第三十三話 「『国殺し』」
ーーー八年前。ジオカイア王国。
「王様!!緊急事態です!」
ジオカイア王国の中心に位置する石造りの城内で城を警備する近衛兵が、この国の王が鎮座する王の間に慌てた様子で駆けてつけて来た。王の身辺警護についていた者が王の間に突然入ってきた近衛兵を取り押さえようとしたが、王が手でそれを制した。
部下の慌てた様子に驚いたこの国の王、ラファエル・フィース・クロスは一旦部下を落ち着かせてから冷静に問いただす。
「何があったのだ? 落ち着いて話せ」
「ご無礼をお許し下さい。ですが緊急事態なのです!....この城内に侵入者が現れました。侵入者は堂々と正門から侵入...私は報告をするためこちらに向かったのですが、対処に当たった城の近衛兵は全滅致しました!!」
王の間で警備をしていた近衛兵からの報告を王と同様に聞いていた者達がどよめきだした。
そんな事態はありえないと思ったからである。ジオカイア王国は近隣諸国の中で最も領土と人口が少ない小国であるが、今までの歴史上、他国に戦争で負けたことがない。つまりこの王国の兵士は少数ながらも個の力は強大であり、ジオカイア王国の軍は世界最強と各国に知れ渡っているはずだ。
にも関わらず、王の城で王が気付く前に軍の中でも腕が立つ集団である近衛兵達を全滅させたのは何者だろうか。
「敵の数は?」
王の間で混乱している部下達を尻目に王は近衛兵に尋ねた。敵の人数は最も重要な情報と言っても過言ではないからだ。ジオカイア王国は少数精鋭部隊。故に相手の数を知ることは必須だ。おそらく相手の数はかなりの人数のはずだ。ジオカイア王国の兵士は一人で他国の兵士五人ほどと同時に戦えることが可能だと自負しているからである。しかし、王の城は王国の中央に位置する。ここまで大軍で敵国が攻めてくればさすがに気付くはずだ。
ラファエル王は何としても敵の数が知りたかったのだ。大軍でも厄介だが、ここまで少数で攻め込んでくる部隊は相当の腕が立つ者達のはずであるからだ。
「正確には分かりませんが、おそらく一個小隊ほどの人数であります!」
「何!?」
一個小隊ほどと言えば三十人弱ほどの部隊ではないか。そんな少数で城の近衛兵達を全滅させるほどの部隊とは一体どこの部隊であろうか。ラファエル王はジオカイア王国最強戦士の称号を持つ戦闘の達人だ。そんな王でさえ久しぶりに冷や汗をかいている。部下達の心の内は聞かなくても理解できる。
「皆の者!!戦闘準備を整えろ! ジオカイアの兵士であれば敵の小隊など粉砕してくれるわ!!」
「「「オウ オウ オウ!!!」」」
ラファエル王の呼びかけに王の間にいた兵士達は拳を上に挙げ、ジオカイア王国伝統の返しで応じた。
すぐさまラファエル王は王の間に飾られていた世界最強硬度の金属、アダマンタイトで作られた鎧を身に纏い、ジオカイア王国の外れの大森林に生息するカロフォルという『モンスター』の良質な毛皮が首元にあしらわれた赤紅色のマントを羽織った。
そして手に握ったのは物理攻撃でさえアダマンタイトに傷をつけることができる魔法の剣『オリジン』。ジオカイア王国の国宝である。
ラファエル王は防具の装着を終えると周りを見渡した。既に部下達も装備を装着し終えたようだ。この王の間にいる部下達はジオカイア王国の中でも指折りの兵士である。皆、鎧、兜を装着し片手には三日月型の盾を、もう片方の手には剣を携えて警戒に当たっていた。
この王の間を突破されたらジオカイア王国は破滅も同然だ。突然訪れた国の危機に王の間の兵士は戦場以上に緊張しているに違いない。
王の間の正面扉の向こうからこちら側に走ってくる足音が聞こえてきた。
「舐められたものだな 正面から堂々と入ってくるとは」
ラファエル王はそんな愚痴を呟きながらも正面扉に神経を集中させる。
すると、次の瞬間、重厚な両開きの正面扉が向こう側から開かれた。
正面扉から徐々に広がってくる向こう側の景色を注視すると、黒い軍服を身に纏った不気味な男の姿が見えてきた。その男が正面扉を一人で開けているようだ。やがて完全に正面扉が開かれると、そこには先ほどの近衛兵からの報告にもあったように一個小隊ほどの黒い軍服を身に纏った部隊が現れた。
両者は睨み合う。
そして、ラファエル王の方から先に口火を切った。
「人の城に許可なく攻め入るとは貴様ら何者だ!!」
ラファエル王は低音で威嚇を込めて尋ねる。
「我々はデヴォルカス連邦共和国の者だ。今日からこの国は我々の統治下に入ることになった。大人しく武器を置いて投降しろ」
デヴォルカス連邦共和国と言ったら大国ではないか。そんな大国が一個小隊でこの国を統治するとはいい度胸をしている。それしきの戦力で我々が屈しないことは既に知っているであろうに
「ふざけるな!使者も寄こさず小隊ごときで我々に国を明渡せだと!? ジオカイア王国は戦士の国だ。断固拒否する」
軍服姿の不気味な骸骨頭の男はジオカイア王国がデヴォルカス連邦共和国に国を明け渡すことはさも当然の事であるかのように呆れた口調でラファエル王に返答をした。
「仕方がない。この城の近衛兵は抹殺した。貴様らはこれから我が国の奴隷となってもらわねばならんのだ。貴族の連中が煩くてな。とりあえず貴様らを戦闘不能な状態にしてやろう。心配は無用だ殺しはせん。戦士の死に酔いしられては困るのでな」
「戦闘不能になるのは貴様らの方だ ジオカイア王国の力を思い知るが良い。 ジオカイアの誇り高き兵士達よ!奴らを抹殺しろ!!!」
ラファエル王の指令と共に、先ほどから腹わたが煮え繰り返っていた兵士達が待ってましたと言わんばかりにデヴォルカスの軍服集団に襲いかかった。
骸骨頭の男は他の軍服達に「やれ」とだけ指示を出すと後ろに下がり、戦闘を見守った。ラファエル王は心底骸骨頭の男がムカついた。おそらく骸骨頭の男は部隊の隊長にあたる者だろう。上の者が前に立たずに下の者任せにすることが許せなかった。
ジオカイア王国の指折りの兵士達でさえ、軍服達と互角の戦闘を繰り広げていた。近衛兵が全滅したのも頷ける。
ラファエル王は骸骨頭の男を倒すため王の間で戦闘を繰り広げている部下達の間を全速力ですり抜け、正面扉に向かう。
すると、三人ほどの部下をすり抜けたところで敵の軍服がラファエル王目掛けて短剣を振り下ろしてきた。
「<攻撃回避>」
ラファエル王は<攻撃回避>を唱えて自身に振り掛かってきた短剣を『オリジン』を使って短剣の速度を殺し、受け流した。金属のぶつかりあいによってラファエル王と軍服の間に火花が散る。
ラファエル王は軍服に追撃を与えずに、再び骸骨頭の男の元へと走り出す。軍服は信頼厚い部下が対処してくれるだろう。敵は国の長を直接攻撃してきたのだ。それが最も簡単に国を落とす方法であると知って。ならばラファエル王も同じことをするまでだ。軍服達の長、骸骨頭の男を倒す。
正面扉で突っ立ていた骸骨頭の男の間合いまで接近するとラファエル王から攻撃を仕掛ける。
「<閃光切り>」
『オリジン』の刀身が光り輝いた。<閃光切り>は切りつける相手のみに目眩しをする魔法だ。この魔法を使用する兵士は少ない。ただの目眩しをするくらいなら攻撃魔法を仕掛けることを選択するからだ。しかしラファエル王の剣さばきを習得する者ならこの魔法はとても有効だ。単純な魔法だが相手の知覚を劣らせることで己の剣の有効打撃確率を上げることができる。ラファエル王は骸骨頭の男を警戒して確実に己の打撃を与える方法を選択したのだ。
しかし、『オリジン』は命中せず骸骨頭の男が突如、懐から抜き出した剣によって遮られていた。
(なっ!? こいつ視認せずに『オリジン』を防いだだと!?)
よく見るとゴーグルをかけている骸骨の目は、僅かに痙攣をしていた。『オリジン』の閃光をもろに食らったのだろう。だが、そんなこと気にも留めていないようだ。そして、骸骨頭の男はゴーグル内の目ん玉をぐるりとラファエル王に向けた。
危険を察したラファエル王は後ろに引いた。両者は数歩の間で対峙をする。
骸骨頭の男はまだ残っている皮膚がある口で不敵に笑うと、大胆にもラファエル王の正面に足早に歩み寄った。ずんずんと迫ってくる骸骨頭の男が間合いに入ってくるなりラファエル王は『オリジン』の剣先を突きつける。骸骨頭の男はジャンプをし、片足を大きく振り上げたかと思うと『オリジン』の剣先を勢いよく踏みつけた。
「クソっ!」
踏みつけられた『オリジン』で骸骨頭の男の足を薙ぎ払おうと試みるが、既に骸骨頭の男は片手に持った剣をラファエル王目掛けて突きつけてきていた。普通の兵士なら己の武器の制御が効かなくなった状態から対処することはできないだろう。
だが、ジオカイア王国最強の戦士の称号は伊達だはなかった。己の剣で対処しかねると一瞬の間で判断したラファエル王は持っていた『オリジン』を捨て、骸骨頭の男が突き出してきた剣を両手で挟むようにして捉えたのだ。
「なっ!?」
さすがの骸骨頭の男も驚きの表情は隠せなかったようだ。頭の半分は骸骨のようだが、まだ残っている皮膚からも感情は読み取れる。王として他国との交渉事が何かと多い所為で相手の僅かな表情の変化から感情を読み取ることはもはやラファエル王にとってはお手の物だったのだ。
掴み取った骸骨頭の男の剣をラファエル王はそのまま体を回転させ、アダマンタイトの鎧を纏った脇で剣の刀身を挟み込み、脇に力を込めた。
すると、骸骨頭の男の剣が砕けた。
半分に折れた剣をラファエル王から引き抜くと、骸骨頭の男は数歩後ろに下がった。
「ラファエル王 貴様なかなかの戦士だな この剣は携帯できるようにそこまで硬い作りにはなってはいないのだが、脇で折るとは.... 驚いたぞ」
己の武器を破壊されておきながら尚も平然の様子で話しかけてくる骸骨頭の男が気に食わなかった。
「俺の名前を知っているのか まあ当然だが.... まずお前から名乗るが良い」
ラファエル王は自分だけ名前を知られているのが腹が立ち、相手の名前を尋ねた。ジオカイア王国に小隊で攻め入る者なのだから名前くらいは有名な者なのかも知れない。
「ああ 名乗ってなかったな。 王には申し訳ないことをした。俺の名前はベイジョン・ダウン・フォルスマス。『国殺し』とでも言えばわかるかな?」
『国殺し』。この名前を知らない小国の長はいない。デヴォルカス連邦共和国に統治された小国から毎度、この『国殺し』の噂で持ちきりだったからだ。だが、その信憑性の低さから誰も小隊で国を落とした事を信じる者はいなかった。特に世界最強と呼ばれる軍を率いるラファエル王としては現実的ではないと思っていた。しかし、この状況から考えると骸骨頭の男、ベイジョンの自己紹介はどうやら本当のことのようだ。床に転がった『オリジン』を警戒しながらゆっくりと拾い上げ、いつも以上に力を込めて柄を握った。
確かに噂は本当なのかもしれない。だがどうだ。ベイジョンの武器は既に壊れている。こちらが断然有利である。
「聞いたことはあるな ただもし本当にお前が『国殺し』ならばこんな程度か? デヴォルカスに吸収された小国は強くなかったかもしれん。だが、ジオカイア王国は戦士の国。お前なんぞでは打ちとれまい!」
「ハハハ たかが剣を折ったくらいで調子に乗るとは、王も落ちたものだ。....良かろう!では行くぞ!」
ベイジョンは両腕を左右に大きく広げた。そのポーズは神に仕える聖職者にも、子供の帰りを喜ぶ父親がハグをしようとしているようにも見えてくる。
「<念力>!」
ベイジョンが魔法を唱えると同時に、ベイジョンの周りの城壁、天井、床が振動を始めた。
そして、それらを構成していた幾つもの石の塊がバキバキと音を立ててベイジョンの前方の空中に集まり始める。
浮遊した石の塊は空中で再度分裂を開始し、全て均等の塊が空中に出現した。この塊が完成するまで計四秒未満。ラファエル王はただ見ていた。
すると、空中に浮遊した幾つもの石の塊がラファエル王目掛けて、音を立てて飛んできた。
「<回転>!!」
ラフェエル王は飛んできた石の塊を『オリジン』を横方向に高速回転させて破壊する。しかし、すべての石の塊を防ぎきることはできず、ゴン!ゴン!と鈍い音をたててアダマンタイトの鎧に衝突するものがあった。だが手や顔に傷が付く程度で致命傷は避けられたようだ。
石の攻撃が止むとラファエル王は次の一手をベイジョンに打たれるより前に突進を開始した。
はずだった。
既にラファエル王が動き出すと同時にベイジョンは<念力>を唱え終え、城内の天井を支える円柱状の柱を引き抜き、まるで折れた剣の代わりのように柱を突進してくるラファエル王目掛けて振った。
通常の剣が振られたのであればラファエル王は避けただろう。しかし、巨大な柱に逃げる場所を封じられたラファエル王はそのまま柱に薙ぎ払われた。己の住居を支える柱にやられたのだ。
まるで、ボールのように飛ばされたラファエル王は先ほど出てきた王の間まで吹き飛ばされていた。全身に駆ける痛みに耐えながら『オリジン』を支えにしてラファエル王は立ち上がる。
すると、
王の間には、先ほど戦っていた部下達が軍服達によって拘束されている光景が目に入ってきた。
「お前達.....」
信じられなかった。確かに軍服は強かった。だが己の部下であり、ジオカイア王国の精鋭であれば、対処できるはずだった。そのはずだったのに、
ラファエル王は目の前の光景を受け止めきれずに呆然と部下達を見下ろす。
「....申し訳ございません!」
「我らの恥です...」
「ここで切腹をします!」
軍服達に捕らえられた部下達は各々悔しさのあまり口が震えていた。その気持ちはラファエル王は理解できるのだが、理解できる状況を理解したくはなかった。
すると、正面扉から先ほどラファエル王を吹き飛ばしたベイジョンがゆっくりと歩いてきた。
「俺の部下は優秀でな 世界最強なんだ お前達の視界は狭すぎる。こんな小国にいたら仕方がないのかもしれんな...さあラファエル王よ 国を引き渡すのだ」
今、このジオカイア王国で唯一抵抗できる者であるラファエル王は王の間で拘束された部下達を見下ろし告げる。
「お前達見ていろ ジオカイアの戦士が最強なのは 最後まで諦めずに戦い続けるからなのだ お前らの責任は全て俺にある! 気にするな!! <激怒状態>!!」
軍服達に拘束された部下達は目に湧き出す液体が溢れ落ちそうになるのを我慢し、自らの王を凝視する。忠誠を尽くすべき相手を守れなかった不甲斐なさを己の中で必死に嚙み殺し、主人の行動を目に焼き付けようとした。
ラファエル王の体が僅かに赤色に発光し、周りの空気が熱で揺らぎ始める。<激怒状態>により『人間』の極限状態までの活動が可能になり、その多量のエネルギー放射熱で魔法発動者の周りの空気の温度が急激に上昇したのだ。
「ほう これは見物であるな <念力>」
王の間を彩るステンドグラスが砕け、その鋭利な先端がラファエル王目掛けて飛んでくる。だが、
「<火剣>」
燃えた『オリジン』が薙ぎ払われると一瞬にして飛んできたステンドガラスの破片は蒸発した。
そして、ラファエル王は己の足元に力を集中させ一気に地面を蹴り飛ばした。蹴り飛ばされた王の間の地面は砕け、その破片が宙に舞う。その衝撃を利用して一瞬にしてベイジョンまでの間を切り詰め、魔法を放った。
「<閃光切り>!」
ベイジョンは攻撃をもろに食らったが、自身を<念力>を使って後方に飛ばし『オリジン』の一撃を回避する。
そして、ベイジョンは天井を支えていた柱を全て引き抜きラファエル王目掛けて一斉に柱を振った。柱が抜けて支えが失われた石の天井も同時に落下を開始する。
「<八方方陣>!!!!!!!」
大量に振ってくる石の塊をラファエル王は己の体が引き千切れんばかりの勢いで『オリジン』を回転させ、僅か数秒の間で一つ一つ確実に破壊していく。『オリジン』を振るごとに身体中が悲鳴をあげ、筋肉の繊維がはち切れる音がした。だが、<激怒状態>により極度の興奮状態であるラファエル王は痛みを感じずにただひたすらベイジョンが飛ばしてきた石の塊を粉砕する。
「ぬをおおおおおおおお!!!!」
ドカン! ボカッ!! ガタン!!! 城中に石を破壊する音がまるで息をするように連続で鳴り響いた。
城内の半分の外壁、天井、床が削れ落ち、ラファエル王の周りには粉々に砕けた石の塊と大量の粉塵が宙に舞っていた。
視界の悪くなった城内をベイジョンは歩く。
「これほどの物量を剣のみで破壊するとは... 賞賛ものである ....っ!?」
先ほどまで瓦礫の中央にいたラファエル王の姿が無かった。そして、
「<オリジンストライカー>!!!」
ベイジョンの後方から姿を現したラファエル王がベイジョンの背中目掛けて『オリジン』の必殺技である<オリジンストライカー>をかました。この技は一対一の戦闘で有効なものであり、剣技最高峰の突きだ。この技のスピードと打撃はアダマンタイトですら破壊することが可能である。
「!?発動<闇壁>!!」
そして、
城内に閃光と爆音が響き渡った。
瓦礫の上で、全てのエネルギーを使い果たしたラファエル王は仰向けに倒れていた。
ベイジョンは着ていた黒い軍服の上半身が無くなっており、肌が露わになった背中からは血が滲み出ていた。
「危なかったな マジックアイテムを使っていなかったら死んでいたところだぞ ラファエル王よ! こんなに興奮した戦闘をしたのは久しぶりだ!! 貴様には感謝をしなくてはな」
ラファエル王は仰向けの状態のまま返答する。
「これでも生きているとは.... 殺せ!」
「これほどまで魔法を使ったことは久しぶりなのだ お前を殺すのはもったいな過ぎる。 もう少し成長したら本気の勝負をしようぞ!!」
「....馬鹿にしやがって...これが俺の本気だ....」
「安心しろ お前は良い貴族のところに送ってやろう 次の戦闘に備えておけ」
そこで喋る気力すらも消えたラファエル王はベイジョンに担がられて、他の部下達と共にデヴォルカスへと連行されることになった。
そしてこの王の敗戦と共にジオカイア王国は消え、デヴォルカス連邦共和国に統治される事となった。




