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第7話 俺が・・・ヤキモチ?(飛鳥視点)

「・・・・・・」


なんなんだ?


声かけてきた男と親しげに喋ってる燐。


なんか 凄くムカついてきた。


廉次って誰だよ?


・・・俺だって 小学校からのつきあいだけど・・・


って なんなんだよ


アイツとはりあってどうする?


誰と どんな男と 燐がどうなろうと・・・俺には関係ないはずなのに


口出しする権利なんて ないはずなのに


わかってるのに


・・・なんだ俺


黒い気持ちが渦を巻いていく。


「あ、ゴメンね!紹介するねーこの人私の幼稚園での幼馴染のカノン!」


「初めましてー」


「初めまして〜」


「ハーフかなんか?」


なんだよ


みんな 何普通に仲良くなろうとしてんだよ?


なんでそんな友好的なんだよ!!


「あ、家 母親が日本人で茶髪なんですけど父親がアメリカ人で青い目してんだ。遺伝ってやつでー」


「へー綺麗な目だねー」


「ありがとう」


イライライライラ・・・・・・・・・


俺1人取り残される。


俺1人 会話に入ってない。


入れない 入りたくない 入らない


すっげー・・・ムカつく・・・


殴りてぇ・・・・・・・・・・


「・・・飛鳥?どうしたの?」


心配そうに燐が俺の顔を見上げる。


「・・・・・・・別に なんでもねぇよ」


ムカムカする気持ちが抑えられなくて 機嫌の悪そうな顔しかできない。


「ごめんねカノンーコイツ低血圧なもんだから不機嫌なの!」


バカ そんなんじゃねー!


カノンって奴は俺をジーッと見る。


「・・・へぇ?」


そう言ってにっこり笑ったそいつは本ッ当にムカついた。




なんでかなんてわからないけど


ソイツがいる間ずっとイライライライラしてて


ずっとそいつのこと殴りたくて


燐に近寄って欲しくない なんて


俺が思う権利ないのに そんな風に思ってしまった。



・・・・・あれ?


もしかして俺 『ヤキモチ』ってやつ 妬いてる・・・のか?




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