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勇者ライルの口上

勇者って名乗れば、聞こえはいいだろ?

聖剣振り回して魔王を倒して世界を救い、王様から金銀財宝と姫のキスとそれ以上のモノをもらって引退、でもそんな絵本みたいな話は現実にはない。

俺たち勇者ってのは、まず「勇者資格」を取るところから始まる。

そして資格さえ取れれば、魔物を倒して得た素材も賞金も全部合法的に勇者が頂ける。

つまりこの資格と頭の使いようによっては危険を冒さず、しかも一財産が稼げる。

だから俺は、より安全で儲かるほうを選んだ。

だって命は一個しかないけど、金貨はポケットが破れるまでは何枚でも持てるだろ?

魔王討伐?ああ、そう言うのは真面目な連中に任せとくさ。俺は粗製乱造勇者世代の生き残りだ。

今日も俺たちのパーティーは、剣と魔法と腐った商売で日銭を稼ぐ。

勇者ライル・グレイモンドとその一味の生活費とちょっとした贅沢のための労働三昧、

……で、その仕入れ現場ってのがこれだ。


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