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オールイン・アンド・ラック  作者: オールナッシング
序章
1/1

前話→大量賭博施設:フリーダム

ここは?———

あたりに広がっていたのは、帰宅途中の道ではなかった。

そこは薄暗い部屋の中。見知らぬ、どこかもわからない場所。

たしか僕は、学校が終わってから帰ろうとしていたはず。

その時、人とぶつかったのに気づいた。周りにも同じように人がいるようだ。

「どこだここは!?」

「早く出して!」

と叫ぶ声が周りから聞こえてくる。他の人もこの場所はわからないようだ。

———その時、一気に辺りの明かりが点灯した。

目の前にあったモニターから声が聞こえた。

「あ、あーあー、聞こえているかな?」

見知らぬ女性の声だった。

「名も知らぬ皆さん、こんにちは!私の名前は"大量賭博施設:フリーダム"の管理者であるワニモだ!」

(ワニモ...?)

やはり聞き覚えのない、若い声だ。

いや、それよりも、"大量賭博施設:フリーダム"という地名についてだ。

「みんな、"大量賭博施設:フリーダム"についてあまりわかってないでしょ?」

(心が読まれた...!?)

「この場所は、賭博の大好きな人物を集めた施設。この場所を出るには、何個かある賭博場を全て脱落せずに残ったら出れるよ!」

「!?」

俺が賭博が好きなのを知っているのか?

という考えが浮かんだ。というものの、僕は重度のギャンブラーだ。何をしていてもギャンブルのことを考えている。

だが、ここにいる奴らが全員賭博好きなら、少なくとも全員かなりの手練れのはずだ。

こんなにわかに勝てる相手なのか?

「この場所にはギャンブルと、"スキル"という盤面壊しのものがある。これを駆使すると、格上相手でも勝利できるかもしれないね!」

本当にギャンブルなのか...?

それに、"スキル"なんてもの、本当に存在するのか...?

と考えているとき、目の前の空いていた場所にガチャが出現した。

「これが"スキル"を獲得する場所だよ!この中から出たものを獲得できる。順番に引いてみてね!」

このガチャが、いわゆる"スキル"を選ぶものらしい。

とにかく、引いてみよう。

———僕の番が来た。

ガチャを引いてみると、出てきたのは"稀幸運(ワンチャンス)"と書かれた紙だった。

その瞬間に、僕に付与されたスキルの内容を理解した。

まずは、使ってみないと。


「おっ!"稀幸運(ワンチャンス)"を当てた人がいるようだね〜この能力はめちゃくちゃに強くなるよ。期待しないと。」

ワニモは1人で話していた。


「よ〜し、みんな引き終わったぽいし、さっそく、始めようか。」

その時、思い出したようにワニモが言った。

「忘れてた!この場所でのルール言うの!まず、この場所の試合の内容はルーレットで決まる。そしてもう一つ、"3回負けるときついお仕置き"が待ってるから、気をつけてね!」

は?

今、さらっと一番大切なものが流された気がする。

でも、とりあえずは行ってみないと。

まずは、1勝を取ってみせる。

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