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食人植物なんかが居たら即効で絶滅されてそうですよね

やぁ、刺胞動物だよ

少し前に続編らしきものが出てたけどアレはなかったことになったんだ

楽しみにしてた人が居たらごめんね

作者の都合で続けられるのは1つだけなので今度こそ新作だよ!

適当にお付き合いください


あ、基本タイトルは関係ないです


人物表

ソラ

旅人 魔法使い? 和服にコート ポニテ 青みの掛かった銀髪


奈々

旅人 剣士? 黒髪ロング ワンピース的な感じで


※ あらすじ適当に書いてたらお友達に怒られた・・・

「んにゃぅ…?」


 私がトコトコトコトコと森の中を歩いていると、奈々が目を覚ました。うむ…もう少し寝顔を見ていたかったんですが…シカタナァイネ。


「はろぅ、ぐっもーにんぐ?」

「ん、おはよー…」


 どうやら起きたばかりで寝ぼけてるご様子で、奈々はきょろきょろと辺りを不思議そうに見渡している。よろしい!疑問があるなら時に魔術師といわれたことがあるようなないような私がズバッとビシッと解決してあげましょう!


「どうかした?」


 ということで私はきちんと歩みを止めてから解決に向けての第一歩を踏み出すことに全力をだす!誰だろうと疑問を知らなければ解決することは出来ないもんね!


「…なんで動いてるの?」

「さぁ?何でだろうねー?」


 …ふっ、どうやら私に彼女の疑問を解決することは出来ないみたいね。

 ということで腕の中の奈々の位置を少し調整してから、またトコトコと歩みを進めることに。


「ねぇソラ?」

「…なーに?」

「…なんで動いてるの?」

「奈々、よく聞ききなさい?そんな細かいことを気にしていては強く生きれませんよ?」

「いいからさっさと離せー!」

「暴れると危ないって!」

「そう思うなら離せー!」

「ふっ…悪いがそれは出来ないな…」


 私は腕の中で暴れている奈々を落とさないようにしっかりホールド!

 たとえこの身が朽ちようとも…この手は離さない!お姫様抱っこ…一度やってみたかったんだよねー。

 …意外と腰に来るね、コレ。


「満足するまでは決して離すことはない新発想運送術!」

「お姫様抱っこの何処が運送術だ!いいから離せー!」

「離すことは出来ないけど別のものは出来たり」

「そんなこといいからはな…んんっ!?」


 あまりにも腕の中でギャーギャー五月蝿く騒いで、暴れるのでキスで口を塞ぐことにする。うむ、やわいのぅ。


「な、ななななななな、なななななな」

「よしよし、それじゃ降ろしてあげようか」


 起きてしまったのならしょうがないので、真っ赤な顔をしながら『な』を連呼してる奈々を降ろしてあげる。奈々が『な』を連呼…か。それにしても本当は離したくないのに妥協して離す私っておっとなー!

 いやその…ね?暴れられると腰に来るのだよ、腰に。…人はこういう形で大人の階段を上って行くんだね。

 私が痛む腰をさすっていると、奈々が大剣を私へと向けてきた。うーむ…こう、奈々くらいの子が持つと大剣がさらに大きく見えるね!


「な…何すんだー!」

「何って…ちゅー?」


 はて?他に言い方あったっけ?マウストューマウス?ああ、人工呼吸ってのがあったね…でもあれって生命維持だよね?

 ちょっと待ちなさい!切っ先!切っ先が刺さるから!あんまし震えると私の胸に傷が付くから!


「うー!ソラのバカー!」


 私がぷるぷる震える切っ先に戦々恐々としていると、奈々は大剣片手にぷりぷりと歩き始めた。


「あんまし先に行くと危ないぞー?」

「五月蝿い!ソラのバカ!」

「…あのー、奈々様?もしかしたら怒っていらっしゃいますか?」

「ソラのバカ!」


 ううむ…よくわからないけれども奈々はお怒りのご様子。コレは拙い!どうにかして怒りを静めないと私の晩御飯がピンチじゃないか!

 …何がいけなかったんだろうね?おはようのキスが遅かったとか?


「わわっ」


 割と真面目に機嫌を直して貰う方法を考えていると、何かに足を引っ掛けられた。誰だ私の足を掴む輩は!今は大変な時期なんだぞ!主に私の晩御飯とかが!

 怒りをあらわに足元を見れば何かのツタのようなものが絡まっているご様子。コレはアレだね。食虫植物の大きい版!つまり…食人植物?わお、私…捕食対象に選ばれたってわけ?

 そうこうしてる間にツタは伸びるに伸びて私の体へと巻きつくと、何処かへ引っ張っていくではないか。


「奈々ー!こっち向いてー!」

「五月蝿い!」

「奈々ちゃーん?こっち向いてくれたらキスしてあげるからー」

「そんなの要らない!」

「今なら飴ちゃんも付けてあげるぞー?」

「ソラのバカ!」


 何度か奈々に呼びかけてみるけれども助けは絶望的だねぇ。ん?この状況…もしかすると!


「どなどなどーなーどーなー」


 チャンスとばかりにポツリと呟いてみる。ってそんなことしてる暇ないし!今はこの触手から何とか脱出ないと、晩御飯のつもりが私が晩御飯になってしまう!

 あ、待って!お面が…私のお面が落ちたから拾わせて!


 私の懇願むなしくぴくりとも動かない触手たち。このままじゃ、札にも銃にも手が届かないし魔法は近すぎてヤバイ、つまり私何も出来ないジャン!

 一応コートのおかげで締め付けられても特に痛く無いのが幸いだけれど、食べられたらコートも何もないしねぇ。まさか普通の魔法の勉強をサボっていたツケがここに来て来るとは!誰が予想しただろうか!?

 しょうがない…ここは四肢の1つや2つは犠牲にして逃げることにするかな?なぁに、命よりは安い安い。

 私…もしも生きて帰れたら真面目に魔法の勉強するんだ…。


 私がいかにしてこの状況から抜け出そうか考えていると、突然ツタが動かなくなった。むむ?コレは私の祈りが通じたのかな?

 どうやら違うみたいでツタに糸みたいなのが絡みついて動きを止めてる様子。私に絡みついたツタが糸に絡みつかられるか…。


「ソラっ!」


 動きが止まるとすかさず森の奥から奈々が大剣を片手に駆けてきた。ピンチに駆け寄るとは!ヒーロー要素あるね!いつか私もあんなふうに演出してみたいねー。


「奈々!私は信じてたよ!」

「いいから黙って!」


 お決まりの台詞を言ってみるけれども予想外の返答。うむ?どうもテンパってるみたいだけど何かあるのかねぇ?


「…わお」


 後ろを見れば大きなお口とご対面。つまりあと少し遅かったらこのままぱっくり晩御飯となったわけと…いやー危なかった危なかった。

 だけどどれだけ近かろうが植物は植物。悲しいけれど…私、それ以上近づけないのよね。まだ動けないし。

 そうこうしてる間に私は奈々によって助けられ…いたひ。


「奈々…?ツタを切って助けるのはいいけれど、出来ればつかまってる人のことも考えた救出法にして欲しいなー?」


 私は地面へと這い蹲りながら、食人植物に止めを刺している奈々の方を見上げる。悪いな!魔法の勉強をするって言ったがアレは嘘だ!


「まぁ何にしてもありがと」


 立ち上がって伸びを一つすると、奈々にお礼を言って頭をなでなで。やっぱり五体満足ってすばらしい!


「…さっさと行くよ」


 …あるぇー?


「まだ怒っていらっしゃいますか?」

「…怒ってない」


 聞いてみると私から顔を背けながらポツリと言う奈々。わー…コレは怒ってる。さてさて…何ゆえ彼女は怒っていらっしゃるのでしょうか?


「もしかして心配をかけたからとか!?」

「心配なんてしてない!」

「おぅ…」


 真っ赤な顔で叫ぶ奈々に少し気圧される私。どうやら心配をかけたことについて怒っているようではないらしい。…となると、おお!なるほど!つまりご褒美が貰えないから怒ってると!ふっ…私に掛かればこの程度、聞く必要もない!

 そうとなれば飴玉を取り出して彼女の名前を呼ぶ。


「奈ー々ー」

「…何よ」

「はい、ご褒美」

「んぐっ!?」


 私は手に持った飴玉を口に含んでから、奈々へとキス。そして少し舌の上でコロコロと転がしてから飴玉を奈々の元へとどなどな。


「ん…」


 奈々は顔を赤くしながら目を白黒、手をばたばたさせていたけれど、やがておとなしくなると飴玉を口に含んだ。よし!みっしょんこんぷりーと!


「ソ…」

「んに?」


 奈々にあげてたら自分も欲しくなったので、自分用の飴玉を選んでいると、奈々が何やら呟いている。


「ソラのバカー!」

「バカとは何よ、バカとは」


 何と!奈々は真っ赤な顔でそう叫ぶとまたずんずんと先に進んでいくではないか!?


「あんまし先に行くと危ないぞー?」

「五月蝿い!ソラのバカ!」

「…あのー、奈々様?もしかしたら怒っていらっしゃいますか?」

「ソラのバカ!」


 うむぅ…何が悪かったのか…レモン味嫌いだったっけ?確か前に聞いたときは好きだって聞いたんだけどね?


「奈々ー?そんな急ぐとお姉さん付いてけないー」

「五月蝿い!もう知らない!」

「キスしてあげるからー」

「…」


 おお、効果あり。


「…不意打ちじゃなくちゃんとしてくれるなら許す」

「あいあい」

「ん…」


 私はゆっくりと目を閉じる奈々にキスをすると二人で歩き始める。

 さてさて、晩御飯は何かなー?

友人「甘いのが読みたいです」

私「どうしてこうなった!」


ということで新作です

はじさよの続編なんてなかったんや!


手探り進行となるので不定期更新となりました

あらかじめご了承ください


ではではここまでお付き合いいただきありがとうございます

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