第1話
はい、第1話更新です。すみません。
1999年に落下した、『エヴォルコア・メテオ』と呼ばれる事となった隕石によって、世界は劇的に進化した。
その隕石から発せられるエネルギー、『エヴォルオーラエナジー(通称:EOE)』に触れた人類は、肉体や知能が向上し、更には炎や風などを司る不思議な力を宿すなど、今までとは比較にならない程の力を得た。
その力により様々な技術が発展。その内の一つに、「永久機関」が生み出された。
それによって世界のエネルギー問題が大幅に激減。石油などの燃料が最低限の使用量で使われるようになった。
世界は段々、平和向かって進んで行った。・・・・・はずだった。
2030年。南アメリカ近辺の小さな島で、独立国家『カンク・エスト』が誕生し、世界全土に世界征服を宣言。
進化した人類、『エヴォルダー』の兵士。『コレオ・シュタイン』博士の兵器技術によって開発された戦闘兵器、『機兵』を用いた軍隊が進行を開始し、瞬く間にアメリカ地域、アフリカ地域、ヨーロッパ地域を制圧した。
世界の危機が迫る中、政府は対『カンク・エスト』の特殊自衛軍隊、『ガーディアン』を設立。
これにより、『エヴォルダー』の不思議な力で戦う戦士、『エヴォルファイター(通称:EF)』。『マスター・ヒメラギ』博士が開発した『機動装甲(通称:アーマー)』、『護星武装』を用いた軍隊が誕生した。
そして2055年。ガーディアンとカンク・エストの戦いは未だに続いていた。
そんな世界の中、東京湾に浮かぶ一隻の艦『参式・飛龍(白)』の中にある学校、『GTS』の食堂では・・・・・
???
「オラオラオラァ!!」(ドン!ドン!ドン!)
???
「ふっ!ほっ!よっ!」
喧嘩をしていた。それもエヴォルダー同士での喧嘩だ。
1人は紅い髪をした少年で、相手は黒い髪をした少年だった。
紅い髪の少年は、掌から火球を相手に向けて放ち、黒髪の少年はそれを難無くかわす。
生徒A
「いけー!ホムラ(紅い髪の方)!!」
生徒B
「頑張ってー!カブト君ー(黒髪の方)!!」
生徒C
「やれやれー!!」
生徒D
「え~、コーラにポップコーン。アイスクリームはいかがっすか~?」
そしてその二人、ホムラとカブトを囲むように生徒達が声援を上げていた。一部、飲食物を販売している者がいたが・・・。
???
「ちょっと、ちょっと!?喧嘩は駄目ですよ!!」
そんな中、二人の喧嘩を止めようとしている茶髪の少年の声が食堂に響く。
???
「ホムラ先輩にカブト先輩!やめて下さい!」
ホムラ
「止めるなリュウト!コイツ、今日という今日は絶対に許さねぇ!!」
カブト
「すまないリュウト。振り掛かってくる火の粉ははらわなきゃならない。」
生徒A
「お、カブトうまいねぇ。座布団一枚。」
リュウト
「そこの人黙ってて!?今日は一体何があったんですか!?」
茶髪の少年、リュウトが二人の喧嘩の理由を尋ねる。するとホムラが答えようとカブトに指をさし、
ホムラ
「聞いてくれリュウト!コイツ、カブトのヤローが・・・・・」
大きく息を吸って数秒間の溜め。そして叫んだ。
ホムラ
「俺が女子更衣室を覗こうとした所を邪魔しやがったんだ!!!」
リュウト
「・・・・・・・・・・・・。」
カブト
「・・・・・。」
生徒達
「「「「「・・・・・・・・・・。」」」」」
その一言で食堂の中が静寂に包まれた。そしてリュウトは・・・・・、
リュウト
「石山先生ー。赤木ホムラさんが―――」
ホムラ
「さらばっ!!」
リュウトが教師を呼びだそうとした瞬間、ホムラが一目散に逃げ出した。
ホムラ
『くっそリュウトのヤツ!何で『岩石』を呼ぼうと―――』
???
『誰が岩石だ。』
ホムラ
『げっ!?岩石!?』
石山
『石山先生と呼べ。所で、さっきお前の声が聞こえたんだが?』
ホムラ
『えっと、あの、それはその~・・・』
ガシッ
石山
『お前、ちょっと来い。』
ホムラ
『のぉぉぉおおおおおおおおおおおおおおお!!!?』
カブト
「悪は去ったな。」
リュウト
「ですね。」
そういいながらホムラのいつもの行動に呆れ、大きなため息を吐くリュウトだった。
プロローグ書いてから放置しっぱなし。スミマセン。