情報の工作には手間をかけたが…今こそイェス様の名の下に帝国が再度

固まるべき時なのだ。そして…」

ニアテルスは並び飛んでいるアスカレナへ真摯な顔を向けこう続ける。

「エッチェン…いや、アスカレナ中佐。私があの方よりつなぐ意思。あなたに

それを継いでほしいのだ」

「それは…」

「と、話がそれてしまった。しかし、アスカレナ中佐。考えておいてほしい。

先の任務より貴殿は特務隊監視の任や、緊急招集で素晴らしい活躍を見せた。

その功績と、君の信念が信じる道をこれからも進んでほしいと願う。さて」

「対して、ワシの方は大した功績も無く。そして、東側で帳簿をごまかしつつ

建設していた防壁砦の計画にも失敗しているからの」

「その通りだよ、少将。少し老骨に厳しい真似はしたくはないのだが…」

「何、気づかいは無用よ。流石にこのまま戦果を上げぬままでは武人としても

名が泣く。機会をたまわりたい」

「ああ、素晴らしい。貴殿のその悠然としながら、猛々しくもある心意気は

私としても心地良いよ。【南の方が奴らに察せられていないのも天命か】。

ゆえに」

ニアテルスの言葉をベゼグが継いだ。

「央都制圧の確認、そして特務隊や、北西に向けて暴れているスミス少佐の

動向。調査して参ろう」

「貴殿にそれを任せよう。念のため中佐を連れていっとくといい」

(ちっ、流石に頭は回るみたいね…これはオレっちも)

「では、武運を」

「准将にも、の」



「グルゥ…:ヒマなんだぜ…」

「クァー:ねむーい」

「クァー:おーい」

「クッカカ?:どしたのー?」

「グルルル:思い付いた」

「コーウェオオン?:何か嫌な予感するけど何を?」

「グルグルル…:要求をする…」

「コーカー:どこのだれに?」

「グル!ルグゥウウルルル…:だってよ!あれ見てみろよ」

「クァ?:あれ?」

「グル:そうだ、あいつだよ」

「クァー?:あいつって…?」


「…」←ツヒオリメ


「コー…コーカーコー:あの子が…どうしたっていうの?」

「グルグルルガルゥアグル!:見ろよあれ!すまし顔してやがんゼ!」

「カー…クァ:ココロも入ってないものに焼きもちを焼いてんの?」

「グル?グルグルグルゥ:え?あいつ、乗り手と分離運動してたぞ」

「クァーコ、クァークォッカークォー:そういう力を持つのだって、人には

いるでしょバーカ」

「グルァ!?グルグルガルァ!:何!?バカとか言われる筋合いないぞ!」

「クァクァ!クォーファー!:バカはバカだよ!このバーカ!!」

「グルゥァ!!ガルグルルウガァアアア!:何だと!バカバカ言うような奴が

バカなんだぞ!!」


ガンガンガンガンガン!クアー!グガー!

ス…


「レイア、ここ…いた」

「はい、ありがとうございますわ~、リアちゃん」


「グルゥ…ガァ!?ガルル…:何…だ!?とんでもない…気配!?」

「コォオ、クオオウ…!?:一体、誰よ…!?」


「むきゅ(手を上げる」

「ガー?グル、クアッ:おろ?よう、ムキュ子(前足を上げる」

「クォーウィッ?:誰?」

「むきゅ、新入り」

「クァー?:何よ?」

「…調子、のらない」

「クー、カー、コー?:お前は、一体、何を言ってるの?」

「あんまなめると、かじる」

「…:無言で顔をレイアに向ける」

「あらあら~、まあまあまあ~」

「…:うなだれるように頭を下げて首を横に振る」

「むきゅー…「あの~、リアちゃん?」…むきゅ?」

「別に屈服や~上下関係を作らなくても~この子達はお願いを~、聞いては

くれると思いますよ~?」

「首をかしげてうなった後に見上げて)…お願い」

「クァ…:内容にもよるけど…」

「レイアにうなずいた後指差し)あの子、届けて。あなた達の…飼い主に」

「グア?:届けるったって?」

「コー…ウィッ?:今のあたし達が動いたら…って?…いつの間に…」

「お願い…(ワイバーン達を拘束していた魔術入りの鎖を見せて」

「クォー…コークォー?:任されるけど…大丈夫なのかしら?」

「それ所じゃ…無くなる。あたし達は…用があるの」

「グル。ガルルルガ:まあ、行ってみりゃいいさ。あいつを運ぼうってのは

何か気に入らねーがね」

「クォーカークーコー?:その子の頼みにずい分親身なのね?」

「グルッ、グルッガグルーオ、グル:ダチの頼みはよ、どうしてもな事情でも

ねえ限り、断らねえもんさ(キリッ」


「グルーガッ、グルグル:なるほどなあ、世の中ってな分からねーもんだ」

「コォーカ?クォー…クアクア:特殊浮遊機構とでも言うのかしら?この子…

何にしても便利ね」

「大丈夫?」

「グラ!!グルル:任せな!ムキュ子」

「ん、気を付けて…エドも、クーも」

「コォークァー…クァ:あたしの名前は後で言うわ…それじゃあね」


「近場ですからそんなに苦労はしないはずですね~…では、私達も私達が持つ

目的を果たすため、行きましょうか」

「ん…これで、揃う?」

「そうですね。少し時間をかけましたが~…これでようやく始められます。

この世の方々を救うためにも…」



「所で、セルアに…エルゼス。後で頼みたい事があるんだが…」

「頼みたい事?」「それって何だよ?」

「私の予想では、央都から南、ゲニトルフ湖がある方へ向けて―」

エルゼス達が話しながら央都へ向かおうとした時、突如それはあらわれた。

『こんな昼時に失礼する。私はニアテルス・ヴォーゲと呼ばれるものだ。これを

見ている諸君らの中にも私の顔を知っている者はいるだろう』

「これは…」

「予め映像として撮ったのを大規模な魔法で流しているんですかね。対象は、

俺らみてーな見て分かる奴にしぼるとして…もしかしたら範囲は帝国全土とか

言うのかよこれは…!?」

かなり手の込んだ嫌がらせにでも感じたのだろうエルゼスが顔をしかめる。

『これより、我々はこの帝国カドラバを憂い、全都市に置いて武装制圧活動を

とり行わせていただく』

「な、これは…!」

「…?―」

突如、エルゼスがヒビキを左手で抱え上げた。


「な!?エエエエエルゼス!?」

「何か…何か空から来てる!?」

「頼むから優し(ギャアギャアギャア…!)…何?…樹海の情報で鳴き声が

さわがしい…?」

「むぅ。ゼス君、あたしは持ち上げてくれないんだー?」

「右手は武装―ソル・ヴォルグ使うからな。…感謝はしてるんだぜ?」

「ふんだ。これ終わったらまたお風呂洗いっこするもん「マタナノカ…」」

『少年。大変そうだな』「ウホッホ、ウホ?」

「色々とな。今から来そうなもんも含めて、か?」

緊張感がない会話をしながらもニアテルスの演説映像は続く。


『軍部の頂点に立つ愚か者により、帝国が腐りゆくのを我らは黙して見過ごす

事が出来ず立ち上がった。今こそこの映像を見ている貴殿らに切に願おう、

我らの支配を、この帝国を再起させるための破壊を受け入れるのだ!』


まるで待っていたかのようなタイミングでエルゼス達がいる樹海の真上が開く。そして

その開いた樹海から突きぬけてきた影は


「ソラソラソラソラソラァ!!ソラダケアレバイイホカナニモイラナーイ!!

アハハハハハハハアハハハアハハアハアハアハハハハハハハハハハハハ!!」


ワイヴァーンに乗り、上空を破壊しつくしたニアテオがそう、声を上げるのと

同時に。ニアテルスの声が、言葉を解する理性ある者達にこう告げた。


『再生のための破壊を、今この時より行う。我らが真たる帝国の主…イェス・

トラスパロ様の名の下に!!』


―act24に続く―


次回投稿は10月5日以内を予定しています。


そして今一度訪ねたい所なのですが…

1a:1人は増やしてえーんでね?レイアの知り合い

1b:1人は増やしてえ―んでね?人外ロリ

2:あえて言わせて貰おう!2名とも来いと!!

3:作者の天運―と言う名のサイコロ運やら気まぐれやらに任せる


よければ番号だけの感想や、個人メッセでも良いのでお待ちしております。


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