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破滅転生譚  作者: chalk
第二生 孤独な少年は世界に叫ぶ
8/33

7.5転目 幕間

 とある病院の一室にて。

「なぁるほど...つまりもっと能力について知りたいと...... お前意外と勉強熱心なんだな!」


「意外とは余計だけどな! てか、あんなぶびゅ、ブュッ...フェ? 行った後にこんな入院する程の金よくあったな」


「まぁ、金払う前に世界滅んじゃうだろうしな! あとたまたま破滅が給料日の2日後ってのもあるがなぁ。それにちゃんと貯金もしてるんだぞぉ」


 朱莉には地味に70万の貯金があった。

(破滅直前の給料含む)


「貯金...女子力.......ぶふぉ!!」


「はっ倒すぞてめっ! ......ぐはあぁぁ!!」


「あーあ! 傷癒えてないのに無茶するからっすよ~」


 この後朱莉が根性の絞め技を放ちお互い気絶するが、間一髪看護師さんに助けられ2人とも一命を取り留めたそうな......。

 ※2人ともきっちり怒られました。




「...そう言えば。俺、能力の事なんも教えて貰ってないんすけど......」


「しゃあねぇな、ちゃんと教えてやるよ!」


「おぉー!さっすがあかりん!」


「もっぺん堕ちるか?」


「さーせんでした...」


 朱莉はいつぞやのホワイトボードを出すと、能力について語りだした。


「さて、まずお前がが欠片と呼んでいたこいつにはぁ、誰かがつけた正式名称がある! それがぁ意石(いせき)だ! 何度か言ったことあるだろぉ?」


「ほほぉ」


「そしてぇ? その意石には大きく分けて4種類が存在する! まず、お前の持つそれ、現象の意石と呼ばれる類だ!」


「現象?」


「あぁ!詰まるところ、火や風、お前の持つ波やぁ...あと音なんてのも現象の意石だ!」


「あかりんの持つ張力とかも?」


「お前ぇ...定着させようとしてるだろ......」


 あかりんは妙な寒気を覚えた!


「まぁいい、話戻すぞぉ! 俺らの持つ〇〇力ってのは力の意石と呼ばれるもんだ! おぉっと、重力や張力も現象じゃないかとか言うんじゃねぇぞ! 俺はそんな細かい事は知らん!

 考えたのはどっかの馬鹿だ! そう馬鹿――」


  ドゴォォン!

 作者は確かな怒りを覚えた!


「え...なんで枕爆散してんの...?」


 ......。


「と、とりあえず! 意石には......。

 現象の意石 生命の意石 硬質の意石 力の意石 の4種類が存在するんだ!


 現象の意石は、火や風、雷といった属性のようなものに加え、波や音、酸や毒なども含まれる。

 生命の意石は、動物と話したり、虫を操ったり、水に命を吹き込んだりといった名の通り命に関する能力だ。

 硬質の意石は、鉄、鉛、炭、金、水銀、石の6種類があり、それぞれその鉱石を操ったり作り出すことが出来る! まぁ、石はちょっと特殊だがな!

 そしてぇ?我らが力の意石!

 最初期から最強と言われている現象の意石と違い?最初は微弱な力しか操れずただの雑魚でしかないが! 伸び代はピカイチだぁ!

 つぅまり!成長さえすれば現象など恐るるにたら――」

 

「でもシャボン玉なんだよね」


 あかりんに痛恨の一撃!

 ざまあみろ!


「ダメだ、何故か今日はどっと疲れ、た...」

 

「え、朱莉?朱莉!?」


 この後ナースコールを押されるも、しばらく謎の頭痛に苦しむあかりんであった。

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