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第39話 お祭り りんご飴編

人ごみ 独特の香り 横笛の音 はっぴを着た人達 たくさん並んだ屋台 交通整理をしてるおまわりさん


たくさんの香り 人がまざってる。


そんな中 飛鳥のすぐ横にいる それがなんとなく嬉しかった。


「ね 飛鳥!りんご飴とバナナチョコおごってくれるって言ったよねぇ♪」


「あー・・・んなこと言ったな;;いいけど?」


「やったぁ♪まずはりんご飴!!」


すぐそこのりんご飴の屋台へ飛鳥と行く。


「りんご飴1つください!」


「はいよ」


飛鳥が100円玉何枚か渡す。


キレイで真っ赤に光るりんご飴が小さい頃から大好きだった。


舐めたら甘くて・・・


まぁ、口とか歯が赤くなるのが難点なんだけれども・・・。


「やったぁ♪飛鳥ありがとー♪♪」


「うん」


ドンッ


浮かれてて 目の前の人にぶつかる。


「ごっごめんなさい!」


「あ・・・いーえー」


そちらはカップルで私は女の人にぶつかってしまった。


そのカップルは腕を組んでてなんだか他の人達と違って見えてしまった。


「おい 気をつけろよ」


そう言って飛鳥が私の腕をつかんで自分のほうへ引き寄せる。


「ぅ、うん・・・」


「ホラ 食べ終わったらチョコバナナだろ?」


そういった瞬間 手があたたかいものにつつまれる。


自分の右手を見ると飛鳥の左手が握られていた。


「・・・ッ」


飛鳥の耳がかすかに赤い。


それを見てくすくすと笑う。


右手に好きな人のあたたかい手


左手に大好きなりんご飴


周りは知らない『え?いつも近所に人がこんなにいたの?』ってくらいな人数の人達。


だから手をつないでても恥ずかしくなんてない。


ずっと このままでいればいいのに


ずっと 変わらなければいいのに


ずっと  このまま ずっと・・・




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