第4話
はい、長い間放置してすみません。久しぶりに書こうと行き込んでた割にはこの始末・・・。(泣)
=リュウト視点=
リュウト
「ぜぇ・・・ぜぇ・・・」
あの後何とか逃げ切れた僕は、学園の一角に建てられている大きな倉庫の前で乱れた息を整えていた。
それにしてもさっきの子は何だったんだろう?いわゆる『ロシュツキョー』って奴かな?
そんな事を考えながら、あの悪魔(というスク水少女)から身を隠すため、倉庫の扉を開いて中に入る。すると中には―――
リュウト
「・・・うわぁ。」
訓練用の弐型・機動装甲が数十体も並んでいた。
=====
機動装甲
マスター・ヒメラギが開発した、対機兵戦闘兵器。
特殊な能力を使うEFとは違い、こちらは肉体進化のみしたエヴォルダーが使用する。
=タイプ=
壱型
最初に作られた機動装甲で、装着するというより搭乗する機体である。全長は10mからそれ以上ある。
弐型
動物や昆虫、車やバイクなどのサポートメカに変形が可能となった機動装甲。装着時の全長は3mから10mまである。
参型
最新型。装甲というより鎧に近い。なので装着したまま壱型に搭乗する事も可能。装着時の全長は、装着者の全長で決まる。
=====
リュウト
「さっすがGTS。あんなに弐型が揃ってるなんて。」
倉庫の中を一通り見学して堪能した僕は、会場の体育館へ向かって歩いていた。すると、
リュウト
「ん?」
女子生徒が集まって何かを見ていた。
何だろうと思って近づいて見ると、
眼鏡を掛け、サラッとした髪型に凛々しい顔立ちの男子生徒(後にヤマトという少年)が本を読みながら歩いていた。
少女A
『ねぇねぇ、あの子すっごいイケメンじゃない!?』
少女B
『うんうん!アタシの好みにピッタリ!』
少女C
『ちょっと!あの子は私が貰うんだから!』
リュウト
「・・・あはは。」
女子生徒のそんな会話に、僕はただ苦笑いしていた。
=====
ホムラ
「っ!?」
カブト
「どうしたホムラ?」
ホムラ
「今なんか俺、すっごく嫉妬に燃えている・・・(怒」
カブト
「は?」
=====
そんな事もあってやっと体育館に着き、入学式が始まった。
ライガ
「あー、新入生の諸君入学おめでとう。私は、ここGTSの学園長と白龍艦長を務める、大島ライガだ。」
リュウト
「ライガさん・・・」
この人こそが、僕の憧れで・・・恩人。
10年前、日本でカンク・エストによる大きな襲撃があった。
それによって僕の両親と大切な友達が死んでしまって、僕だけがライガさんに助けられた。
その日から僕は決めた。僕みたいな目に合わせないよう、皆を守る正義の味方になろうって。
ライガ
「君達には、訓練生とはいえ前線、つまりは戦場に出て貰う事もあるだろう。しかし―――」
バンッ!!
???
「おーめでーとさーーーーーん!!!」
ホムラ+生徒達
「「「イェーーーーーーイ!!!」」」
ライガ+新入生達
「「「!!?」」」
ライガさんの挨拶の最中に、突然藍色の髪の青年を先頭に沢山の生徒達が乱入してきた。え?何事!?
リュウセイ
「どーもどーも新入生の諸君、よくぞこの学園に入ってきてくれた!俺はこの学園の3年A組代表兼第3班代表の北斗リュウセイだ!ヨロシク!!」
そして先頭の青年が大きな声で名乗り上げる。何かスゴイ先輩だな。
リュウセイ
「今日は君達新入生達を歓迎するべく、午後6時にここ体育館にてパーティやって騒ぎまーす!!新入生の諸君は是非―――」
と、リュウセイ先輩が説明していると・・・
???
「助けてくれぇぇぇぇ!!!変態が迫ってくるぅぅぅぅぅ!!!」
ナナセ
「だから話し聞いてってばーーーーーー!!!」
今度はハチマキをした少年(後にガイという少年)とさっきの悪魔(というスク水少女)がやって来た。何だろう、頭痛くなってきた。
リュウセイ
「おろ?ナナセじゃねーか。」
ナナセ
「んぃ?あ、お兄ちゃん。」
って兄弟!?この先やっていけるか不安・・・。
リュウセイ
「おーおーどした、そんなカッコして?俺の為?」
ナナセ
「いやいや、遅刻しそうだった上に制服が見当たらなくって、私服で行くのもなんだからコレを着てきた。」
いや私服のほうが全然いいでしょ!?なんて頭の中で叫んでいると、
石山
「貴様らぁぁぁ!!何をしておるかぁぁぁぁぁ!!!(怒」
リュウセイ
「ヤベ!岩石だ!!」
ホムラ
「総員、退避ー!!」
生徒達
「「「うわぁぁぁぁぁぁ!!!」」」
今度は筋肉節々の先生がやってきて、リュウセイ先輩一同は一目散に逃げ出した。
・・・・・なんか、凄い所に着ちゃったなぁ。