表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
幼児から始めるゆるゆる無双学園生活  作者: 蒼野湊
第2章 学園への道と最初の仲間たち

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

19/47

第19話 森の奥の“光跡”――新たな魔法使いとの遭遇


 パフィラを倒して魔石を初ゲットした俺たちは、

 森道を慎重に進んでいた。


(この先に“魔法を使った誰か”がいる……)


 空気にほんのり残る、光属性に近い魔力の粒子。

 リリアのものではないが、質はかなり良い。


(気になるな……)


ティオ「ユウト、まだ先に何かいるのか?」


「うん。魔法の跡がまだ温かい」


ミーナ「ひぃ……魔法って……強い人の……?」


ルカ「強い子だったら仲間にしたいね!」


(いやルカ、仲間集めの基準が雑すぎる)


 


■ 光の粒子が導く先へ


 森の奥へ数分。

 そこはぽっかりと木々が開けた小さな広場になっていた。


 そして――


「あっ……!」


 ミーナが小さく声を上げた。


 そこには、

 1人の少年 が座り込んでいた。


 年齢は俺と同じくらい、5〜6歳。

 髪は柔らかい銀色で、

 瞳は淡い水色に光っている。


 服装は旅装。

 胸元の紋章は……見覚えがある。


(あれ……“王都系の魔術師”の紋章じゃないか?)


 少年は地面に手をついたまま、肩で息をしていた。


「はぁ……はぁ……

 や、やば……またオーバーヒート……」


(お、同類の匂いがする……)


 


■ 声をかけてみる


「大丈夫?」


 少年はびくっと反応して顔を上げた。


「あ。

 ……だ、だれ?」


ティオ「ぼくらは旅の途中だ! 大丈夫か?」


ミーナ「け、けがしてるの……?」


ルカ「おなかすいてる?」


(聞くことバラバラ!!)


 少年は苦笑しながら言った。


「ぼくは……

 シオン・ルーミエル。

 家を出て、魔術の修行してるんだ」


(ルーミエル……?

 王都の有名な“魔力研究家一族”じゃないか!!)


 シオンの右手には魔法陣の描かれた小さな板。

 地面の焦げ跡。

 ほのかに残った光属性の粒子。


(さっきの魔力痕は……シオンのものか)


 


■ 少年シオンの問題点


「シオン、その……魔法が暴走したの?」


「うん……ぼく、“光属性A” なんだけど……

 魔力制御が全然うまくいかなくて……」


(光属性A……天才かよ

 でも暴走癖……俺と同じじゃねぇか)


ティオ「ユウトも小さい頃めっちゃ暴走してたんだぞ!」


(言うな!!)


ミーナ「い、今はすごく上手だよね……!」


ルカ「ユウトが教えてあげれば?」


(お前はすぐ俺を先生にするな)


 


■ シオンの事情


 シオンは小さく俯いた。


「ぼく、学園を受けるつもりだったんだけど……

 このままじゃ落ちるって言われて……

 だから、一人で旅して“制御できるようになろう”って……」


(なるほど……

 この子、努力型の天才なんだな)


ティオ「じゃあ一緒に行けばいいじゃん!」


シオン「えっ……ぼくも……?」


(そうか、ここで仲間追加は自然だな)


ミーナ「わ、私たち……まだ弱いけど……」


ルカ「でもユウトが強いから大丈夫!!」


(責任押しつけるな!!)


 


■ ここで“魔力共鳴”が起こる


 シオンが俺の手元を見た瞬間、

 目を見開いた。


「……きみ……魔力が……

 なんでそんなに“きれい”なの?」


(!?)


 シオンは俺の魔力を“視えるタイプ”らしい。


(リリアも視えた。

 この世界、天才は魔力視覚持ちが多いのか?)


 シオンは俺の手をそっと取る。


「ちょっと……だけ……いい?」


(いや幼児に手を握られるシーン多いな俺)


 シオンの魔力が微弱に流れてくる。


ぎゅ……

ぽわ………


 シオンの光属性と、俺の未分類魔力が

 一瞬だけ重なって――


ぱちっ!


「わっ……!」


 小さな火花が弾けた。


(……共鳴? 微弱だけど……)


 シオンは感動したように言った。


「すごい……!

 ぼくの魔力、安定した……」


(あ……俺の“魔力安定スキル”が作用したのか)


 


■ シオンが仲間入りを申し出る


「ねぇユウト……」


(来たな)


「ぼくも……いっしょに学園へ行っていい?」


(もちろん断る理由はない)


ティオ「よっしゃーー! 仲間増えた!!」


ミーナ「よ、よろしくね……シオン」


ルカ「魔法、いっぱい見せてよ!」


シオン「うん! ありがとう……!」


(……良い仲間になりそうだ)


 そして成長ログが動いた。


◆ 新メンバー加入 ◆

【シオン・ルーミエル】

・光属性Aランク

・天才魔法理論家の家系

・魔力暴走気味だが素質は最高


《パーティ協調度 +8》

《魔力共鳴:微リンク形成》

《シオンイベント:学園編で重要ルートに接続》


(学園でリリアとシオンが出会ったら……

 とんでもないことになりそう)


 


■ そしてもう一つのログが動く


◆ 特殊検知ログ ◆

《リリアの魔力反応:遠方で変動》

《現在位置:王都方面》

《再会まで残り:あと◯章》


(おい、“あと◯章”って雑すぎだろ!!

 でも……動いてるんだな、リリアも……)


 


■ こうして仲間は5人になった


ユウト(俺)

ティオ(脚速前衛)

ミーナ(癒し系補助)

ルカ(物理腕力タンク)

シオン(天才魔法使い)


(……なんか、強いパーティになってきたな)


 そして、俺たちは改めて歩き出す。


次の街、そして学園へ向けて。

本話もお読みいただき、ありがとうございました!


少しでも続きが気になる、と感じていただけましたら、

ブックマーク や 評価 をいただけると励みになります。


これからもどうぞよろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ