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幼児から始めるゆるゆる無双学園生活  作者: 蒼野湊
第3章 アステル魔術学園編

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第32話 合格発表――“特待クラス”への誘いと、急接近する距離


二次試験――

俺がやらかした「魔導体蒸発事件」がまだ会場に残っているのか、

ざわつきは続いていた。


ティオ「ユウト、あれはやりすぎ!!」

ミーナ「こ、壊れるとは思わなかったよ……」

ルカ「でもかっこよかった!」

シオン「……あれは絶対、新属性の萌芽」


(いや褒めてるのか怖がってるのかわからん……)


すると、試験官が大声で呼び出した。


試験官「全受験者、中央広場に集合!

 一次・二次試験の合格発表を行う!」


■ 合格発表会場


巨大な浮遊パネルが空中に展開し、

受験番号が次々と表示される。


F-117(ティオ)「……俺……あった!!」

F-120(ルカ)「私も!」

F-121(シオン)「……受かった」

F-119(ミーナ)「ひ……ひぁぁぁ! あったぁぁ!」


仲間全員、無事合格。


(よし……!)


そして俺の番号――

《F-118》


その横に、見慣れないマークが浮かぶ。


《合格:特待区分》

《観察対象:要面談継続》


(いや面談継続!?)


ティオ「ユウトのだけ文字多い!!」

ミーナ「た、特待クラス……?」

ルカ「すごーい!」

シオン「……特別扱いが加速してる」


(俺の意思どこ……?)


■ リリアも合格――当然“特待”で


《F-004:リリア・アークライト》

《合格:特待区分(上位ランク)》

《光属性特別推薦》


(うわ、上位ランク……さすがだ……

 てか推薦されてんの!?)


リリアは俺の方へ歩いてきた。


「ユウト、合格おめでとう。

 特待なんだってね。やっぱり……すごいよ」


俺「リリアこそ……上位ランクって……」


リリアは微笑みながら、

胸元につけている受験証を少し持ち上げた。


「光属性の適性が高いと、

 家から推薦が来るの。

 ……でも、それだけじゃないよ」


俺「?」


リリア「“あなたと一緒に学びたい”って思ったから、

 本気でがんばったの」


(あーーーーーーーーー!!!

 なんか距離近いし、言葉の破壊力が高い!!)


ティオ「なんだこの甘い空気!!」

ミーナ「リリアちゃん……ユウトにだけ距離近すぎ……!」

ルカ「お似合い!!」

シオン「……これは、恋だね」


(お前まで言うか……)


リリアは手を伸ばし、

俺の袖を軽く掴んだ。


「ねぇユウト。

 特待クラス、どうせ一緒だよね?」


俺「え、えっと……多分?」


「じゃあ――

 一緒にがんばろ?」


その笑顔は、

旅の終わりを告げるようで、

新しい物語の幕開けのようでもあった。


■ だが、ここで“第3章の核心人物”が動き出す


「ミナト・ユウトくん、少しよろしい?」


低い声がして振り返ると、

そこに立っていたのは――


黒衣の少女。


しかし今日は黒衣ではなく、

学園の公式制服「深紺の特級ローブ」を纏っている。


(ちょっと待て……そのローブって――

 “教員か、それに準ずる立場”じゃないと着れないやつ……)


少女「改めて名乗るわね。

 私は――アステル学園特級研究生

 “エリス・ヴァローナ”」


(研究生!?

 年齢近いのに研究生!?

 しかも特級!?)


エリスは俺を真っ直ぐ見つめて言った。


「ユウト、あなたの“欠片反応”は、

 学園でも最重要の観察対象よ。

 しばらく私が君の担当になるわ」


(え、担当って何!?

 俺の生活に関わるくらいの距離じゃない!?)


リリアがすぐに反応する。


リリア「ちょっと。

 ユウトは……特待クラスの受験者よ。

 “観察対象”ってどういう意味?」


エリス「あなたも光の天才として有名よ。

 でも――ユウトは“それとは別の枠”なの」


(おい、なんか物騒な言い方してるぞ)


リリアは一歩前へ出る。


「ユウトに危険なことがあるなら、

 私が――」


エリスは遮るように言った。


「あなたでは止められないわ。

 “欠片”は光ですら干渉できないもの」


リリアの表情が一瞬曇る。


(光でも止められない……?

 俺の魔力、いったい何なんだよ……)


エリスは続けた。


「ユウト、特待クラスに入ったら、

 まずは私の研究室に来て。

 “欠片”の安定化を行う必要がある」


俺「安定化……?」


エリス「目覚めが早すぎるのよ。

 このままだと……暴走するわ」


(暴走!?!?

 俺そんな危ない体になってんの!?)


リリアは俺の手を取った。


「大丈夫。私も手伝う。

 ユウトが危険なら……絶対助けるから」


(……うわ……

 心臓がめっちゃ痛い……

 リリアのこういうの、反則だ……)


ティオ「なんだこの三角関係の予兆!!」

ミーナ「ユウトくん……モテ期……?」

ルカ「リリア vs エリス、だね!!」

シオン「……ユウトを巡る戦争の始まり……」


(やめろ!!!)


エリスはリリアを横目で見つめ、

意味深に言った。


「光と“欠片”は……必ず衝突するわ。

 覚悟しておきなさい、アークライトの娘」


リリア「……望むところよ」


(なんか勝手にバチバチしてるぞ!?)

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