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EpisodeⅥ…興味津々
嬉しくないけどやりたい。やりたい。
……うん、やりたいな。
大丈夫、やるのは決まってるのだから。
ただ、ちょっと胸のあたりが……なんと言う? 浮き上がる? ちょっと違うかな。
「ふふ、どうです?」
「……何が?」
「パーティーって聞いて“ワクワク”してません? 頬が軽く緩んでます」
……無意識だった。そうか。”ワクワク“か。
考えたことなかったよ。知らなかったよ。
ということは、アルが教えてくれてなかったらずっと知らないままだったかな。
「私、部屋に戻るね」
「……あ、私も行きます!」
自室に戻ると言うと、アルがついてくるらしい。やっぱりアルは好きだなぁ。
「……いいよ、こう言うのもアルだけだから……ね?」
「ありがとうございます、私もですよ?」
アルが微笑んでくれる。
……いいね、素敵な笑顔だ。綺麗だ。
私には出来ない顔だ……私には。
存在さえ眩しすぎる。
そんな私にもアルは優しくしてくれる。
そんなようなことを考えながらも、部屋へ脚を進める。
ネタあああああああああああああああ((