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永遠の孤独

舞台は明治、大正の小説家、文筆家の物語。

大ヒットしており、編集に作品をせがまれる日々。
だが…。

新聞連載や書籍も飛ぶように売れ、男には金もある。嫁もいる。子はまだだが、作りたいと考えてはいる。周りには男を褒め称える人で溢れ、幸せそうに見えた。

だが、男は孤独だった。

嫁は自分の作品の事は濁しているが、興味は無いのがすぐ分かった。周りだってそうだ。皆、自分が売れているからチヤホヤしているだけであり、男もそれでいいと思っていた。

なにより、作品を作る邪魔でしかないと思っていた。他人と話をする時間さえ、惜しかった。
作品を作る時、男は孤独だ。
内面と延々と向き合い、上澄みの一雫を静かに掬う。それを積み重ねて、積み重ねてようやく一つの作品が生み出される。

その苦労は他の誰にも分からない男だけの苦悩だ。物を作る人種しか理解し得ない永遠の孤独。

未だ、同じ狢に出会えた事は無かった。
第一話「先生」
2023/08/31 22:40
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