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夜桜のメモ3  作者: 夜桜
短編
2/8

飯テロ

もちろんフィクションですが

ノンフィクションっぽく仕上げてみました!

桜が咲き始める今日この頃。

時刻はちょうどお昼前、中学3年生を終えた私は次の進学先である桜高校までに入学する間、受験勉強の時から溜まっていたアニメとドラマを見たり趣味の小説の執筆に時間を当てていた。


「よし、5000字は執筆でーきたっ!」


午前中にアニメとドラマを消化した私は今、連載している小説の次話を執筆している。そして、ちょうど区切りが良いところで終了し、誤字脱字がないか最終確認をしてから投稿。


キーンコーンカーンコーン。


と、ここで12時を知らせるチャイムが時計から鳴った。あぁもうそんな時間か。

元々私は少食でお昼ご飯を食べなくても生きていける人間だ。でも、中学1年生の夏休み、親から熱中症予防のためにクーラーを付けて日中は過ごしなさいと言われているのにも関わらずクーラー代が勿体無いからと言う自分の勝手な判断で窓を全開にし、クソ暑い夏を乗り切っていたところ、体重がガクンと落ちた。マイナス2キロとかそんな話じゃない、もっとだ。

原因はもちろん、暑くて汗をかく上に食べる物を食べなかったから。


「よっこらしょ」


まぁそのことが親にバレて、ちゃんとご飯を食べなさいと怒られて以来、食べるようにはしているんだけどね。


ちゃっちゃらちゃ〜。


そんな、どうでもいい昔話を思い出していると友達からLINAと言うメッセージが来た。開いてみると『由那(ゆな)へ』と言う文字の下に一枚の美味しそうに撮れてあるミックスフライ定食の写真が貼ってあった。


これは……今流行りの飯テロか⁉︎

へぇ、まさかリアルでやられるとは思っていなかったよ。

うわっ!てかこれめっちゃ美味しそう。

外見から今にもサクサクと良い音が聞こえそうな出来たての熱いコロッケに身がギュッと詰まった大ぶりのエビフライと衣の上から、ふっくら柔らかそうな白身魚のフライが新鮮なキャベツの上に主役として存在している。

また、お皿の端にあるもったりとしたタルタルソースや色鮮やかなレモンをアクセントに付けたら味も変わって、もっと美味しくなるよね。

あっ、白米もツヤツヤと光り輝いて、写真だけどお味噌汁からあの優しい匂いが飛び出してきそう。


「うわ〜、やられたぁ。しかもタイミングが」


それから写真の下にも文章が書いてあって

『飯テロ〜(笑)』と書かれてある。


この写真を送ってきたのは私の友達の一人で谷口(たにぐち) 沙羅(さら)と言うの。

すると、また沙羅から写真付きでメッセージが来た。今度は何だろう?


「うわぁぁ〜」


写真に写っているのはこじんまりとした小さな器にプッチンプニンみたいな形をした黒色のゼリーと、その隣には少し黄色を帯びたバニラアイスが添えられている。そう、これはバニラアイス付きのコーヒーゼリーだ。

しかも沙羅は私の好物がコーヒーゼリーだってことを知りながら送ってきたな!もうこれは、確信犯だよ!


「写真の撮り方上手いわぁ」


沙羅のおかげで今、完全に私の口はミックスフライ定食とコーヒーゼリーだ。

食べたいけど家にそんな食材は無いし、あっても食パンと明太子チューブだけだし。ミックスフライ定食とコーヒーゼリーとは程遠い物しかないね。


「飯テロのお返しにスタンプ連打してやる」


食べ物の恨みは怖いんじゃ!

私は沙羅に白猫がフォークとナイフを持ってキラリーンと目が光っているスタンプを連打しまくった。


もう、私のお腹事情をどうしてくれるんだ〜!





流行に乗って飯テロを執筆したかった!

最初は飯テロのお話を執筆していたのですが、飯テロの被害にあった子のお話もありだよね〜。と言うことでこのような感じになりました。

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