『王国創始記リバイバル』──建国千年の真実と地下迷宮の謎──

【全体あらすじ】春の穏やかな昼下がり、本好きの少年レイン・オリバー(15)は、歴史書『王国創始記リバイバル』に偶然出会い、心を奪われる。それは、千年前のアステニア王国建国の経緯を記した重厚な歴史書──のはずだった。だが、読み進めるうちにレインはその記述内容に疑問を抱き始める。それはやがて、王国の未来を揺るがす大事件へと繋がっていく……！

●伏線を随所に散りばめた、ほのぼの×シリアス展開の冒険ファンタジー！
●全五章構成予定。現在、物語は第二章の佳境へ──！

【各章のあらすじ】
★第一章【王宮訪問編】『王国創始記リバイバル』との出会いから十日後、レインのもとに国王陛下直筆の王宮招待状が届く。招待理由も分からぬまま不安を抱えつつ、レインは個性豊かな三人の幼馴染(剣術兄妹 & 草花大好き少女)とともに、王宮の門をくぐる。庶民が決して踏み入ることのできない王宮の奥深くで、彼らが目にするものとは？　そして、その招待に隠された国王陛下の真意とは……？

★第二章【王国陰謀編】レインと幼馴染たちは、王国政治の暗部──国王派と王弟派の権力争いに巻き込まれていく。そこには「宗教」をめぐる根深い対立が潜んでいた。王宮内で相次ぐ不審事件、王国議会をめぐる裏工作──。彼らは国王陛下から密命を受け、難局に立ち向かう……！


【本作に登場する書紀の説明】
★『王国創始記』全54巻：
　初代国王アルベルト・アステニアによる王国建国の歴史を書き記した"原典"。
　王宮文書館(通称：王宮地下迷宮)の最奥部に厳重に保管されている。

★『王国創始記リバイバル』全5巻：
　文書館長マシュー・コーネルが"原典"を再編集し、庶民向けに出版した歴史書。
　王国創始記の現代語訳的復刻版とも言える。