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第13話 燐への気持ち?(飛鳥視点)

「・・・っ」


やばい 俺今絶対に顔真っ赤だ・・・


簡単に 好きとか言ってくんじゃねぇよ


そりゃ そういう意味じゃねぇってわかってるけど・・・


あぁ バカだ俺


なんで嬉しいんだろ


なんで顔赤くしてんだろ


こんな 好きって言葉意識してんのは俺だけのはずなのに・・・




あれ?


本当に俺 燐の事・・・・・・?




教室に入り席に座る。


それからかゆくもない頭をぐしゃぐしゃとかく。


何考えてるんだ!!


んなわけねぇだろ!!


新一に催眠術でもかけられたのかよ!?


燐のこと好きなわけない好きなわけないありえない!!


「・・・ハァ」


ため息をついて荷物を机の中に入れた。


「おはよー飛鳥」


声のする方を向くと克哉。


「・・・克哉 おはよう」


「やっぱ不機嫌だな アハハッ」


「お前は朝から元気だな・・・」


俺だって今日は目覚めスッキリで気分よかったさ


「うん この高校の女子おもしれーぞ さっき階段でナンパされた」


「ナンパ・・・?」


「おぅ 何組の子ー?名前教えて カッコイイねー! だとよ」


「ふーん」


だからご機嫌なのか


女好きの理由がわからない


「ま、可愛かったからメアド教えたけどね♪」


「・・・お前って バカだよなー」


「バカ?何言ってるんだ!青春してるんだよ!」


何が青春だよバーカ


中学生の時克哉は2度ほどドロドロな関係を繰り広げている。


確かあれは2年の1学期 このバカ3股かけてやがった。


それを3人共に知られて女がギャーギャーわめいて・・・


ありゃ聞いてるこっちがこわかった。


燐たちにはああなってほしくないもんだ。


2度目は3年の2学期。


また浮気がバレたらしい。女が4人ほど教室で口論していた。


結局は克哉が悪いってことになってさんざん怒られてたけどな。


「お前女をなんだと思ってんだよ・・・」


「いーじゃん♪だって女の子って可愛いし楽しいんだよねー♪」


「・・・よくもまぁ燐達に手出さないよな」


出したら怒るけどな。


「あぁ、俺実際夢乃狙いだから。」


・・・・・・あ?


「ゅめぐっ」


『夢乃!?』といおうとして口をふさがれる。


「言うなよー本人は気づいてないし 気づかれたらヤベェじゃん?」


確かに・・・


夢乃はトラウマがあって男とかかわりたがらない。


俺等4人は別として・・・。


「どっどうすんだよ?アイツ男嫌いだし・・・」


「あーまぁね」


「お前みたいな女好きもっての他なんじゃ・・・」


「失礼な 確かに俺は女の子が好きだけどアイツと両思いになれれば女遊びはしない!」


「・・・両思いになんなくてもすんなよ 信頼ねぇじゃん」


「アハハッ まぁいいじゃんいいじゃん」


よくねぇよ・・・


人事ながら心配になる。


・・・心配 するのはいいけど・・・


じゃあ 俺は?


燐の方を見る。


登校してきた明美と喋っていた。


なんの話をしてるのか 聞こえなかったが笑っている。


「・・・ッ!」


ハッと我に返り克哉のほうを向く。


・・・何 考えてんだ俺は


変だ・・・・・ 新一があんなこと言うからだ!!!!



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