あとがき
『飛翔の弦』。ひとまず完結致しました。お越し頂きまして、大変大変ありがとうございました。
アクセス数、励みになりました。ほんとうに感謝致します。
なんだかね。何回読み返しても、最後の一文で涙出てくるんです。締めの一文にも、うっ、とする。作者がそれで、いーんかな、とも思うけど。
読者の皆様は、どうお感じなのか、かなり気になります。
すみません。極めて自分勝手ですが。「自分が読みたい話を書く」が基本でございます。ぺこり。
稚拙で下手ですが、よろしければ、またお付き合いをお願いいたします。
最後の方でね、王子様、生きのいい王子がちょこっと出てきて。幸せ。笑。
イラストは。ついに後出しになってしまう。これから撮影します。どうやって添付できるのか分からないわぁ。
頑張ってみます。
ご本にした方のあとがきでは。この話、もう続かないことになっています。
なので、この後の彼等についても書かれています。
ロズとイスは、二度と会うことはなく。冬の間の落馬事故で、ロズが亡くなり、そこから半身を永久に失ったイステュールの魂の漂泊がはじまる、と。イステュールは後に「氷神の長」と呼ばれます。なので、もともとはこのシリーズ『氷神の長』というシリーズタイトルでした。うんぬん、と。
さて。現在のAYA。迷っています。続き、書けなくなくね? と。
だって、いろんなエピソードの欠片思いついちゃったんだもん。
ですので。ロズが亡くなるかどうかも、白紙保留。て、ところを考えています。
さすがに14歳を書くのは、もう難しいかもなので。もう少し、成長させたい気も。
「やっぱさ、主役は死んだらダメっしょ?」
は?
「ああ、良かった。出番あれだけかと思った。よしよし、母ちゃん成長したなっ」
「別にぃ、あんなオレ様な王子、不愉快で邪魔なだけよ。つか、オウジサマが二人も居るとうっとおしいしぃ。言葉使いも堅っ苦しいしね」
「あのね、イリュカちゃん、もう次、君はヒロインは陥落なんだからさっ。大人しくしててくんない?」
「は、あぁ? あたしがヒロインじゃなくて、誰が主役張るのよ?
やっと母親も、誰が主役か認識してくれたみたいだし」
………あはははは。ごめん。あらすじ書く時に、やっと気付きましたっ。
「次は、こいつに決まってるじゃん」
て、ロズ? 王子様言葉忘れてるわよっ。
「は? 僕? あ、ども。イスです」
「イスがヒロインで、オレ様が主役。これ、そーゆー話しなんだろ?」
いやいや、違うからっ。違う方向に行かないでっ。
「大体さっ。お前、どさくさに紛れて、あいつの胸触っただろっっ」
「は?」
「鋼を仕込んだ上着を脱いで、とかなんとかで、触りたい放題な状態で……、この変態っっ」
ああ。錯乱するイリュカを大地に……てとこ?
可能性は無くはないね、どさくさでね。
「ほらっ」
「えっえっ。お、覚えてないよっ。てか、あれ芝居したの、僕じゃないじゃんっ」
は?
「これから、あたしたちがこのかっこで代わりに撮影に入るんじゃん。
王子様は二人とも、自分の国のことで手一杯だから、って。
いーよねー、ヒロイック・ファンタジーって。暴れられて」
「………。彩子ちゃん、これ以上凶暴になるとお嫁の貰い手なくなるよ?」
彩子、ちゃんって。あんたたちっ。
「はいはい。来月公開のライオット・ノートから予告に来ましたぁ」
コスプレして?
「そっ。太陽のように輝かしく……って、オレの事じゃん。な三橋翔君ですっ。
こっちが、根暗なら超お似合いなイス役にぴったりの、騎道わかとも君」
「根暗って……。三橋ぃ、僕早く帰らないと学園長代行に締め上げられるんだけど」
「お前、まーだ、あいつに飼われてるのかっ。てっ、痛いから、その長いの振り回さないでよ、彩子ちゃんっ。ヒロインかもしれない、彩子ちゃんですっ」
…………。
「とゆことで。来月から開始の『稜明学園騒乱譜 ライオット・ノート』も、よろしくお願い致しますっ」
ちょっとさ……。これじゃ、主役が誰かわかんないじゃんっ。
「俺?」
みっちゃんじゃないって。騎道君っ。はい、眼鏡。その銀髪のカツラ取って。
「あ………。えと……。
みんなで頑張って撮影しました。ミステリアス学園ファンタジーです。
皆様、ぜひ、見にきて下さい」
て、にこっとすれば、すべてがなんとかなると思ってるわね、きどーくん。
とゆ事で。イスもロズも、なんか頑張ってるみたいだし。良かった良かった。
とはいえ。続きを公開するとしても、それまでには、相当時間かかると思います。
ひとまず暫しのお別れを。
『飛翔の弦』お付き合い頂きまして、ほんとうにありがとうございました。
と。イラスト。あ。活動報告で告知することに致します。
これにて。完結っ。




