表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
幼児から始めるゆるゆる無双学園生活  作者: 蒼野湊
第1章 幼児無双の始まり

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

11/49

第11話 幼児、転がり魔術をやらされる(師匠が全力で転がす)


 翌朝。


 俺は庭の真ん中に寝かされていた。


(なぜ俺は“寝かされている側”なんだ……?)


 そしてその前に仁王立ちしているのは、

 伝説の魔術師バルド。


 ローブの裾をひるがえし、老人は杖を掲げた。


「よしユウト!! まずは――転がれ!!」


(雑!!)


 


■ 転がり魔術とは?


「バルド様……あの、“転がる”って……」


父さんが恐る恐る聞く。


「赤ん坊は自然と“ねんね→寝返り→ハイハイ”へ成長するじゃろ?

 あれは“身体と魔力が同期を始める最初の過程”なんじゃ!」


(初耳だよ!?)


「つまり、赤ん坊の転がりは初歩の魔術じゃ!

 魔力でそれを強化すれば、成長速度も跳ね上がる!!」


(なんその発想……!)


母さんは眉をひそめる。


「バルド様、危なくありません?」


「危ないからこそ効果が高い!!」


(危ないならやらせるなよ!!)


 


■ とりあえず転がされる幼児


「ユウト、準備じゃ!」


 言うが早いか――


 バルドは俺の肩と腰を同時にポンッと押した。


(ちょっ……!?)


 コロロロロロッ!!


「ぎゃあっ!?(※声は出てない)」


 見事に地面を転がされる。


父さん「大丈夫かユウトーー!!?」


母さん「草がついたわよ〜、ほら取るからね〜」


(温度差なんなの!?)


 


■ しかし転がった瞬間、ログが動く


◆ スキルログ ◆

《身体操作:転がり Lv1 解放》

《魔力流動性 +8%》

《原初魔術:流動型にシナジーが発生》


(ほんとに魔術に関係してるーーー!?)


 転がった瞬間、体の中の魔力が“流れやすく”なった感覚があった。


(赤ん坊の動き……魔力の回路を開くのか……?)


 ちょっと感動していたら――


 


■ バルド、さらにスパルタになる


「よし次!! 魔力を乗せて転がれ!!」


(いや無理無理無理!!)


「行けユウト!! 魔力ッ!! 転がりッ!!」


(呪文みたいに言うな!!)


 バルドは俺の背中に手をかざす。


 すると、魔力がほんのり流れ込んできた。


(え、注ぎ込まないで!?)


「さあ、行け!!」


 また押された。


 コロロロロロロロロッ!!


(うわああああああああ!!)


 しかも魔力が乗ったせいで速度が爆上がりしている。


 


■ 村人の視点


村人A「ユウトが高速で転がっとる!!」


村人B「なんだあれ!? 魔力転がり技か!?」


村人C「すでに特技持ってるのかあの子……!」


(やめて、俺の評価がどんどん妙な方向に……!!)


 


■ バルド、満足げ


「うむ!! いい転がりじゃ!!」


父さん「どこを評価してるんですか!?」


母さん「この子絶対、普通の育ち方しないわね……」


(母さん正しい……)


 


■ そして極めつけの一言


転がされ続けて疲れた俺を見ながら、

バルドは杖をポンと地面に突いた。


「ユウトよ……」


(なんだ師匠……)


「お前、将来――“回転魔術”も習得できるかもしれんぞ」


(回転魔術って何!?)


父さん「バルド様! それ強いんですか!?」


「高速回転しながら飛んでいく魔術じゃ」


(完全に危険物じゃねぇか!!!)


母さん「それ……必要かしら……?」


「もちろんじゃ。未分類の才能は“運動と魔力の融合”が得意なんじゃ!!」


(いや俺、別に回りたいわけじゃ……!!)


 


■ そして、ログがまた反応する


◆ 成長ログ ◆

《転がり魔術:基礎ルート登録》

→ 条件を満たすと新魔術が派生します


《魔力操作 Lv6 → Lv7》


(おい……ほんとに派生する気じゃん……!!)


 


■ バルドの宣言


「よし、今日から毎朝“転がり稽古”じゃ!」


父さん「ユウト……がんばれ……!」


(いや応援じゃなくて止めてくれ……!)


母さん「草でかぶれないように、敷物買ってこようね」


(母さんのサポート力が異常に高い)


バルド「明日は“起き上がり魔術”じゃ!!」


(なんだその聞いたこともない魔術!!)


 


■ 幼児の今日のまとめ


・転がされる

・高速で転がる

・村の地形がさらに微妙に変わる

・魔力流動性が上がる

・回転魔術のフラグが立つ

・師匠のテンションがバグってる

・父さんの胃が死にかけてる


(これはもう……学園行く前に主人公補正つきすぎでは?)

本話もお読みいただき、ありがとうございました!


少しでも続きが気になる、と感じていただけましたら、

ブックマーク や 評価 をいただけると励みになります。


これからもどうぞよろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ