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10話

昼食の後少し休憩して出発。なにごともなく発着場に到着した。馬車に積んでいた荷物を全員で飛行船に運び入れた後、発着場に併設されている宿泊施設へ。そこで少し豪華な夕食をいただく。


一泊した後、いよいよ飛行船に乗り込みスパシーヤ王国に向かう。飛行船での食事も僕の担当だ。本当なら今回の商談、トルンコ商会お抱えの護衛や使用人を何人か連れて来る予定だったがトラブルがあってほとんど連れてこれなかったそうだ。


なので始まりの街から王都までは比較的敵も弱めで強くなかったため冒険者パーティーを2組ほどいれて対処。その2組とは王都で別れた。そして王都で改めて募集をかけ、今度は3組ほど雇って移動している。


その3組の中にはプレイヤーのパーティーもいるが何故かそのうちの一人がやたら睨んでくる。鬱陶しいがわざわざ自分から関わりに行くのも馬鹿らしい。ほっといておこう。


食材は王都で買ったものとスパシーヤ王国の物がある。スパシーヤはスパイスが名産だとトルンコさんが言っていたが本当に色んな種類がある。これならカレーが作れそうだ。


外部サイトからよさげなレシピを拾ってきて作り始める。数種類のスパイスをキッチンに置いてあった薬研のようなもので挽いてフライパンで炒める。その後ココナッツミルクを入れて、焼いたマトンを入れて…これでいいのかな?まぁアイテム名がスパイスカレーになっているからいいか。


付け合せに3種類のナン、タンドリーチキン、ヨーグルトサラダ、シャーベットを作って完成。各々の希望を聞いて飲み物を入れて持って行く。ナッシー、お茶、コーヒー、色んな種類の飲み物をそれぞれに配っていく。僕はコーヒーだ。


カレーはインド風で美味しく作れた。マトンも固くなっておらずいい焼き具合だ。チキンはジューシーに仕上がっている。ナンはプレーン、チーズ、ガーリックを作ったがどれももちもちで上手い。サラダは比較的食べられるものを少量盛っただけだがまぁ野菜を摂らないよりはいいだろう。シャーベットはレモンにしたが口の中をさっぱりさせてくれる。


合間合間にコーヒーを挟むとより美味しく感じるな。大変だったが作ってよかった。現実だとこの量を食べるのはキツイがこのゲームだと種族によって胃袋が決まっているのでかなり食べられる。そしてゲームでは偏ったものを食べ続けても病気にならない。その為肉やスイーツだけ食べるというプレイヤーもいる。


だが僕は偏ったものをゲームで食べ続けているとリアルにも影響が出てしまいそうなのでできるだけ野菜を摂ったりしている。本当に最低限だが。


昼食を終えた後、ログアウト。リアルでもご飯を食べないとな。



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