表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
幼児から始めるゆるゆる無双学園生活  作者: 蒼野湊
第2章 学園への道と最初の仲間たち

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

24/55

第24話 小都市クレイスへ――そして黒衣の少女、再び


 大牙熊を倒してから半日。

 俺たちは山道を抜け、

 次の目的地――小都市クレイスへたどり着いた。


クレイスはフェルナードよりやや小さいが、

城壁と門を持つ立派な中規模都市だ。


ティオ「おおっ! フェルナードより城壁が頑丈だ!」

ミーナ「なんか……空気が違う……!」

ルカ「人がいっぱい〜!」

シオン「魔力……ここ、整ってる……」


(学園方面に近づくほど、魔力濃度が整うのか……

 魔法都市が近い証拠だな)


 


■ 魔石売却で大金持ちに


 大牙熊の魔石(大)を

 クレイスの大型ギルドで査定してもらう。


鑑定士「ほぉぉ……状態が極めて良い……

 小傷も無し……!」


(あ、ルカが殴った衝撃で割れなかったの奇跡じゃね?)


鑑定士「これは……高値をつけざるを得ないな。

 ――105シルで買い取ろう」


(きたあああああ!!)


ティオ「お、おれたち……金持ち!!?」

ミーナ「すごい……すごい……」

ルカ「ご飯いっぱい買えるね!」

シオン「……装備、強くできる……」


(いや本当に、100シル超えは旅の子どもには破格すぎる)


 今の所持金は──

合計:113シル。


(これで学園までの旅には十分……

 いや、むしろ溢れるくらいだ)


 


■ 装備をアップグレード

● 防具屋《鉄風のアイゼンブリーゼ》へ


店主「坊主たち、顔つきが冒険者になってきたな!」


俺「少しだけ強い装備を買いたいです」


・ティオ → “軽鋼の短剣”(12シル)

・ルカ → “鉄縁バックラー”(10シル)

・ミーナ → “初級水晶杖”(8シル)

・シオン → “魔導安定リング”(12シル)

・ユウト → 指輪型の魔力増幅具(10シル)


(装備が整っていく……こういうの最高にワクワクする)


ティオ「これで魔獣なんて余裕だ!」

ミーナ「杖……手に馴染む……」

ルカ「盾、重っ! でもかっこいい!!」

シオン「ぼく……もう暴走しないかも……」


(油断は禁物だけどな)


 


■ クレイスの宿に宿泊


 宿はフェルナードより少し高級。

 子どもでも泊まれる落ち着いた雰囲気。


宿主の老夫婦「かわいい旅の子どもたちだねぇ。

 今日はゆっくり休むんだよ」


料金:1人4シル×5人 = 20シル


(まだまだ余裕……!)


夕食は肉入りのシチューにふかふかのパン。

昨日より明らかに豪華だ。


ティオ「うめぇ!!」

ミーナ「……おいしい……」

ルカ「肉ぜんぶ食べていい?」

シオン「光反射少ない……落ち着く……」


(都市ごとに宿の特徴が違って面白いな……)


 


■ そして――夜


 全員が ベッドに寝た頃。


しん……


 ふいに、窓の外で

黒い影 が揺れた。


(……来たな)


 窓がこんこんと叩かれる。


カン……カン……


ティオ「ん……? ユウト……?」


俺「静かに」


 そっとカーテンを開ける。


そこには、

昨日フェルナードで会った 黒衣の少女 が立っていた。


少女は窓越しに俺を見ると、

口を動かした。


(え……声じゃなくて“魔力”で直接伝えてきた!?)


少女《――話がある。外へ》


俺(外って……今、深夜だぞ!?)


 しかし、少女の魔力は一切敵意がない。

 むしろ……“何かを警告している”ような感覚。


(……行くしかないか)


 


■ 少年たちを置いて外へ


 俺は仲間を起こさないように

 そっと外へ出た。


暗い路地裏に、少女が立っている。


フードを少し上げ、

その瞳だけが月光に照らされた。


少女「来たわね、ユウト」


(……普通に喋った!?

 いやそれより名前呼び……なんで知ってる?)


俺「君……誰なんだ?」


少女は短く息を吐いた。


「――“予兆視プレモニション”の魔導士よ。

 近未来の魔力の流れが見えるの」


(おい待て、なんか急にヤバい設定きたぞ!?)


少女「あなたの魔力……“未分類”なのに、

 調整も、合成も、共鳴も……全部“鍵”になってる」


(鍵って何……!?)


少女はさらに近づき、

俺の胸にそっと指を当てた。


「――あなたを中心に、

 “七つの系統”が動き始める」


(七つ……?

 七属性……?

 学園の七天……?

 世界の七系統……?)


少女「だから学園で会いましょう。

 そこで全てが始まるわ」


少女の言葉は、

警告でもあり、期待でもあった。


そして、静かに続けた。


「あなたには――“選ばれる理由”がある」


(……選ばれる……?)


少女は踵を返し、暗闇へ消える。


最後に、振り返りながら。


「ユウト。

 ――強くなりなさい。

 あなたは、“中心”になる」


そう言って姿を消した。


(な……なんだよ中心って……!?

 どんだけ重要ポジションなんだ俺……)


胸がドクドクと鳴る。


(学園……絶対ただ事じゃない……

 リリア……シオン……仲間たち……

 みんなが巻き込まれる未来なのか?)


 不安と期待が入り混じりながら、

 俺は宿へ戻った。

続きを楽しみしていただいてありがとうございます。


次の投稿から1日1回になると思います。


お楽しみにお待ちください。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ