第5話
今日から暫くお盆休み。後半からは東京へ行ってきますので、なるべく多く投稿したい今日この頃。
=リュウト視点=
波乱な入学式も一応滞りなく終了し、自分のクラスの1年C組の教室へ着くと担任の先生に、
1-C担任
「岡崎リュウトだな?君の席はあそこだ。」
そう言われ、自分の席に座った。
・・・直後に頭痛が走り、頭を押さえる姿勢で机に突っ伏した。
急な頭痛の原因は・・・・・
ナナセ
「あ、さっきの!いきなり逃げるなんてひどいよ~。」
ガイ
「いや逃げて当然だろ、お前のそのカッコみたら。」
???(後にシズクという少女)
「えっと・・・あの・・・」(オロオロ)
ヤマト
「・・・はぁ~。」
さっき追いかけ回されたスク水少女やその子に追われていた少年と近くの席だったから。しかも自分を含めた五人は、リュウセイ先輩が所属する第3班に決まっていた。今日は厄日か・・・。
===放課後===
体育館で北斗リュウセイ主催の新入生歓迎パーティーが始まったのだが、
リュウセイ
「あっるぇ~?1班と2班が来ていない?」
集まったのは第3班の在校生と新入生だけだった。
ホムラ
「何でも1班と2班はそれぞれで歓迎会やるとよ。」
カブト
「それに入学式の乱入で3班とはあまり近づきたくないそうだ。」
リュウセイ
「そっかー、残念だなー。全員集まった所に爆竹放り込もうと思ったのに。」
何をする気だ!?と、ナナセ以外の新入生全員の心が一致した。
===リュウト視点===
しかし、始まってみれば新入生達は在校生達とすぐに親しくなっていった。
一緒になってトランプをやったり、趣味が合う者同士で談笑したり、カラオケセットでデュエット組んだり、出されている料理を早食いで勝負し合ったりとみんな楽しくやっていた。
そして僕も、
リュウト
「3。」
カブト
「4。」
リュウセイ
「5!」
シズク
「ろ、6です。」
ヤマト
「7。」
ナナセ
「8!」
???(黒髪長髪の少女)
「9。」
ガイ
「10だ!」
ホムラ
「・・・・・・J。」
約全員
「「「ダウト。」」」
ホムラ
「くっそぉーーー!!なんでだよーーー!?」
皆と仲良くダウトをしていた。
???
「嘘が見え見えよホムラ。」
カブト
「ツキヨ(黒髪長髪少女の事)の言うとおりだな。あれじゃあカードくれって言っているようなものだ。」
リュウト
「ホムラ先輩、あまりコレ向いてないんじゃないんでしょうか?」
ホムラ
「うっせー!」
そう言いながらホムラ先輩がカードの山を取っていく。
そして何故か項垂れるホムラ先輩。
ホムラ
「しかもリュウトとシズクちゃん以外全部嘘じゃねぇかー!」
どうやらほぼ全員嘘をついていたようだ。
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シズク
「すぅ・・・すぅ・・・」
ナナセ
「くぅ・・・くぅ・・・」
ガイ
「がぁ~~~!ごぉ~~~!」
リュウト
「う~ん・・・」
あれからも皆騒ぎ、気が付けばほとんどが寝入っていた。
ツキヨ
「みんな眠っちゃったわね。」
カブト
「もう少しだけ転がしとくか。」
ホムラ
「しっかし今年の新入生達は面白いなー。」
リュウセイ
「おう。今年はいい年になりそうだ。」
===現在===
リュウト
「すぅ・・・すぅ・・・」
思い浸っている内に、眠りに付いたリュウト。
彼はこの1ヶ月色んな経験をした。
だけども彼に大きな力が付く事は無かった。
それでも彼は日々努力を続けていく。皆を守る正義の味方になる為に。
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空。星ヶが輝き、月が照らす綺麗な夜空。
その夜空に浮かぶ雲の中から一隻の空飛ぶ黒い船が姿を現した。
===指令室===
オペレーター
「キャプテン。反応キャッチしました、モニターに映します。」
モニターに映し出されたのは、海に浮かぶ大きな客船だった。
???(キャプテン)
「・・・・アレか。」
そう呟き、キャプテンと言われた男は口の端を釣り上げた。すると、
オペレーター
「キャプテン!客船の3時の方向、機兵が3機!護衛隊と思われます!」
???(キャプテン)
「・・・ヤイバを出せ。他は客船に回せろ。」