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第8話

ツキヨ

加速アクセル!」


ツキヨは動いた。己の能力『加速アクセル』を使い、手にしている愛用の槍を前に構え、自分の姉に向かって突っ込む。

加速を入れた速い攻撃だ。EFでも避けれるか分からない。


あさひ

「よっ。」


しかし、あさひはそれを難無くかわす。

だが、これでツキヨは終わらない。


ツキヨ

「っ!」


急いで右足を地面に着け、勢いを落とす。

落ちた瞬間、また加速し突っ込む。だが今度は、


ツキヨ

「はぁぁああああああああ!!!」


加速による連続の突きを繰り出す。対するあさひは、腰のトンファーを手にし、


あさひ

「はぁぁああああああああ!!!」


己の能力『スピード』を使い、連続の打撃で防いでいく。



==========


ナナセ

「うわぁ~、すご~い!」


追い掛けながら、二人の対決を遠くから眺めているナナセが、目を輝かせて感激していた。


ナナセ

「お兄ちゃんは行かなくていいの?」

リュウセイ

「死ぬ。」


妹の問いに、隣で走っている兄のリュウセイが即答でそう答えた。


リュウセイ

「俺はあいつ等やお前のような戦闘向きの進人類じゃないんだぞ?」

ナナセ

「分かってるよ、お兄ちゃんが『知恵型ウィズダムタイプ』なのは。」



==========


進人類エヴォルダーには、おおまかに3つの種類に分かれている。


腕力、脚力、視力、聴力など身体の進化が特徴の身体型ボディタイプ

発明、考察、など考える事に得意な知恵型ウィズダムタイプ

人間の潜在する力、『神気しんき』を使う神気型オーラタイプ


中には、稀にこの中の2つを使う者や、ごく稀に3つ全てが揃った者も居るとか。


==========


リュウト

「改めて思うよ。進人類は凄いって。」

ガイ

「だろ?もっと褒めろ!!」

ヤマト

「何で君に?」


北斗兄妹とは別で追いかけてる3人がそんな会話をしている中、



シズク

「ひぃ・・・ひぃ・・・ま、待って下さ~い。(涙目」


後ろでは、着いていくだけでも精一杯なシズクが、息を切らせて走っていた。



==========


あれから5分。あさひとの戦闘でツキヨは大分体力が減ってしまったが、その5分で2人の増援が来た。

1人はクナイを持ち、春なのにマフラーを着けており、もう一人は、身の丈よりも大きいハンマーを軽々と持ち上げ、ニット帽を被った、


サンゾウ

「・・・・・3年B組、鳥取サンゾウ、参る。」

ライ

「1年C組、雷シュンスケ!おねーさんに一撃当てて、一日休日いただきます!!」

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